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登場人物が死ぬ描写があります。
そして、話が進むにつれて過激な表現が含まれますのでさらにご注意ください

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果実戦争

#31

ep31 ストップ禁止

[中央寄せ]時刻:8月18日 10時52分
場所:『くろめだか』に行く途中の交差点[/中央寄せ]


「あいつ……速すぎる……四足歩行であの速度は、もはや[太字]獣[/太字]だろ…」

石狩が通ったと思われる道を、必死に追いかけた羽柴。
完全に疲れ果てていた。足に疲れが溜まり、走る事さえままならない。

(まったく……走るのは得意じゃないんだ……)

足取りがギクシャクしながらも、早歩きで石狩の後を追っていく。
3分ぐらい息を荒くしながら歩いたのち、[下線]ある光景[/下線]が羽柴の目に飛び込んでくる。

「……あれは、[太字]石狩[/太字]……?」

そこには、道の途中で呆然と立ち尽くしている石狩の姿があった。
何をしているのだろうか、声を掛けてみた。


[大文字]「何かあったのか!?」[/大文字]

声に気づき、石狩は振り向いた。

しかし声は返さずに、右手で[太字]「こっちおいで」[/太字]と言わんばかりのジェスチャーで返してくるばかり。

やはり何かが起きたのだろう。
静かに、石狩の元に向かう羽柴。

羽柴が来たのを確認すると、石狩は[下線]この交差点の外れにひっそりとある、茶色いベンチ[/下線]を指さした。

そこには、[太字]頭の大きさが分からないほどに、帽子を深く被っている男[/太字]がベンチに座っていた。

小声で石狩が呟く。

「……分かるだろ? オレの言いたいこと……さっきの写真に写っていた男そっくりだ……」

確かに、そこにはさっき写真で見た男がいる。
帽子のせいで顔が隠れていたが、明らかに他とは一風変わった気配が渦巻いている。

「……確かにそうだな……でも、確定してないんだろ?……何をするつもりだ?」

石狩は、心の底から湧き上がるような笑顔で返してみせた。

「決まってるぜ、あの男を[太字]尋問[/太字]しにいく!……アンタは何かあったら助けに来てくれ!! じゃ、健闘を祈る!」

[太字]「ちょっと待て」[/太字]と言いたいところだが、羽柴はあえて言わないでいる。
なぜなら、そう思った頃には、すでに石狩はベンチに向かって走り出していったからだった。

(……石狩仁鼠、お前に[下線]ストップが無意味[/下線]だってことは、数十分で理解した……さあ、一体どうなるのだろうか?)

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作者メッセージ

ちょっと短いけど、まあいいや!

2024/09/26 23:02

ドレミファ・ソラティド ID:≫4pS.9xylxaXHs
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