二次創作
救いようがない今日
[明朝体]恋は何を基準に叶うや叶わないかなんて言うのか、●●にはさっぱり分からないが、好きな人が出来たのなら永遠になりたい。
だから殺すのだ。小指を切断し、●●の小指と赤い糸で結び合わせよう。
「お前らは、オレがここで潰す」
止めるデイダラを突き飛ばし、●●は地面を蹴った。
△▼△▼
「私の事覚えてるよね、カカシ? 忘れたなんて言わせないよ……!」
「覚えていますとも。貴女は死んだと思っていました。こんな形でまた会えるとは思いませんでしたよ、●●さん」
「小さい時の貴方は可愛かったわ! ああ、そんな口布取ってしまいましょう。私、気が変わったわ!」
片手でカカシを抑え、もう片方の手でカカシの口布を溶かした。ジュッ、と布が焦げる匂いと音に●●は満足気に微笑む。
「ちょっと痛いけど、我慢出来るよねカカシ?」
いつの間にかクナイで指の腹を斬り、たらたらと垂れる血液をカカシの首筋に垂らしていた●●は微笑みを崩さず囁き、千本を刺した。
「ッ!」
「うんうん、ちょっと静かにね……」
激痛に思わず漏れたカカシの悲鳴を●●は自身の唇を重ね飲み込んだ。抑える手はそのままに、片手で印を結び、何やら術をかけ始めた。
カカシの苦痛に歪む表情が堪らなく愛しいと●●は思った。流れる汗は朝露をそのまま固めて作ったビーズの様に思えた。器用に閉じられてしまった左目に走る傷も、全てが愛おしい。
「ん。出来たよ、カカシ」
カカシの首筋に浮かび上がった印を指でなぞり、拘束していた手をぱっと離した。
「私から五メートル離れたらカカシの首が吹っ飛んじゃう術だから、気を付けてね?」
●●から距離を取ろうとしたカカシは、●●の言葉に足を止めた。
△▼△▼
「デイダラ、ナルトくんはまだ木ノ葉に居ないみたい」
「で、お前がここに残るとか言うんだろ?…うん」
「いいわよね?」
「居ないなら仕方ない…うん」
「久しぶりの故郷だもの、少しくらい気持ちが高ぶるのも無理は無いと思わない? ね、後の事は頼んだわよ」
●●はデイダラを半ば振り切る様にしてカカシと姿を消した。
取り残されたデイダラはやれやれと肩を竦めて暫く●●の消えた方角を見ていた。[/明朝体]
だから殺すのだ。小指を切断し、●●の小指と赤い糸で結び合わせよう。
「お前らは、オレがここで潰す」
止めるデイダラを突き飛ばし、●●は地面を蹴った。
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「私の事覚えてるよね、カカシ? 忘れたなんて言わせないよ……!」
「覚えていますとも。貴女は死んだと思っていました。こんな形でまた会えるとは思いませんでしたよ、●●さん」
「小さい時の貴方は可愛かったわ! ああ、そんな口布取ってしまいましょう。私、気が変わったわ!」
片手でカカシを抑え、もう片方の手でカカシの口布を溶かした。ジュッ、と布が焦げる匂いと音に●●は満足気に微笑む。
「ちょっと痛いけど、我慢出来るよねカカシ?」
いつの間にかクナイで指の腹を斬り、たらたらと垂れる血液をカカシの首筋に垂らしていた●●は微笑みを崩さず囁き、千本を刺した。
「ッ!」
「うんうん、ちょっと静かにね……」
激痛に思わず漏れたカカシの悲鳴を●●は自身の唇を重ね飲み込んだ。抑える手はそのままに、片手で印を結び、何やら術をかけ始めた。
カカシの苦痛に歪む表情が堪らなく愛しいと●●は思った。流れる汗は朝露をそのまま固めて作ったビーズの様に思えた。器用に閉じられてしまった左目に走る傷も、全てが愛おしい。
「ん。出来たよ、カカシ」
カカシの首筋に浮かび上がった印を指でなぞり、拘束していた手をぱっと離した。
「私から五メートル離れたらカカシの首が吹っ飛んじゃう術だから、気を付けてね?」
●●から距離を取ろうとしたカカシは、●●の言葉に足を止めた。
△▼△▼
「デイダラ、ナルトくんはまだ木ノ葉に居ないみたい」
「で、お前がここに残るとか言うんだろ?…うん」
「いいわよね?」
「居ないなら仕方ない…うん」
「久しぶりの故郷だもの、少しくらい気持ちが高ぶるのも無理は無いと思わない? ね、後の事は頼んだわよ」
●●はデイダラを半ば振り切る様にしてカカシと姿を消した。
取り残されたデイダラはやれやれと肩を竦めて暫く●●の消えた方角を見ていた。[/明朝体]
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