味方はいないと思っているあなたへ届きますように。
「それでは、男女二人はいるように、班決めを始めてください」
学級委員の指示で、みんなが動き出す。
わたしは梨温の方に体を向ける。だって、この前約束したもん!
「ゆーずっ、組も組も~」
梨温から来てくれた。うれしいっ
「梨温ちゃんっ!梨温ちゃんは春桜と一緒の班だもんね~!」
春桜ちゃんがもう決まったかのように梨温に近づき、腕を絡めている。
「えっ…?」
今、春桜ちゃん、わたしを見て笑わなかった?しかもただの笑いではなくて、勝ち誇ったような笑いだったような…
なんか悔しい。何これ、や、ヤキモチ?嫉妬?
「柚歌~、班、俺らとならねぇ?」
背後から声がする。あ、[漢字]陸空[/漢字][ふりがな]りく[/ふりがな]だ。その隣には[漢字]海斗[/漢字][ふりがな]かいと[/ふりがな]もいる。二人とは、幼稚園の頃からの幼馴染みだ。お互いの家には、6年になった今でも行き来してるし、もともと親同士が仲良かったから、もう兄弟的な関係になっている。
「うん、いいよ~!」
男女二人ずつは必要だって言ってたし、むしろ陸空と海斗くらいしか仲いい男子いないし…悲しっ
「あ、ゆずちゃん、ちょっと来て~」
春桜ちゃんに呼ばれた。なんかいやな予感しかしないんだけど。
[太字]「ねぇ!なんで、梨温ちゃんとまだくっついてんの?梨温ちゃんは忙しいの!あんたなんかといる時間がもったいないの!わかる?梨温ちゃんは春桜のなんだけど!?」[/太字]
「え?春桜ちゃん、何言ってるの?」
確かに、梨温はクラスの中心的存在。みんなと仲いいけど、別に春桜ちゃんのっていうのは違う気がする…
「だからぁ…」
春桜ちゃんがイライラしたように言う。
[太字]「これ以上梨温ちゃんと一緒に居ないで!!」[/太字]
わたしは、ものすごく、パニックになっていた。
学級委員の指示で、みんなが動き出す。
わたしは梨温の方に体を向ける。だって、この前約束したもん!
「ゆーずっ、組も組も~」
梨温から来てくれた。うれしいっ
「梨温ちゃんっ!梨温ちゃんは春桜と一緒の班だもんね~!」
春桜ちゃんがもう決まったかのように梨温に近づき、腕を絡めている。
「えっ…?」
今、春桜ちゃん、わたしを見て笑わなかった?しかもただの笑いではなくて、勝ち誇ったような笑いだったような…
なんか悔しい。何これ、や、ヤキモチ?嫉妬?
「柚歌~、班、俺らとならねぇ?」
背後から声がする。あ、[漢字]陸空[/漢字][ふりがな]りく[/ふりがな]だ。その隣には[漢字]海斗[/漢字][ふりがな]かいと[/ふりがな]もいる。二人とは、幼稚園の頃からの幼馴染みだ。お互いの家には、6年になった今でも行き来してるし、もともと親同士が仲良かったから、もう兄弟的な関係になっている。
「うん、いいよ~!」
男女二人ずつは必要だって言ってたし、むしろ陸空と海斗くらいしか仲いい男子いないし…悲しっ
「あ、ゆずちゃん、ちょっと来て~」
春桜ちゃんに呼ばれた。なんかいやな予感しかしないんだけど。
[太字]「ねぇ!なんで、梨温ちゃんとまだくっついてんの?梨温ちゃんは忙しいの!あんたなんかといる時間がもったいないの!わかる?梨温ちゃんは春桜のなんだけど!?」[/太字]
「え?春桜ちゃん、何言ってるの?」
確かに、梨温はクラスの中心的存在。みんなと仲いいけど、別に春桜ちゃんのっていうのは違う気がする…
「だからぁ…」
春桜ちゃんがイライラしたように言う。
[太字]「これ以上梨温ちゃんと一緒に居ないで!!」[/太字]
わたしは、ものすごく、パニックになっていた。
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