- 閲覧前にご確認ください -

登場人物が死ぬ描写があります。
そして、話が進むにつれて過激な表現が含まれますのでさらにご注意ください

文字サイズ変更

果実戦争

#16

ep16 能力名【ノー・スウェット】

茶色いブーツの男は、コンクリートの床にあぐらをかいて座る。そして、自分について語り始めた。
「オレは『[漢字][太字]巻機 一丁[/太字][/漢字][ふりがな]マキハタ イッチョウ[/ふりがな]』世界を冒険をしている男だ!」
マキハタと名乗る男は、親指を自分に向けながら話した。

「冒……険?」
どうにかピンと来ていないし、それが職業だったらそうかもしれない単語にケイトは、ただ口を開けていた。


「[下線]これ[/下線]も…言っといたほうがいいよな? オレの【シン】の名前、『アンクル・クラッカーズ』って言うんだ!」
マキハタは、聞き慣れない単語を口にした。
『シン』それは、どういう意味なのか。

思わずケイトは聞き返す。
「シン?…それってどんな意味なんですか? [小文字]名前とか付けてますけど……[/小文字]」
確信するしかなかった。彼は何かを知っている。

マキハタは驚いた様子で声を浴びせてくる。
「知らないのか!?……まぁそうだな…簡単に言えば能力のことを指してる…」

すると、マキハタはポケットから何かを取り出した。それはとても輝いており、ケイトにも見覚えがあるものでもあった。

「そういえばあんた、【[漢字]能力[/漢字][ふりがな]シン[/ふりがな]】を使ってたよな…ということは、持ってるよな? この[太字]『コイン』[/太字]…どういう原理かは分からねぇけど【[漢字]能力[/漢字][ふりがな]シン[/ふりがな]】が身につく[下線]スイッチ[/下線]的なヤツだ」

目の前のコインを見て、ケイトも思わずポケットを探ってしまった、ポケットを目一杯広げ、中から金色に輝くものを見つけると、すかさずそれを拾い上げる。

「まさか…これが、そうだったなんて」
信じられないような表情で、手の平に乗ったコインを見ているケイト。
この『コイン』昨日の夕方、ベンチで拾ったものだった。

「信じられねーよなァ〜、こんなちっぽけなコインにオレは命を助けてもらったんだぜ」
どうやらマキハタは、コインを見つめて思い出に浸っている様子だ。
しかし、すぐにマキハタは感情を入れ替える。

「そういえば…名前を聞いてなかったな! あんたの名前と、シンの名前!」

能力名…ケイトはまだ決めていなかった、少しだけ悩むと、忘れた記憶を取り戻したように、自分の名前と能力名を伝えた。

「ボクは『[漢字]赤砥 京斗[/漢字][ふりがな]アカトギ ケイト[/ふりがな]』、能力名は、【[太字]ノー・スウェット[/太字]】お安い御用って意味です!」


※ダブルクリック(2回タップ)してください

作者メッセージ

二人はいずれ、いいコンビになる予定でしょう…多分ね。
あと、キャラプロフィール!

巻機 一丁(マキハタ イッチョウ)25
元冒険者、ケイトの仲間になる。
能力名【アンクル・クラッカー】
両手を叩くと、自分の半径2mの好きな位置に、円形状の衝撃波を発生させる。

2024/06/17 19:00

ドレミファ・ソラティド ID:≫3p6uB4x4cRRX.
続きを執筆
小説を編集
/ 30

コメント
[4]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL