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登場人物が死ぬ描写があります。
そして、話が進むにつれて過激な表現が含まれますのでさらにご注意ください

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果実戦争

#42

ep42 盗賊、『暴行る』

[中央寄せ]時刻:8月18日11時45分
場所:くろめだか駐車場[/中央寄せ]

灰色の駐車場から始まった戦いは、今、[太字]匡斌の勝利[/太字]に終わった。
本気で殴られた男は、後頭部の強い衝撃に意識を失い倒れている。

男の意識が消えたからなのか、青い風船が凛々しく破裂する。中から贏吉が吐き出されるように出てきた。

「あぁ……死ぬかと思った…。いや、もう死んでるのか?」

体験したことがないことを味わうと、人間は自分の生死が分からなくなるらしい。風船の中がどんな所だったのか、それは贏吉にしか分からない。

ただ、自分の身の安心に感動することしか出来なかった。
匡斌は力尽きた体を引きづらせ言う。

「……ギリギリ死んでないよ……ただ良かった、誰も死なないで……」

「そうだな……ってちょっと待て! あのゲス野郎……まさか、匡やんが倒したのか!?」
倒れてる男を指差し驚く。

「もちろん、だって[太字]『盗賊』[/太字]だろ?」
と平気そうに笑って見せる。


「へっ……[小文字]意味分かんね[/小文字]」
謎理論をとっさに笑い捨てた。

互いの安否を安心したその後、贏吉はなにかを思いついたのか元気に立ち上がった。

「そんじゃ…あとの処理はオレに任せろッ!……その前にアイツって生きてるか?」


「…ま……まあ、頭殴っただけだから……多分生きてる」

何をするつもりなのだろうか、多分匡斌も同じ感想を持っている。

「さーてと、今から[漢字]お取り込み[/漢字][ふりがな]拷問[/ふりがな]始めるかな〜」

贏吉は片手に大事なスコップ、片手に倒れている男の髪を掴み、鼻歌交じりに木の陰へ引っ張って行った。

そういえば、[太字]赤い風船はどこにいったのか?[/太字]
[漢字]お取り込み[/漢字][ふりがな]拷問[/ふりがな]によって分かるといいのだが……。

作者メッセージ

次は彼らの出番!!

2024/12/17 22:02

ドレミファ・ソラティド ID:≫3p6uB4x4cRRX.
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