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二次創作
【今んとこ復活】青い監獄のマネは超無気力らしい

#28





糸師 冴「…今日メイクしてんだな」
 なんで気づくんだ、やっぱアスリートって目良いのかな。
●●『されたの』と、サングラスをかけながら言う。
糸師 冴「…あっそ」
 似合ってるよ、くらい言えないのかよ。お世辞でも((


糸師 冴「似合ってるな」
●●『え…………』







●●『頭打った??』
糸師 冴「わかった二度と褒めねえ」
●●『ごめんて』
●●『てゆーか、どこ行くの』
糸師 冴「着いたらわかる」
●●『…』
 愛想とかねえのかよマジで…。
 まあ私が言えたことじゃないか。
●●『(生きて帰れるといいなぁ…)』



糸師 冴「着いたぞ」
●●『んー』
 車が止まり、窓の外を見る。

 …いやどこだここ。

●●『…すい、ぞくかん?』と看板の文字を読み上げる。
糸師 冴「ああ、水族館」
●●『水族館…✨️』
 動物園はあまり好かないが、水族館は小さい頃から好きなのだ。
 そういや最近行ってなかったなぁ…中1のときが最後か…。

糸師 冴「ん」
●●『…?なに』
 車から降りようとすると、先に降りたらしい冴が手を差し伸べていた。
 首を傾げると、焦れったそうにする。
糸師 冴「…手、出せ」
●●『手…?』
 言われるがままに手を重ねる…と、ぎゅっと握られた。そのままぐっと引っ張られ、車を降りる。

 言葉足らずにも程があるわ←特大ブーメラン
●●『ん、ありがと』
糸師 冴「別に」
 ホント可愛くないやつ…。




 少し歩いて水族館の入り口へ来た。
 でっっっか…。
糸師 冴「国内最大級らしいぞ、ここ」
●●『ふーん…』
糸師 冴「…水族館、嫌いだったか?」
●●『ん?いや全然…むしろ好き』
 子供の頃の思い出に、自然と柔らかい表情になる。
 …やばいキモかったかな
糸師 冴「…なら良い」
●●『…もしかして、気にしてくれた?』
糸師 冴「…フイッ」
 あ、目逸らした。
 案外良い奴なのか?この下まつげ。

糸師 冴「…お前、歩くの遅ぇ」
●●『はっ倒すぞ』
 前言撤回、全然良い奴じゃない((
 どう考えてもお前が速ぇのが悪いんだよ、サッカーバカが。


何だかんだで入館し、早速回り始める。

糸師 冴「どこ行きたい」
●●『…サメ、見たい』
糸師 冴「お前意外と尖ったやつ好きなんだな」
●●『悪いか』
糸師 冴「別に」
 ふっと微笑む冴。

 えっ、お前の表情筋に笑うなんて動きあったんだ…((

 即座にスマホの天気アプリを開く。
糸師 冴「何してんだお前」
●●『いや、今から嵐かなと思って』
糸師 冴「…………」
ググググ…
●●『痛い痛い痛い頭割れる』

 くそ…私の頭を指圧マッサージしてんじゃねえよ…((
 

糸師 冴「ほら、サメ行くぞ」
●●『ん』
 さっきより少し早足で歩く。
 また遅ぇとか言われたらホントにはっ倒す((
糸師 冴「…いい、俺に合わせなくて」
 キツイだろ、と付け足される。
 …少しムカついたが、ここは下まつげの優しさに甘んじよう。
●●『…先行くなよ?』
 こんな大迷宮、絶対に1人じゃ出られない。
糸師 冴「わかってる」


糸師 冴「…ここじゃね」
●●『お、』
 その声に立ち止まる。


 水槽でっか…。
 あれか、巨大水槽とかいうやつか。
 
 小さな魚の、大きな群れを目で追う。
 
糸師 冴「…あ、いた」
●●『…!!』
 冴の視線の先を辿ればそこにはサメが。


 ちっさ((

糸師 冴「子供のサメらしいぞ」
●●『へえ…』

 子供…

 え、可愛い((


 少し水槽に近づいてサメを眺める。

糸師 冴「…美味そ」
●●『お前どこに倫理観落としてきた?((』

 水族館で1番言っちゃダメだろ、それ。
 回らない寿司でも行ってろよ金持ちが。


 なんか悲しくなってきた…((←金欠

●●『…あ、あっちにシーラカンス展示されてるって』
糸師 冴「行くか?」
●●『行く』


 シーラカンスの模型が鎮座している場所に来る。
●●『…かわい』
糸師 冴「お前って感性ズレてんのか」
●●『人それぞれでしょーが』
糸師 冴「いや、そうだけど…」

 しばらく無言でシーラカンスの模型を見る。
 
 ホント、不思議な生き物だよなぁ…。

糸師 冴「…シーラカンスって、」
●●『…また美味そうとか言ったらはっ倒すよ』
糸師 冴「違ぇよ。…シーラカンスって幸せを呼ぶ魚って言われてるらしいぞ」
●●『そうなの?』



●●『…この見た目で?』
糸師 冴「お前がはっ倒されろよ((」
 ここに書いてある、と冴が指さした水族館の案内を見る。
 おお、マジだ。
●●『…これ食べたら幸せになるんじゃないの』
糸師 冴「ぜってー美味しくないと思うけどな」
●●『そこ?笑』
 美味しさの話じゃないだろ、と思わず笑ってしまった。
糸師 冴「…………」
●●『…え、なに』
 あっやばいうるさかったのかもしれない。
 あわてて緩んだ口角を戻す。
●●『うるさかった…?』
糸師 冴「違ぇよバカ。…次行くぞ」
●●『はぁ?…はーい』

 意外と淡々と進んでくなぁ…。


 先に歩き出した冴の背中を追いかけながら、私はそう思った。





………案外楽しんでるとか、言わない。

作者メッセージ

この小説を書いてる時は基本気分がいい時です。
ホント、他の小説に比べて平和だと思います。

2025/11/25 07:40

Ariadne ID:≫ 21wZBxLeuknvc
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