推しのアニメに転生したのは有難いが、平凡な人生は送らせてくれないのだろうか
及川dis
最初は
「●●さん顔はいいんだけどさぁ、性格がなんでいうかなあ?キツイというか」
「それ!マジで近寄りがたいよな...ていうかちょっとぶりっ子な?幼馴染の前ではぶりっ子なのに俺たちの前では態度違いすぎ」
「うわぁ...俺そういうの俺無理!●●さん萎えたわ〜」
「俺はあの顔なら許せる!」
「マジ?」
前からも●●さんの噂は知ってたけど、"あの顔なら許せる"なんて言われてるもんだからさ。まぁ、見に行ってみたら
「っ.....!」
息を呑むほどの美しさだった。顔だけじゃない。姿勢、髪の性質、動き方、全てが美しかった。俺が会ってきた中で1番。こんな子が噂通りなのか?
俺は平然を居座って彼女のところに向かった。
近づいたら、●●さんの隣には、爽やかイケメンくんが座ろうとしてて、それで一個ズレようとしてた。
けどまぁ、座るよね。ズレようとしてる席にさ
「はーい、ここ及川さんの席ねー?」
『えっ』
驚いてるな〜
『....』
何か考えてる?
ま、手っ取り早く
「ねぇねぇ、LINE交換しない?」
『?』
なんで自分がって思ってる?
『いい...ですけど、』
「やった〜!○○ちゃん可愛いから狙ってたんだあ〜」
『はぁ....』
噂より冷たくない!?
「にしても噂と違うかったな〜」
『?噂なんてあったんですか』
「まぁねー、自分勝手でわがままな女王だって」知らなかったんだ....
『おぉ、女王....!』
「何でちょっと嬉しそうなのさ」ちょっと可愛く見えちゃうな
『女王ってかっこよくないですか?私が女王だ!みたいな!』
「あははっ!○○ちゃん、面白いね〜?」
『...どうも?』
「噂なんて信じなくてよかったなぁ〜」
『噂はただの噂に過ぎないですからね。自分の目で確かめないと』
「...なんか○○ちゃんかっこいい」
『ありがとうございます〜』
「一限目何か知ってる?」
『確か、魔法力テスト、だった気がします。』
「そっか〜!○○ちゃんは何の魔法持ってるの?」二属性だったり?
『私は、身体強化と炎魔法です』
「おっ、二属性!すごいねー!」当たりー!
『及川さんもでしょう?』
「何で知ってるの!?」怖っ!この子怖いな!
『...何となく』
「まぁ、そうなんだけどさ、俺は風と水だよ」
『...相性悪いですね』
「そうだね〜!いつでも結衣ちゃんを凹ませれる!」本当だな〜、相性悪い!
『まだ戦ってもないのにわからないでしょう?』
「...○○ちゃん負けず嫌い?」意外かもな
『さぁ、自分では分かりませんが飛男にはよく言われます』
「.....」え?
『あの、及川さ...『飛男って誰』」
『え?』
*二属性とは、魔法を2個所持している人のことである。一属性でも50人中1人の少ない数だが、二属性は百万人に1人と言われている。ちなみに、三属性という特殊なものは1000年に1人の逸材とされている。
「さっき言ってたじゃん。飛男って」名前なんて知ってる。知らない方がおかしいだろう。けど、どうゆう関係か無性に気になる
『あぁ〜、飛男は幼馴染ですよ。ほら、あそこにいる』
「ふぅ〜ん?」幼馴染ね..?
『あっ、また喧嘩してる。全く素直じゃないなぁ〜』
「飛男ってさ、あのオレンジ頭の子好きなの?」
『...!分かっちゃいます...?』
「まぁ、なんかあからさまと言うか」
嫉妬したような目で見る
『...!もしかして及川さん飛男のこと...!!「ないから」』なんで俺があいつなんかと....
『そうですかー』
「...俺が気になる子はどちらかと言うと、○○ちゃんの方だよ?」色々な意味で、気になるね
『...どう言う意味ですか?』
「...まだ教えなーい!」こんの鈍感....!
『えっ!ちょっ、教えてくださいよ!』
「また今度ね〜」
『ぐぬ...』
「[小文字]本当、噂なんか信じなくて良かった〜[/小文字]」
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