比べられるのはもう十分
『腕相撲!!しましょう!!』
「....え?」
「ぷっ....」
『国見くん!笑わないよ!!』
「え、ちょ、」
「イエスかノーで答えてやってくださいっ.....」
肩震えてるの知ってるんだからな!!?
「い、いえす...?」
『おー!やりましょ!!』
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「...よーい、スタート」
「......え、女の子?」
『ちょっ!酷くないですか!?』
ガタガタ...(机が揺れる)
「いやっ...結構力入れてるんだけどね!?全く動かないからっ...」
『いやぁ...及川さん手強い....』
「アンタら俺の机壊さないでくださいよ?」
「『多分大丈夫だよ/だって!』」
「...はぁ」
「じゃあ及川さん本気出すよー?」
『おっ、そう来ます?じゃあ私も!』
「じゃあせーので行くよ?」
『はい!』
「せー....」
カサカサ.....🪳
「『のぉぉぉ!!?/デタァ!!!!??」』
今、今!茶色の生物とご対面してます。
『ゴキッ....ゴキブリぃ!!』
「うわぁぁ!!無理無理無理!」
「ちょっ....こっち来んな...!」
『むりぃぃー!!』
「助けて国見ちゃんん"!!」
「パワー5リラ2人が何ビビってんだよ....!」
「『それは関係ない!!』」
『だっ...だれか....!』
「●●ちゃん!!廊下に出よう!!」
『何で名前知ってるかわかんないですけど分かりましたぁ!』
タッタッ
ガラガラ
『ちょっ....ちょっとおぉ!!?』
カサカサ...🪳
『何で君もついてくるかなぁ!!??』
『ほっ、本当.....誰かせめて!ゴキジェット.....!!』
「ていうか●●ちゃん運動神経よくない!?」
『ありがとうございます!?』
タッタッ
「『もー!!』」
『Gと校内鬼ごっことか.....』
『何してんのかなぁ......!!?』
ドンっ...!
『わぁ!?ご、ごめんなさいぃ!?』
「いや、別にいいけど......って及川ぁ!!」
「いっ、岩ちゃん!?」
「お前課題投げ出して何してんだよ!」
「今それどころじゃなくて!!」
「あ"!?」
「『ゴキブリから逃げてるの/んですぅ!!」』
「は?ゴキブリ?」
カサカサ....🪳
『執着心エグいんだけどぉ!?』
「(....ちょうど及川の教科書持ってんな)」
パッ(構える)
「え、ちょっ...,岩ちゃん....それでなにしよう...」
パシッ!!
「とぉぉ!??」
........
『し、死んだ.....』
「お、及川さんの教科書......」
『.....ドンマイです。』
「うわぁぁ!!」
「うるせぇ!!」
「岩ちゃんが俺の教科書で叩くからぁ!!」
『あ、あの.....ありがとうございましたぁ...!』
「あ、おう...?」
『お礼をしたいので連絡先教えてもらえますか!?』
「いや、いいだろ。たかがゴキブリ....」
『たかがじゃないですよ!?ゴキブリって本当....集合体になるとめちゃくちゃキモさが増しますけど、一体でも無理ですから!!』
「おう...?」
『とりあえず連絡先!貰いますね!?』
ピコンっ
『ありがとうございましたァー!!』
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「嵐みてぇな奴だな」
「てか岩ちゃん及川さんの教科書使えなくなったんだけど!?」
「あ?使えるだろ、別に」
「無理だよぉ!!?」
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