犀園side
私は犀園神子。
私今日から神山高校の生徒になります！

？「姉ちゃん。今日入学式だろ？」
犀園「うん！翔くんも来てくれるよね？」
翔「え？俺も行くの？」
彼は犀園翔。私の愛しの弟！
中学3年生で絶賛反抗期。お姉ちゃん悲しい、でもそんな翔くんも大好き♡

犀園「え？来てくれないの？」
翔「………」
犀園「ねぇ翔くん〜」
翔「わかったよ！行くから」
？「僕もいくぅ〜」
犀園「昴くんっ！昴くんも来てくれるの〜？お姉ちゃん嬉しい！」
彼は犀園昴。私の愛しの弟！
小学1年生で可愛くて純粋！ずっとこのままでいて欲しいなと思う今日この頃

翔「姉ちゃん何時に出るの？」
犀園「8時だよ………ってもう8時過ぎてる！行かなきゃ！絶対来てね愛しい弟たち！」
翔「心配だな」
昴「うん、お姉ちゃんこけたりしないかな」

犀園「いっそげー！！」
ドンッ！
？「すんまへん。大丈夫ですか？」
犀園「いえいえ、こちらこそ大丈夫ですか？」
？「大丈夫です。俺急いでるんでいきますね」
犀園「はい……って私も急いでるんだった！」

ー神山高校ー
犀園「ここが神山高校…普通の高校だ」
？「当たり前だろ」
犀園「ッ！びっくりした〜翔くんっ！」
翔「姉ちゃんは何期待してたんだ？」
犀園「えーかわいい弟と……」
教員「入学生はこちらに来てくださーい」
犀園「ッお姉ちゃん行かなきゃ！また後で！！」
翔「う、うん」

ー体育館ー
校長「ーーーー。ーーーー！ーー。」
犀園（…話長いなぁ。そういえば愛しの弟たちはどこにいるのかしら？）
キョロキョロ
犀園（いた！！かわいい〜）

犀園（やっと入学式終わったー！私のクラスはえっと…）
犀園（…………ここどこ？私入学早々迷子になっちゃった！？気持ちを切り替えましょう。えっと…あの優しそうな人に聞いてみましょう！）
犀園「あの、1年C組ってどこにあります？」
？「ん？ああ、新入生か。C組なら向かって右の方にあるよ」
犀園「ありがとうございます、」
？「ええよ。困ったときはいつでも頼ってええからな」
犀園「はい……」
いやこの人顔死んでない？一切顔が動いてないっていうか無表情っていうか…まあ、優しそうな人で良かった！
？「君なんて名前なん？」
犀園「え！？ああ、犀園神子です。そちらは？」
神霊「俺は神霊零慈。よろしゅう」
犀園「神霊先輩、本当にありがとうございました！またどこかであったら！」
タッタッタ💨
神霊「あの子どっかであったことあるような…」

ー帰り道
犀園「今日は色々あったなぁ」
翔「姉ちゃんなんか嬉しそうじゃん。いいことあったの？」
犀園「いいことなのかどうかはわかんないけどイケメンにあったよ」
昴「イケメン？」
犀園「うん。神霊零慈先輩っていう人で、なんていうか美人？顔死んでるんだけど」
翔「顔死んでるイケメンとか、どういうことだよ」
犀園「ん〜でもあったら絶対顔死んでる関西弁美人イケメンだってなるよ？」
翔「新しい要素増えてるし……」
昴「会ってみたいなぁ」
犀園「すぐに会えそうな気がする…」
翔「？どういうこと？」
犀園「ただの予感だけど神霊先輩にはお世話になりそうっていうか…まあそんなことはどうでもいいのよ！早く家に帰りましょ」