昼は女子高生、夜は___の2つ持ちです
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『私、音駒に行く』
「え?」
「ちょちょちょっと待ってよ!○○!俺はそんなの認めてないからね!?なんで音駒!?東京じゃん!」
『えっ、...制服可愛いから』認める認めないとは?
「そんな理由で行かないで!青葉城西に来て!」
『え、ヤダよ』
「なんで!?」
『だって徹に関わるといいことないもん』まじでいいことない....
「例えば!?」
『一先輩が徹を狙って投げたボールがこっちに当たってくるし』
「うっ、」
『なぜか付き合ってるって勘違いされて、呼び出されるし』
「うっ...」
『それに、徹と同じ学校だと彼氏できない。』
「でっ、出来なくていいじゃん!!」
『私も青春ライフを楽しみたいんですけど、』
「そんなの俺とやれば...!」
『[漢字]徹[/漢字][ふりがな]あんた[/ふりがな]としてどうすんの。あと、もう進路希望出したし』
「えっ、何勝手に...!」
勝手に?私の人生はあなたのものだっけ?
『I decide my path(私の行く道は私で決める)』
「○○...」
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「はぁ〜...」
「なぁあれ何?」
「○○ちゃんにこっぴどく言われたらしい」
「ざまぁ」
「聞こえてるからね!?そんなに言われてないから!」
「でもお前と嫌って言われたんだろ?」
「そ...れは...」
「図星」
「図星だな」
「うっ...」
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『ここか』思ったより人居るな。まぁ東京だからか、
「お嬢さん、何処の部活に入るか決めてる?」
何だこれ新手のナンパか?いや制服着てるから勧誘?
『決めてませんけど...』
「良かったら男バレのマネージャーやんない?」
『あー...』
男バレかあ、そしたら透と敵同士笑 まあ入る予定もないし
『入ります』
「え、本当?」
『嘘つくと思ってるんですか?先輩』てか、この人頭どうした?
「まぁ入ってくれるの有難いわ。今時間ある?」
『ありますよ』
「んじゃ、体育館。居ると思うから」
えっ、嘘今から?だるい....
『...分かりました』
「あのさ、名前ってなんて言う?」
『●●○○です』
「ん、○○ちゃんね」
馴れ馴れしいっ...!
「俺は黒尾鉄朗」
『分かりました。"鉄朗先輩"』
「...!○○ちゃん、いい性格してるねー...」
『はは、褒め言葉として受け取っておきますー』
『あ、あと』
「何?」
『鉄朗先輩って作り笑顔、性格悪いですよね?』
「..○○ちゃんもだろ?」
『あっ、分かりますー?』
「まぁな、似たもの同士だからな」
『...[小文字]さぁ、似たもの同士ですかね[/小文字]』比べられるほどの人間じゃない
「え?」
『あっ、着きましたよ』
「あ、おう」
ガチャ 「"あっ"!黒尾さん!その子誰っスか!マネっスか!?」
「まぁな。まぁ、紹介するから並べー」
モヒカン頭.....
「●●○○です。北川第一出身です。座右の銘は『叩くなら折れるまで』ですニコッ(愛想笑い)」
「て、天使...」
「おいー、倒れるんじゃねぇ」
「結衣ちゃん作り笑顔...」
『鉄朗先輩うるさいですよ』作り笑顔じゃなきゃどう笑えと?
「...!黒尾さんいつのまにそんな仲に...!?もしかして彼女...!?」
『今日会ったばっかですよ、山本先輩』
「な、名前...今日俺は死ぬ...」
「北一って宮城じゃない?引っ越して来た?」
『あ、いえ夜久先輩。一人暮らしです。まぁある意味越して来ました』
「高一で一人暮らしか!?すげぇな!」
『いえ全然まだ家具もあまり届いてませんし』
「いや、お前さ」
『どうしました?鉄朗先輩」
「なんでお前、俺たちの名前知ってんの?」
あっ、気づいたな〜
「え...」
「確かに...」
「名字で呼ばれたわ...」
「まだ自己紹介もしてねーし、クラス表見たって誰が誰かわかんねーだろ。」
『おー!流石鉄朗先輩。』
「...試したか?」
『えぇ一応。』
『まぁ、名前を知ってるのは元々ここに入部しようと思ってたんで、事前に調べておいたんです』
「...どうやって?」
『ちょちょーいとプログラミングですよ』間違ってはない!
「ちょちょーいと、ねぇ?」
『あっ、なんなら全員の名前言って来ます?』
「...出来るならな」
『あははー』警戒されてる?
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『まず、MBの背番号1番 3年黒尾鉄朗先輩 好物 さんまの塩焼き』
『WS背番号2番 同じく3年海信行先輩 好物 海ぶどう』
『Li背番号3 3年夜久衛輔先輩 好物 野菜炒め』
『次が2年ー...』
「ちょ、ちょっと待った。マジで言うつもり?」
『え、はい』言わなきゃどうする
「好物まで知ってるとか恐ろしい...」
『あっ、時間取るので特徴と名前言って来ますね』
「えっ、おう...」
『モヒカン頭の山本猛虎先輩』
「モヒカン頭...」
『そして、さっきから影を薄めて逃げようとしてるプリン頭の孤爪研磨先輩』
「ギクっ」
「あっ"!研磨逃げんな!」
「ビクッ」
『好物があたりめの福永招平先輩』
「おぅ...」
『監督の猫又育史さん』
『コーチの直井学さん』
「...」
『あっ、新入生も当てましょうか?』
「やってみろよ」
『あはは、警戒されてますね』怖いなぁ...
『1年1組犬岡走くん』
『1年4組芝山優生くん』
『1年6組手白球彦くん』
『[小文字]あと1人、入れたい子がいるんだけどな...[/小文字]』灰原...
「お前、何者だ?」
『ただの女子高生ですよ』嘘だね...
『あっ、まぁただの女子高生ではなく、プログラミングが出来る女子高生ですかね?』
これも嘘、ただの女子高生なんかじゃない
「もうハッキングレベルだろ...」
『あ、まぁクラス探るために少し入りましたけどね』
「何処にだよ...」そんなの一つに決まってるじゃんね?
「まぁ、でも黒尾情報収集ができるマネって優良物件じゃね?」
「まぁ、確かにな...」
『物件なんですか...』ひどいな、扱いが
「とりま、マネの仕事誰か教えてやってくれ」
『あ、それなら大丈夫ですよ』
『前少しマネージャーをやってたので仕事の内容は分かってます』
「おう、そうか」
『それで、孤爪先輩。何か用でも?』
「え、」
『ずーっとコチラを見てらっしゃったでしょう?』
「...気づいてたんだね」
『お熱い視線だったのでねー』どうしたんだろ
「...あのさ、ゲーム好き?」
『...孤爪先輩より強い自信はありますよ』ゲームの話ねー
「...!知ってたんだね」
『まぁ、はい』
「...」
『よければ、ゲーム一緒にしませんか?』
「...!コクコク」
『ふふ、どのゲームにしましょうか』
「これは、最初簡単だけど途中からむずくなる」
『こちらは、倒すと味方が手に入りますよね』
「うん。でも1番は」
『これ。でしょう?』
「すごいね」
『私も好きなので』
「これはレベル上げも難しいから好き」
『分かります。』孤爪先輩とは気が合うかもな
「...なんか、あそこだけ盛り上がってね?」
「クソォ!研磨!もうマネと仲良くなってるなんて...!」
「山本、お前行っても喋れねーだろ」
「黒尾さん...」
『なんの話してるんですか?』
「うおっ!ビビった〜...」
『あっ、すみません』
「て言うか研磨を手懐かせるの早いな!」
『そうですか?話が盛り上がって...』
「しかも、無表情だと思ってたのに笑うと可愛い!」
『...え?なんて?』
「笑うと可愛い!」
『......はぁ!?』
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