二次創作
ハイキュー学園、全員集合!!
●●『どうしたの?口閉めなよ?』
文字通り、当時の僕たちは
唖然としていた
口閉めなよじゃなくて
閉まんねーんだよって
言ってやりたかった
でも子供ながらに衝撃的すぎて
なんか違う人間じゃない…そうだな…
…地球外生命でも見ている
ような気分に見舞われた感じ
まぁ、物珍しいかったというか
変人だったというか
山口「あ、あの…えっと…」
山口「…助けてくれてありがとう!!」
●●『!!』
●●『礼はフヨー!!』
●●『なんたってわたしは
悪を許さんセーギの
ヒーローなのだ!!』
月島「…」
変人だった。
●●『何その顔?』
月島「…憧れちゃった
系にもほどがあるでしょw」
●●『なっ…!!』
●●『このおんしらず!!』
月島「礼は不要じゃないのかよ」
月島「あとぼくは頼んでない」
●●『ぐ…ぐぬぬ…』
月島「ドヤァ」
山口「はわわわ…」
バカで夢見がちな女の子、初めて
会ったばっかなのに口喧嘩は
途絶えないしもう会うことも
ないと思ってた…
…思ってたのに
翌日
山口「ツッキーツッキー!!
さっきねさっきね!!」
月島「うるさいよ山口」
[太字][大文字]ドンッ!![/大文字][/太字]
●●『あっ、ごめ…って昨日の!!』
月島「げっ…」
●●『げっ…ってなんだよ!!』
月島「なんでここにいるわけ…」
●●『だってわたし2組だもん』
月島「えぇ〜…」
山口「となりのクラスだとは…」
●●『なんで気付かないの?
実はばかやろーなの?』
[大文字][太字]フギュィィ…[/太字][/大文字]
●●『いたいいたい!!つかむな!!
頭割れるっ!!はげる!!!』
●●『ツッキーのばか!!
はげめがねごりら!!』
月島「ツッキーって呼ぶな!!
あとぼくははげてない!!」
山口「ちょちょ…!!
だめだよツッキー…!!」
月島「…」
●●『…あー、割れる
かと思ったー…』
●●『つーか、ツッキーって
いうなっていうなら
名前教えとけ!!』
月島「何をえらそうに…」
月島「ぼくの名前は―――」
[大文字][太字][大文字]キーンコーンカーンコーン[/大文字][/太字][/大文字]
山口「まずい、予鈴なっちゃった!!」
●●『うげっ、怒られる
のはカンベン!!』
月島「いや足早っ!?」
それからというもの、事あるごとに
●●とは関わりがあった
もはや家すら近所だった
親同士もめちゃめちゃ仲良くなるし
必然的に僕達の一緒にいる
頻度は高くなってった
いつもの公園のいつもの場所で
それがいつもの場所のいつもの合言葉
でも毎回毎回そこってわけじゃなくて
極たまにの長休みに少し遠くに
行ってみて少し広い公園であそんだり
公園の近くにある
今じゃあんまり見なくなった駄菓子屋
なんか寄ってみて、今じゃ
しょうもないけど当時はそれが
意外と冒険みたいで楽しかったらしい
その少し遠くの公園こそ
さっき通った公園だった
見覚えはぼやぼやとあって
たった今確信に変わった
…そして当時、僕は周りの人間
みんな格好悪くてバカに見えてて
友達が多かったわけじゃなかったから
山口が風邪拗らせて1人だった時があった
別に嫌ではなかった
気にしたら負けだと思ってた
でも、アイツは声をかけてきた
いつもなら山口に声をかけるのに
山口から声をかけるのに
●●は僕の手を引いた
その日僕はいつもより静かな公園で
話題も特になかったし聞いてみた
月島「…ねぇ」
●●『?どったん?』
月島「なんで君は
あんなこと言うの」
月島「笑われるって分かるじゃん」
月島「なのに…なんで…」
●●『あんなこと?』
月島「…その…ヒーローとか
どうたらって…」
●●『あー!!』
月島「…で、なんでなの」
●●『…うーん、なんでか…』
●●『…わたしそんなに難しい
ことは分からないし
蛍みたいに言葉も
しらないけど…』
●●『…誰かに笑顔でいてほしいって
思うことはだめなことかな』
月島「…」
●●『ずっと前にね、理由は
わすれちゃったけど
おかあさん、泣いてたの』
●●『そのときから誰かが
悲しかったり苦しかったり
怒ってたりする顔
みて吐き気がする
ようになったの』
●●『わたしがやらないと
きっとずっと
悲しいんだって』
●●『周りはそれをみえない
ふりするから』
●●『わたしが笑ったらふしぎと
みんなにこってなるの』
●●『だからまずはわたしが
笑わないといけないの』
●●『それで気づいたんだ』
●●『いつも笑顔で誰かを
たすけるのが
ヒーローと同じだって』
●●『だからわたしはずっと笑うの』
●●『ずっとみんなの
ヒーローになりたいの』
●●『…ほんとは蛍にも笑って
ほしかったけど蛍の
ヒョージョーキン
ガチガチすぎて
だめだった〜』
月島「誰がガチガチだ!!」
●●『怒んないでってば』
●●『ほら、笑お!!』
月島「…!!」
風が吹き抜ける夕焼けで
オレンジ色の公園の
ジャングルジムの頂上
君は振り返って僕と目を合せる
そんな君の笑顔はとても輝いていて
それと同時に触れればすぐ
壊れてしまそうな華奢なものだった
あんな話を聞いたときから
そんな君を見たときから僕は
君のことが…いや…なんでもない
でもこの関係はいつまでも続かなかった
●●が転校することになった
山口「ねぇなんでいきなり転校なんて!!」
●●『親のツゴーで
引っ越すからだよ』
山口「嫌っていわなかったの!!」
●●『…いってない』
山口「なんで!!」
●●『…』
そのとき君はずっと背中を向けてた
早歩きで僕達から逃げてた
それに、僕は言わなかった理由を
知っているから余計止められなかった
きっと、困らせたくないとか
そういう魂胆だろう
そんな君に声をかける勇気なんて
僕にはなかった
そのうち●●は走り去ってしまった
そのまま最後の最後まで顔を合わせず
泣きじゃくる山口横目に
拳握りしめて君は行ってしまった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そうだ、確かにそんなことがあった
確かにおかしかった
●●がうちの学園に来たとき
初めましてのはずなのに
少し意識してしまった
それはもしかしたら心の何処かで
アイツが○○●●だ
っていうのが分かっていたから
なのかもしれない
しばらく●●のお母さんの
話して僕達は家路に戻った
文字通り、当時の僕たちは
唖然としていた
口閉めなよじゃなくて
閉まんねーんだよって
言ってやりたかった
でも子供ながらに衝撃的すぎて
なんか違う人間じゃない…そうだな…
…地球外生命でも見ている
ような気分に見舞われた感じ
まぁ、物珍しいかったというか
変人だったというか
山口「あ、あの…えっと…」
山口「…助けてくれてありがとう!!」
●●『!!』
●●『礼はフヨー!!』
●●『なんたってわたしは
悪を許さんセーギの
ヒーローなのだ!!』
月島「…」
変人だった。
●●『何その顔?』
月島「…憧れちゃった
系にもほどがあるでしょw」
●●『なっ…!!』
●●『このおんしらず!!』
月島「礼は不要じゃないのかよ」
月島「あとぼくは頼んでない」
●●『ぐ…ぐぬぬ…』
月島「ドヤァ」
山口「はわわわ…」
バカで夢見がちな女の子、初めて
会ったばっかなのに口喧嘩は
途絶えないしもう会うことも
ないと思ってた…
…思ってたのに
翌日
山口「ツッキーツッキー!!
さっきねさっきね!!」
月島「うるさいよ山口」
[太字][大文字]ドンッ!![/大文字][/太字]
●●『あっ、ごめ…って昨日の!!』
月島「げっ…」
●●『げっ…ってなんだよ!!』
月島「なんでここにいるわけ…」
●●『だってわたし2組だもん』
月島「えぇ〜…」
山口「となりのクラスだとは…」
●●『なんで気付かないの?
実はばかやろーなの?』
[大文字][太字]フギュィィ…[/太字][/大文字]
●●『いたいいたい!!つかむな!!
頭割れるっ!!はげる!!!』
●●『ツッキーのばか!!
はげめがねごりら!!』
月島「ツッキーって呼ぶな!!
あとぼくははげてない!!」
山口「ちょちょ…!!
だめだよツッキー…!!」
月島「…」
●●『…あー、割れる
かと思ったー…』
●●『つーか、ツッキーって
いうなっていうなら
名前教えとけ!!』
月島「何をえらそうに…」
月島「ぼくの名前は―――」
[大文字][太字][大文字]キーンコーンカーンコーン[/大文字][/太字][/大文字]
山口「まずい、予鈴なっちゃった!!」
●●『うげっ、怒られる
のはカンベン!!』
月島「いや足早っ!?」
それからというもの、事あるごとに
●●とは関わりがあった
もはや家すら近所だった
親同士もめちゃめちゃ仲良くなるし
必然的に僕達の一緒にいる
頻度は高くなってった
いつもの公園のいつもの場所で
それがいつもの場所のいつもの合言葉
でも毎回毎回そこってわけじゃなくて
極たまにの長休みに少し遠くに
行ってみて少し広い公園であそんだり
公園の近くにある
今じゃあんまり見なくなった駄菓子屋
なんか寄ってみて、今じゃ
しょうもないけど当時はそれが
意外と冒険みたいで楽しかったらしい
その少し遠くの公園こそ
さっき通った公園だった
見覚えはぼやぼやとあって
たった今確信に変わった
…そして当時、僕は周りの人間
みんな格好悪くてバカに見えてて
友達が多かったわけじゃなかったから
山口が風邪拗らせて1人だった時があった
別に嫌ではなかった
気にしたら負けだと思ってた
でも、アイツは声をかけてきた
いつもなら山口に声をかけるのに
山口から声をかけるのに
●●は僕の手を引いた
その日僕はいつもより静かな公園で
話題も特になかったし聞いてみた
月島「…ねぇ」
●●『?どったん?』
月島「なんで君は
あんなこと言うの」
月島「笑われるって分かるじゃん」
月島「なのに…なんで…」
●●『あんなこと?』
月島「…その…ヒーローとか
どうたらって…」
●●『あー!!』
月島「…で、なんでなの」
●●『…うーん、なんでか…』
●●『…わたしそんなに難しい
ことは分からないし
蛍みたいに言葉も
しらないけど…』
●●『…誰かに笑顔でいてほしいって
思うことはだめなことかな』
月島「…」
●●『ずっと前にね、理由は
わすれちゃったけど
おかあさん、泣いてたの』
●●『そのときから誰かが
悲しかったり苦しかったり
怒ってたりする顔
みて吐き気がする
ようになったの』
●●『わたしがやらないと
きっとずっと
悲しいんだって』
●●『周りはそれをみえない
ふりするから』
●●『わたしが笑ったらふしぎと
みんなにこってなるの』
●●『だからまずはわたしが
笑わないといけないの』
●●『それで気づいたんだ』
●●『いつも笑顔で誰かを
たすけるのが
ヒーローと同じだって』
●●『だからわたしはずっと笑うの』
●●『ずっとみんなの
ヒーローになりたいの』
●●『…ほんとは蛍にも笑って
ほしかったけど蛍の
ヒョージョーキン
ガチガチすぎて
だめだった〜』
月島「誰がガチガチだ!!」
●●『怒んないでってば』
●●『ほら、笑お!!』
月島「…!!」
風が吹き抜ける夕焼けで
オレンジ色の公園の
ジャングルジムの頂上
君は振り返って僕と目を合せる
そんな君の笑顔はとても輝いていて
それと同時に触れればすぐ
壊れてしまそうな華奢なものだった
あんな話を聞いたときから
そんな君を見たときから僕は
君のことが…いや…なんでもない
でもこの関係はいつまでも続かなかった
●●が転校することになった
山口「ねぇなんでいきなり転校なんて!!」
●●『親のツゴーで
引っ越すからだよ』
山口「嫌っていわなかったの!!」
●●『…いってない』
山口「なんで!!」
●●『…』
そのとき君はずっと背中を向けてた
早歩きで僕達から逃げてた
それに、僕は言わなかった理由を
知っているから余計止められなかった
きっと、困らせたくないとか
そういう魂胆だろう
そんな君に声をかける勇気なんて
僕にはなかった
そのうち●●は走り去ってしまった
そのまま最後の最後まで顔を合わせず
泣きじゃくる山口横目に
拳握りしめて君は行ってしまった
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そうだ、確かにそんなことがあった
確かにおかしかった
●●がうちの学園に来たとき
初めましてのはずなのに
少し意識してしまった
それはもしかしたら心の何処かで
アイツが○○●●だ
っていうのが分かっていたから
なのかもしれない
しばらく●●のお母さんの
話して僕達は家路に戻った