味方はいないと思っているあなたへ届きますように。
「はぁ…」
わたしは朝から気が重かった。
昨日の梨温と春桜の会話を思い出すと、頭がズキズキと痛んだ。たぶん、心は今、ボロボロだ。
教室の前まで来た。入りたくないな…
ガラガラガラ 扉を開ける。
何か、気配を感じた。後ろを向く。あ…
「ゆずちゃん!おはよ~!!」
「さ、さくらちゃん!?お、おはよう…」
「もぉ、なんて暗い顔してるの?せっかくの可愛い顔が台無しだぞっ」
春桜がバチッとウインクをしてくる。
絶対自分の方が可愛いって思ってるくせに…完璧なお世辞だ。
「じゃ、じゃあ、わたし、支度するね」
そう言って、席に着いた。今すぐ、春桜から離れたかったからだ。
「あ!おはよぉぉぉぉぉ!!!りおんちゃん!!!久しぶりぃぃぃ!!」
春桜が廊下を走って、梨温に抱きついた。久しぶりって、昨日も会ってただろう。
「あはは、大げさだよ~昨日もあったでしょ~」
「「あ、」」
梨音と、声が重なってしまった。慌ててわたしはそっぽを向く。梨温たちの方、見過ぎたかな…
「ゆーずっ!おはよっ」
「え…?」
真横に、梨温がいた。
「え、じゃないよぉ!ゆず!いつもの笑顔、みせてよ」
梨温が話しかけてきた。いや、こんな言い方はだめだ。話しかけてくれた。
あれ、前は、話して当たり前だったのに、今は話かけられてレア、みたいになってる。おかしいな…
わたしはまだ、春桜から、復讐を受けるなんて、知る由もなかったのだ…
わたしは朝から気が重かった。
昨日の梨温と春桜の会話を思い出すと、頭がズキズキと痛んだ。たぶん、心は今、ボロボロだ。
教室の前まで来た。入りたくないな…
ガラガラガラ 扉を開ける。
何か、気配を感じた。後ろを向く。あ…
「ゆずちゃん!おはよ~!!」
「さ、さくらちゃん!?お、おはよう…」
「もぉ、なんて暗い顔してるの?せっかくの可愛い顔が台無しだぞっ」
春桜がバチッとウインクをしてくる。
絶対自分の方が可愛いって思ってるくせに…完璧なお世辞だ。
「じゃ、じゃあ、わたし、支度するね」
そう言って、席に着いた。今すぐ、春桜から離れたかったからだ。
「あ!おはよぉぉぉぉぉ!!!りおんちゃん!!!久しぶりぃぃぃ!!」
春桜が廊下を走って、梨温に抱きついた。久しぶりって、昨日も会ってただろう。
「あはは、大げさだよ~昨日もあったでしょ~」
「「あ、」」
梨音と、声が重なってしまった。慌ててわたしはそっぽを向く。梨温たちの方、見過ぎたかな…
「ゆーずっ!おはよっ」
「え…?」
真横に、梨温がいた。
「え、じゃないよぉ!ゆず!いつもの笑顔、みせてよ」
梨温が話しかけてきた。いや、こんな言い方はだめだ。話しかけてくれた。
あれ、前は、話して当たり前だったのに、今は話かけられてレア、みたいになってる。おかしいな…
わたしはまだ、春桜から、復讐を受けるなんて、知る由もなかったのだ…
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