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序盤だけ人が死ぬ描写があります。

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お師匠がヤバい人だった件

#2


朝食は基本的に私とお師匠で食べる。
今日のご飯当番はお師匠だが、お師匠の仕事が立て込んだときには私も簡単なご飯を用意するときがある。

言っておくけど、私に料理スキルが無い訳じゃない。
むしろ前世で後輩から「先輩の料理美味しいですね!毎日食べたいです!」と、満面の笑みで言ってもらえるくらいには美味かった。
しかし、今の私の肉体年齢は7歳なのでお師匠から火を使った料理を禁止されている。
だからけっして、私の料理は美味しく無い訳じゃない!!

おっと、話がズレた。
とにかく朝食は基本的に私とお師匠で食べるのだが、このお師匠めちゃくちゃよく食う。
どのくらいかというと一食10皿という化け物みたいな量を一人で全部食べる。私以外の人がいようと遠慮なくガツガツ食う。
でも、お師匠は意外と紳士的なところがあるので[漢字]ときどき[/漢字][ふりがな]・・・・[/ふりがな]私の為に「パンとサラダとその他付け合わせセット」を置いといてくれたりする。

そう、ときどきである。
なのでだいたいは、パンと一皿ぐらい食べた私vs全部食べる師匠で朝食戦争が巻き起こる。

今日は「パンとサラダとその他付け合わせセット」がないのでいつも通り私と師匠で朝食戦争が勃発。


「お師匠、サラダ取ってください」
「今食べてるところだから無理! というか肉余ってるだろ、それ食えや! 」
「朝からコッテリ系のお肉料理は胃もたれするでしょ⁉︎ お師匠が食べてるくださいよ」
「俺様はお前が顔洗ってる間にステーキ食べてるんですぅ〜というか、貧弱な胃だなぁ‼︎」
「貧弱じゃなくて繊細なんですよ! あとジャムはいちご味でお願いすます! 」
「自分で塗れっ! 」


ワーワー
ギャーギャー

前世では騒がしいのは苦手だったが、どういう訳か師匠との食べるご飯は嫌いじゃなかった。



朝食戦争で必要な栄養素を接種できたらいつも通り牛乳やパン、その他諸々を買いつけにいくのだが……今日はちょっと違うようだ。
でも、お師匠は買い物メモとカバンそしてお金を渡してきたので買い付け自体はあるみたいだ。

「ヴィー、お使いたんだぞ」
「はーい。ちゃんと寄り道せずに真っ直ぐ帰ってきますね」
「よろしい」
「じゃあ、いってきまーす」
「いってらっしゃ〜い__って待った! メモに書き忘れてたけどワイスさんちの牛乳も頼んだぞ!」
「わかりました」

ということで、私のお使いが始まります。

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作者メッセージ

今回は978字。ギリギリ1000字いけなかったけど、キリがいいのでこのくらいにしておきます……

2024/04/18 14:09

白鯨 ID:≫95W8biv8iH20g
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