『ふぅ...』体力とかは反響するのか。

「おまっ...バケモンかよ...！」

『えっ？あ、ごめん』

[漢字]影山くん[/漢字][ふりがな]バケモノ[/ふりがな]にバケモノって言われたんですが......

早かったかなー。あ、てかそろそろ会う時間じゃないですか"天使日向くん"と！




「っ...！？」

『...飛男〜！どうしたの〜？？』

ははあ、惚れたな？


「さっき...すげえ可愛いやつが...」

『ふーん？へー？』

「なんだよ！」

『いいやぁ？飛男にも春が来たんだなーって』

「春？確かに今は春だな」

『...バカ』

「バカ言うな！ボケェ！」

『はいはい、さっさといくよー』



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『あ、』

「？どうした」

『...ねぇ飛男。オレンジ頭の子の隣座って来なよ』

「あ？オレンジ頭...」

「っ！？」


「なっ、なんでだ！ボケェ‼︎」

『んー？仲良くなれそうな気がしたから！私の勘はアテになるんだから、はいはい行った行った』

「ちょ、○○ボケェ！！」

『ありがとうでしょー？バカー？』

「あり、がとう...」

「あと俺は馬鹿じゃねえ！」

素直じゃないなぁ.....


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『あ、ラッキー』

1番後ろ空いてるー！でも後ろって狙われやすいから隣くると嫌なんだよなー...でもね！私は隣の人が来ない方法を知っているのであります！

端っこに座ったら一個開けて誰か座ってくるけど、真ん中に座ったら気まずくて誰も座れないでしょう！よし、座ろう。




『〜〜♩』

ここからだとトビオたちが見えるねえ。いやはやいいですね。

「ーー、ーー！！」「...！！ーーー！！」あっ、勝負挑んだ。ここのシーンは後々出てくるけど私が今作っちゃったか〜、てかバカじゃないの？初日初対面にしかも好きな子に誰か勝負挑むのよ...


て言うか知ってますか？私男子軍にしか興味なかったんで知らなかったんですけど、ここのクラス私以外に女子いないんですよ。いや、なぜ？4クラスしかないんだから普通ここ来るだろ！？それか乙女ゲーか！？



まぁそんなこんなで頭の中でキレてたら

「ここ、座っていい？？」

『え、あ、どうぞ。』

いや、流石に隣は気まずいから隣に避けよう。そう思って移動しようと思ったら



「はーい、ここ及川さんの席ねー？」

『えっ』

席を取られた。

いや、2人とも知ってますよ？もちろんですとも。この爽やか泣きぼくろ君が〈菅原孝ニ〉さんです。

この子ももちろん日向君が好きなんだけどね、ほんとに切なくて、一回告白して好きな人がいるからって振られたんだけど、ふつーなら諦めないとかあるじゃん？なのに、この人！優しいが過ぎて、応援しちゃってんのよ？背中押しちゃってんのよ？もう！何なの！？



で、次このいかにも女子からモテてそうな人は〈及川透〉さんです。

この人も日向君LOVEの1人でーす。でね、及川さんは他の女子にはLINEとかサッと聞けちゃうのに日向君だけには赤面で緊張してたんだよね〜！！可愛いかよ！！まぁそれはともかく、何で及川さんが私の横に？女の子好きなのは知ってるけども、なぜ私？まぁ、アニメの中だから顔には自信があるけどもさ。



「ねぇねぇ、LINE交換しない？」

『？』

なぜ？？女の子全員に聞いてるとか？でもそれだったら私だけが断ったら気まずいよな....

『いい...ですけど、』

「やった〜！○○ちゃん可愛いから狙ってたんだあ〜」

『はぁ....』なぜ名前を知っている。有名なの？あっ、有名か。だってあの....


「にしても噂と違うかったな〜」

『？噂なんてあったんですか』

「まぁねー、自分勝手でわがままな女王だって」

『おぉ、女王....！』

「何でちょっと嬉しそうなのさ」

『女王ってかっこよくないですか？私が女王だ！みたいな！』

「あははっ！○○ちゃん、面白いね〜？」

『...どうも？』

「噂なんて信じなくてよかったなぁ〜」

『噂はただの噂に過ぎないですからね。自分の目で確かめないと』

「...なんか○○ちゃんかっこいい」

『ありがとうございます〜』



「一限目何か知ってる？」

『確か、魔法力テスト、だった気がします。』

「そっか〜！○○ちゃんは何の魔法持ってるの？」

『私は、身体強化と炎魔法です』

「おっ、二属性！すごいねー！」

『及川さんもでしょう？』

「何で知ってるの！？」

『...何となく』

アニメの情報だなんて口が裂けても言えねぇ〜！！


「まぁ、そうなんだけどさ、俺は風と水だよ」

『...相性悪いですね』

「そうだね〜！いつでも○○ちゃんを凹ませれる！」

『まだ戦ってもないのにわからないでしょう？』性格が悪い....！

「...○○ちゃん負けず嫌い？」

『さぁ、自分では分かりませんが飛男にはよく言われます』

「.....」

？へんなこと言ったか？

『あの、及川さ...『飛男って誰』」

『え？』




＊二属性とは、魔法を2個所持している人のことである。一属性でも50人中1人の少ない数だが、二属性は百万人に1人と言われている。ちなみに、三属性という特殊なものは1000年に1人の逸材とされている。



「さっき言ってたじゃん。飛男って」

『あぁ〜、飛男は幼馴染ですよ。ほら、あそこにいる』

「ふぅ〜ん？」

『あっ、また喧嘩してる。全く素直じゃないなぁ〜』

「飛男ってさ、あのオレンジ頭の子好きなの？」

『...！分かっちゃいます...？』

「まぁ、なんかあからさまと言うか」
嫉妬したような目で見る

『...！もしかして及川さん飛男のこと...！！「ないから」』

『そうですかー』残念...及影も好きだったんだけど

「...俺が気になる子はどちらかと言うと、○○ちゃんの方だよ？」


『...どう言う意味ですか？』

「...まだ教えなーい！」

『えっ！ちょっ、教えてくださいよ！』

「また今度ね〜」

『ぐぬ...』これがモテる人のやり方か！！