《あんたさ、ほんとに及川徹の妹じゃないの？》

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『は...？なんでですか？』

「だってあんたさ、五色が及川さんの妹じゃないって言った時、《よかった》って言ってただろ」

『...ッ！聞こえてた、んですか...』

「まぁ、で？及川徹の妹だろ？」

『絶対に言わないでください！！』

「は？なんで？」

『ここでも、[小文字]比べられたくない.....[/小文字]』

「ふーん、訳アリ？」

『そうです。口止めとしてなにかしますけど』

「そ、じゃ自主練付き合ってよ」

『は.......？』

「あんたさっき、牛島さんのスパイク避けてただろ？その瞬発能力、なんかしてたんじゃねーの」

『...別に、そんな実力じゃありません』

「そんな実力じゃってことは、やってたんだろ？」

『はぁ..........バレーやってましたけど』

「あっそ、ポジションは？」

『...リベロ』

「それであの瞬発能力ね、じゃあちょうどいい、スパイク拾え」

『え、嫌って言ったら？』

「無理やりさせるけど」

『....これで口止めができるならやります』

「ん、じゃ放課後」

『はぁ.......い』