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花音の秘密といじめ

#1


私は紫音(しおん)。小4。私には双子のお姉ちゃんの花音(かのん)がいる。自分で言うのもあれなんだけど、私たち双子は、頭もよく、可愛いことで人気だ。でも花音は器用で何でもできる。花音は図工が好きな教科の一つだ。でも私は物をそっと持とうとすると、いつもぐちゃぐちゃになってしまうのだ。図工も苦手。花音は、いつもサングラスをしていて、茶色い杖を持っている。そして、寝る時まで目を隠すために夏でもアイマスクをしている。でも目が見えない人は、白杖じゃなかったっけ。父と母に理由を聞いても、「ごめんね、理由は教えられないの。」って何回聞いてもこうだ。
ある日学校で、隣りのクラスのクラスメイトたちが「妹の目は普通なんだね。」とか「花音の目ヤバいよ。」とか言ってくる。私は、花音は何かの目の病気なのかと推測した。でも、なぜサングラスをしているのかが知りたかった。それを友達の陽菜乃(ひなの)ちゃんに相談した。陽菜乃ちゃんは大人しくて話を聞いてくれる。
陽菜乃「だったら、私と一緒に隣のクラス見に行かない?給食中なら湯気でくもるから流石にサングラスは外すかもよ。」という言葉にハッとした。花音はご飯を食べるときはサングラスを外しているが、別の部屋でご飯を食べているのを思い出した。
~次の日の給食の時間~
私たちは、理科の片づけの時間で遅れた。先に給食を食べておいたから、隣のクラスを見に行ける。隣のクラスに行くと、私は衝撃的なものを見た。お姉ちゃんの左目の瞳が青いのだ。あの色はまるで海の色みたいにきれいだ。そして何より驚いたのが、花音のクラスメイトが花音を馬鹿にしていたり、無視している。だから花音は一人で給食を食べている。私は驚いた。そして、私は怒りで倒れそうになった。あいつら、私の妹をいじめやがって!そんな気持ちを読み取ったかのように陽菜乃ちゃんが、「何なのよ!あいつら絶対許さない!明日叱り飛ばしてやるよ!」って怒っている。陽菜乃ちゃんも花音とも仲がいいから、すごい剣幕で怒っていた。
その夜、私は父と母に「花音は何で目の色が違うのを隠していたの?」と聞いた。父と母は、花音は生まれつき「オッドアイ」という目の色が違くて、花音が幼稚園のころ、オッドアイをからかわれたのがトラウマで、サングラスをしているらしい。私はこのことを聞くと、花音を馬鹿にした男子らに怒りがこみ上げてきた。
~翌日~
私は隣のクラスに入った。男子が「誰?」「花音の妹だ!」といっていた。私は花音を抱きしめた。
紫音「花音、今までの気づかなくてごめんね。」
その後、男子らを叱り飛ばした。「花音がオッドアイだからって、何でからかうの?じゃあアンタら、世界中の人が全員同じ性格や見た目だと思うの?」と言ったら、男子たちは謝ったが、私は許す気はさらさらない。でもこれからは、花音はサングラスをかけなくなった。花音にも、オッドアイが個性であることが分かったみたいだ。

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作者メッセージ

こんにちは。いちごみるくです。つまらなかったらごめんなさい。見てくださりありがとうございました。コメントくれたら嬉しいです。では次の小説をお楽しみにしてください。

2024/03/08 10:28

いちごみるく ID:≫.ptYgnZOMhWwk
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