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登場人物が死ぬ描写があります。
そして、話が進むにつれて過激な表現が含まれますのでさらにご注意ください

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果実戦争

#27

ep27 スパンダー・バレエ③

(この結界に入った時、何かが起きるのか…)

目の前の見えない結界に、マキハタは思う。

敵の能力は大体つかめたが、未だに敵の姿は見つからない。

(…一体どこなんだ…?)

周りを見渡してみた。

ベンチの奥にある生い茂った木、ベンチの隣の公衆トイレ、近くに隠れられる場所はある。

(そもそもの話、敵はこの公園にいるのか……公園にいないと、ピンポイントにケイトを狙えないはずだ………しかし敵は[太字]ケイトが来るタイミングを認識して結界を張っている[/太字]。やはり、この公園に敵がいる!)

[太字]一つの確信、敵は公園のどこかに潜んでいる。[/太字]

[太字]二つの確信、敵は公園内を見渡せる。[/太字]


敵の居場所を考えている間にも、新たな異変がマキハタを襲う。

結界に触れた左手の指が、茶色く変色し、枝のような細さに縮んでしまったのだ。

変色は止まらない。
左手の甲にまで進み始める。

(一体……何が起きているんだ…? オレの左手……[下線]水分が完全に抜け落ちた[/下線]みてーだ……そういえば……[太字]人間の体内には水分がある[/太字]……そうか、そういうことなのか…)

新たに敵の能力について分かったマキハタ。

(……この結界に入った者は、[太字]すべての水分が乾いてしまう[/太字]……)

止まらない乾き、マキハタの左手を枝のように変えてしまい、ケイトの体はミイラのようになっている。

枝のような左手では、能力を使うことさえままならない。

左手の変色は、腕にまで進み始めている。

(…オレにも時間がない……このままじゃ敵の思い通りになる……どうすりゃ良いんだ……………ちょっと待てよ…思いついたけど…逆に[下線]乾くようなこと[/下線]したらどうなるんだ?)

変色は、左半身まで来ている。

一か八かマキハタは、その場に座り込むと、砂を全身に塗り込んだ。











[太字][大文字]「やっぱりだぜ…!」[/大文字][/太字]

その通りだった。

変色が止まったのである。

(……全て分かったぜ……あの結界を触れたものは、[下線]潤うときに乾き[/下線]、[下線]乾くときに潤う[/下線]……全ては[太字]逆[/太字]だった…!)

(だとしたら……敵が隠れられる場所は……)

[太字]「あそこだな…!!」[/太字]

マキハタは、変色した唇を引きつらせて、確信の笑みを浮かべた。

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作者メッセージ

さあ…どこにいるでしょうか!?

あと、閲覧数が600回突破!!
お前ら〜最高だぜ〜〜!

2024/08/23 18:27

ドレミファ・ソラティド ID:≫4pM7EL77DoodU
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