もしも、一時間だけ、自分の望んだせかいに行けるなら。
波瑠said
海咲が震えて立っていた。恐怖で立っていると言うよりは怒りで震えているようだった。
愛佳と海咲の間に沈黙が流れた。
海咲も、愛佳のことは大キライ!と前に叫んでいた。
愛佳「なによ、聞いてたの……」
海咲「…………」
愛佳「でも、ホントの事よ。」
海咲「そんな……っ」
愛佳「あいつが死んでくれて良かった。もう鬱陶しくないし…、」
ダンッッッ!!!!!
海咲が壁を殴った。愛佳が、ビクリと体を震わせる。
海咲「あっ……んた、が…っでも、っ…わた…しっは!悲しいっし、さびじい、しっ!し、あんた、かっ、やってることは、っ、間違ってる!!!っ…ぅ!」
泣きじゃくりながらそう叫んだ海咲の目は真っ赤だった。よく見ると涙の跡もある。
海咲「は、る、…波瑠がいなかった、事になっんか、っさせないっか、ら!わた…しがっ!正義にっ、なるから!!っ私が!波瑠みった、みたいになるっ!!!…っぅ」
愛佳たちは、止まったあと、
愛佳「何あいつ」
といいながら去っていった。
………わたしは馬鹿だった。
とりあえずめっちゃ泣いている海咲に別人として話しかける事にした。ちょっとだけ声を高くしてみて。
波瑠「君、大丈夫?」
海咲「ゔぅ、っぅ、…っへ、いきっですっ、ぅ!」
波瑠「落ち着いて、深呼吸〜、」
海咲は少し落ち着いたようだ。
海咲「あの、ありがとうございました。」
ひどいぐしゃぐしゃな顔でそういった。ごめんね、海咲。
海咲「あなたは…?」
波瑠「うぇ!?っえーと、と、通りすがりのお姉さんだよ」
海咲「そうですか…」
波瑠「な、何かあったの?ケンカ?」
海咲「………」
海咲「親友が、死んだんです。」
海咲「交通事故で。」
海咲「それで、ぼろくそいってたアイツラが許せなくって………!!!」
波瑠「そっか…、辛かったね……」
海咲「なんで…死んじゃったの?波瑠………」
海咲said
海咲「なんで…死んじゃったの?波瑠………」
あ、なんで知らない人にこんなに喋ってんだろ。
海咲「あの、喋ってたらちょっと心が軽くなりました。ありがとうございました。」
お姉さん「ううん、前向きに生きてね!!」
昔の波瑠『前向きに生きようよ!!』
波瑠………?
お姉さんが私とは反対方向に歩き出した。
海咲「波瑠…?」
お姉さんが立ち止まった。
海咲「波瑠、波瑠ですか?」
波瑠「私は、波瑠じゃ、ないよ。」
海咲が震えて立っていた。恐怖で立っていると言うよりは怒りで震えているようだった。
愛佳と海咲の間に沈黙が流れた。
海咲も、愛佳のことは大キライ!と前に叫んでいた。
愛佳「なによ、聞いてたの……」
海咲「…………」
愛佳「でも、ホントの事よ。」
海咲「そんな……っ」
愛佳「あいつが死んでくれて良かった。もう鬱陶しくないし…、」
ダンッッッ!!!!!
海咲が壁を殴った。愛佳が、ビクリと体を震わせる。
海咲「あっ……んた、が…っでも、っ…わた…しっは!悲しいっし、さびじい、しっ!し、あんた、かっ、やってることは、っ、間違ってる!!!っ…ぅ!」
泣きじゃくりながらそう叫んだ海咲の目は真っ赤だった。よく見ると涙の跡もある。
海咲「は、る、…波瑠がいなかった、事になっんか、っさせないっか、ら!わた…しがっ!正義にっ、なるから!!っ私が!波瑠みった、みたいになるっ!!!…っぅ」
愛佳たちは、止まったあと、
愛佳「何あいつ」
といいながら去っていった。
………わたしは馬鹿だった。
とりあえずめっちゃ泣いている海咲に別人として話しかける事にした。ちょっとだけ声を高くしてみて。
波瑠「君、大丈夫?」
海咲「ゔぅ、っぅ、…っへ、いきっですっ、ぅ!」
波瑠「落ち着いて、深呼吸〜、」
海咲は少し落ち着いたようだ。
海咲「あの、ありがとうございました。」
ひどいぐしゃぐしゃな顔でそういった。ごめんね、海咲。
海咲「あなたは…?」
波瑠「うぇ!?っえーと、と、通りすがりのお姉さんだよ」
海咲「そうですか…」
波瑠「な、何かあったの?ケンカ?」
海咲「………」
海咲「親友が、死んだんです。」
海咲「交通事故で。」
海咲「それで、ぼろくそいってたアイツラが許せなくって………!!!」
波瑠「そっか…、辛かったね……」
海咲「なんで…死んじゃったの?波瑠………」
海咲said
海咲「なんで…死んじゃったの?波瑠………」
あ、なんで知らない人にこんなに喋ってんだろ。
海咲「あの、喋ってたらちょっと心が軽くなりました。ありがとうございました。」
お姉さん「ううん、前向きに生きてね!!」
昔の波瑠『前向きに生きようよ!!』
波瑠………?
お姉さんが私とは反対方向に歩き出した。
海咲「波瑠…?」
お姉さんが立ち止まった。
海咲「波瑠、波瑠ですか?」
波瑠「私は、波瑠じゃ、ないよ。」
このボタンは廃止予定です