鈍感ヒロイン好かれすぎ
------------------------------------------------------------------------
『ふぁ.....』
「おはよ」
『おはよ....稲瀬くん!?』あくび見られた!
「はは、驚かせた?」
『あー、おはようー!稲瀬くんもこの時間なんだ!』
「そうなんだ。この時間空いてるから」
『そうなんだよねー、この時間人少ないから嬉しい!』
「そっか。じゃあ俺たちが一緒なのも珍しいね」
『そうだねー...学校から距離があるから、私はいつも...寝てるんだ.....けど...........』
ポフっ
「....!」
『スースー....』
「....あの時と何も変わらないな、人柄もこの時間に寝てるのも」
------------------------------------------------------------------------------------------
俺は中学の時隠キャだった。だから目立たないように暮らしてた。
いつも通り、早めの電車に乗って学校に行く。今日は少し違った
「...はぁ、」少し微熱だったからか...頭痛い....
「...っ!?」あ、やばい、と思った。
『っ危ない〜.....』
「...?」痛くない?
『大丈夫?頭痛薬飲む?』
女神かと思った。
それから俺は頭痛薬を飲んで落ち着いた。でも念のため帰ったら痛みも止んで元気になった
俺は電車に乗った。
今日もあの人はいるだろうか....
期待を胸に歩いた。
プシュー
「...!!」居た....
『あっ、昨日の!大丈夫だったー?』
「はい...!ありがとうございました!」
『敬語いいよ!?私たち多分同い年だし!ね?』
「そっ、か...?」
『うん!あっ、ちょっと待って....眠気が......』
バタっ
「わっ、」
寝た....?無防備.....
それから俺は電車で会う度話していた。
そんな彼女を好きになっていた。
でもある日
彼女は来なくなった
このボタンは廃止予定です