『大きい...』

白鳥沢、私がここにきた理由は兄と離れるため、兄に嫌われるため。兄は白鳥沢が嫌い。だから私はここに入学した。もちろんそのために引っ越した、一人暮らしになったけど、あの家庭にいるより断然マシ。


「野球部入りませんかー！？」「是非テニス部へ！」「卓球部どうですかー！」


部活........バレー以外で入ろうか。気を、紛らわすためにも。


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ガヤガヤ...

どうしたら、初日でこんなにうるさくできるんだか...


「みんなー！担任になった、山田孝介（やまだこうすけ）です！まず自己紹介してねー！」　


「ーー、ーーーー！ーー！」ガタッ


『及川●●です。これから一年間よろしくお願いします。』


なにが、『一年間よろしく』なのよ。心にも思ってない言葉...


「ごっ、五色工です！！部活はバレー部に入ります！よ、よろしくお願いします！！」


バレー部ね.....見た感じ、ギリギリを攻めるタイプ。肩が右寄りになってる。ストレートが....何分析してんの、今はもう違うのに