あの春の日、手に取った花 編集版
私はだるい体をなんとか起こして階下に降りた。
あぁ………なんかもう、疲れた。もう少し寝ていたい……。
だけど、そうだ。恭と待ち合わせしてるんだった…。
私、それも忘れるくらい……。いつもちゃんとそれをしっかり覚えてて、だるいことなんか気にならなかったのに。
“はぁ…………、今日、仕事かぁ。嫌だなぁ”
でも、私は思ってしまった。
デートよりはましだって。
なんで私、最近そんなこと思ってしまうんだろう。
私は人と話すことが好きじゃない。
中学のときなんか、すっごい仲良いよって言える子はひとりしかいなくて。
そのことをあの人に言ったら、ひとりでもいるんだったら良いじゃないとどうでも良さそうに言った。
あの人の接し方は好きじゃない。まあ接し方以前に、存在自体が嫌いなんだけど。
私は人を完璧に好きになれない。
必ず、嫌なところが先に目に付く。
だから、友達ができないんだ。
だけど……私はお母さんに似て、可愛かった。
だから、高校が可愛い制服だったから、それが私に似合っていて、とても話しかけてくれる人が増えた。
それは人柄がいいとかじゃなくて、……多分、見た目を見てて楽しいからだろうけど。
だから、恭が私のどこを好きになったのか気になった。
まあ告白されてないし、恭が本当に私のこと好きで付き合ったのかなんて知らない。
後ろに恭の友達もいて、すごい不思議というか、気持ち悪い感じだった。
………。
いつも、朝はだるい。
“ん………、はぁ、作らなくちゃ”
キッチンへ行く。でも、その前にやらなければいけないことがあった。
ずっと凪ちゃんの施設にいたから、仕事のバッグ入れ替えてない……。
私はポケットに入れておいたスマホをバッグにぶち込んで、キッチンの隣りにある、ロッカーから制服を出した。
洗濯しておいて良かったぁ………。
過去の私に感謝しながら、またそれもぶち込んで、バッグのボタンをしめた。
朝ご飯作る時間はあるけど、お弁当を作る時間はなさそうだ。私は、適当に冷蔵庫の中から、サンドウィッチを出してきた。
苦手なマヨネーズが入っていたけど、今はそこは無視した。
さぁ!頑張ろ奏……!
あぁ………なんかもう、疲れた。もう少し寝ていたい……。
だけど、そうだ。恭と待ち合わせしてるんだった…。
私、それも忘れるくらい……。いつもちゃんとそれをしっかり覚えてて、だるいことなんか気にならなかったのに。
“はぁ…………、今日、仕事かぁ。嫌だなぁ”
でも、私は思ってしまった。
デートよりはましだって。
なんで私、最近そんなこと思ってしまうんだろう。
私は人と話すことが好きじゃない。
中学のときなんか、すっごい仲良いよって言える子はひとりしかいなくて。
そのことをあの人に言ったら、ひとりでもいるんだったら良いじゃないとどうでも良さそうに言った。
あの人の接し方は好きじゃない。まあ接し方以前に、存在自体が嫌いなんだけど。
私は人を完璧に好きになれない。
必ず、嫌なところが先に目に付く。
だから、友達ができないんだ。
だけど……私はお母さんに似て、可愛かった。
だから、高校が可愛い制服だったから、それが私に似合っていて、とても話しかけてくれる人が増えた。
それは人柄がいいとかじゃなくて、……多分、見た目を見てて楽しいからだろうけど。
だから、恭が私のどこを好きになったのか気になった。
まあ告白されてないし、恭が本当に私のこと好きで付き合ったのかなんて知らない。
後ろに恭の友達もいて、すごい不思議というか、気持ち悪い感じだった。
………。
いつも、朝はだるい。
“ん………、はぁ、作らなくちゃ”
キッチンへ行く。でも、その前にやらなければいけないことがあった。
ずっと凪ちゃんの施設にいたから、仕事のバッグ入れ替えてない……。
私はポケットに入れておいたスマホをバッグにぶち込んで、キッチンの隣りにある、ロッカーから制服を出した。
洗濯しておいて良かったぁ………。
過去の私に感謝しながら、またそれもぶち込んで、バッグのボタンをしめた。
朝ご飯作る時間はあるけど、お弁当を作る時間はなさそうだ。私は、適当に冷蔵庫の中から、サンドウィッチを出してきた。
苦手なマヨネーズが入っていたけど、今はそこは無視した。
さぁ!頑張ろ奏……!
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