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登場人物が死ぬ描写があります。
そして、話が進むにつれて過激な表現が含まれますのでさらにご注意ください

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果実戦争

#11

ep11 黒く、平面的な……

元々、人間だったものが土に変わった。
それはあまりにも衝撃的なことだ。

ケイトもやるしかなかったとは言え、人を殺してしまい罪悪感が立ち込めていたのだが、コレンゲが土の山に変化するのを見て、すぐに恐怖心に移り変わった。

「まさか…こいつら人間じゃないのか? だとしたら……ますます謎だらけになってきたぞ…」

土の山を見下ろしながら、ケイトは頭を捻らせていた。
だが、さっきの戦いの傷が今になって痛み始めてしまい、ケイトはすぐにその場を立ち去る。

そして、あらかじめポケットに入れてきた、パックに入っている包帯を取り出すと、腕にキツくグルグルと巻いた。
これでしばらくは大丈夫そうだ。と思った次の瞬間だった


[大文字]「助けてくれぇェ!」[/大文字]

助けを求める声が聞こえた。その声の方向は、人が大勢いるであろう交差点の方からだった。

ケイトが急いで向かってみると、そこには衝撃的な光景が広がっていた。

「…なんだよ…アレ……」

なんと、[下線]黒くて平面的な[/下線]ライオンが男を喰らおうとしていたのだった。
見るからに異常事態なのだが、ケイトはおかしいと思わざるを得なかった。

(あのライオン…なぜ[下線]黒くて平面[/下線]なんだ? まるで公衆トイレに書かれてるイタズラ書きのようだ……)

ライオンの黒さ、それはまさしくマジックペンのインクの黒さ。
例えるとするならば、[下線]絵が生きている[/下線]みたいだ。
だが、そんなのんびり考えている時間はない。

「とりあえず…あの人をどうにかしなければ!」

ケイトはまず先に、ライオンの口に向かって水弾を撃つ。

そして、水弾がライオンの口に直撃した。すると、口に[漢字]銜[/漢字][ふりがな]くわ[/ふりがな]えていた人を吐きだす。
喰い捨てられた人は、一目散に逃げだした。

攻撃されたライオンは、[漢字]攻撃の矛先[/漢字][ふりがな]ケイト[/ふりがな]を見つけると、すぐにそちらを睨んだ。

その時だった。


「全くよォ~~何してくれてんだか…」

一人の男がライオンの近くへと歩いてきた。


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作者メッセージ

また新しい敵が出現!!

敵のプロフィールは次回の作者コメントで

2024/06/03 18:18

ドレミファ・ソラティド ID:≫0ps3WYcXMbb36
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