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登場人物が死ぬ描写があります。
そして、話が進むにつれて過激な表現が含まれますのでさらにご注意ください

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果実戦争

#8

ep8 熱風の男①

今、二人の男が向き合っている。

二人がいる道は木が生い茂っている道、周りからは姿が見えない。
その状況がケイトを緊張に追い込む。

能力を使い、上空にいる男は地上のケイトに向かって右足を突き出している。その様子を見る限り、蹴りの態勢をとっているみたいだ。

「さて…今からお前を、骨むき出しのチキンにしてやるッ!」

男は勇ましく吼えた。

そのとき、熱風が吹き荒れ、蹴りの態勢のまま男の体が斜めに急降下した。それはまさしく、風の力が組み合わさった[太字]飛び蹴り[/太字]。

飛び蹴りの向かう先はもちろんケイト。腕を前で交差させて防御の姿勢をとる。

しかし、その飛び蹴りの威力は強烈だった。

飛び蹴りを食らったケイトは防御の姿勢のまま、ローラーシューズで滑るみたいに後ろへ滑っていく。

(……強ェ……アイツの能力…あと何発か食らったらマズいな……)

飛び蹴りを食らわせたコレンゲは、絶対に仕留めんばかりと再び空中飛び蹴りの態勢をとった。

そして、再び強烈な飛び蹴りを食らった。

(………このまま攻撃を受けてばかりじゃ絶対に勝てない……なにか、飛び回るアイツを倒す良い方法はないか…?)

ケイトは敵を倒す方法を考えてるうちに、もう飛び蹴りを五発も食らってしまっていた。

だが、ケイトはただ飛び蹴りを受けているだけではなかった。

(……少しだが……アイツの飛び蹴りの感覚が分かった……アイツは背後をとってくる……その隙を突いて[漢字]水弾[/漢字][ふりがな]みずだん[/ふりがな]をブチこめば……)

しかし、現実は上手くいかない。
感覚が掴めたとしても、あまりの速度に体が反応できず飛び蹴りを食らってしまう。

体に何発も食らってしまったことで、全身を痛みが襲う。

(ヤバい………このままだと[太字]始末[/太字]される!)

ケイトは底知れぬ死の危機を感じたのだった。

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作者メッセージ

多分だけどこれから長くなるかも…
コメント大歓迎です!

2024/05/14 22:02

ドレミファ・ソラティド ID:≫0ps3WYcXMbb36
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