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初心者なので甘めにみてください。
誤字脱字等あるかも(*ノω・*)テヘ
ガッツリ恋愛ではないし、題名と不一致かも。

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好きな子は恋心をわかってない!

#82

梅雨

青坂side
梅雨だ。雨は好きじゃない。単純に濡れるからである。それ以上もそれ以下もない。授業中、雨の音と先生の話し声、カカッと響く黒板に文字が書かれる音をぼんやりと聞く。なんとなく梅雨は教室が静かな気がしなくもない。それは落ち着いていて良いのかもしれない。

瑠璃岡「雨だね〜」
青坂「うん、雨だね」
瑠璃岡さんと下校するのは毎日の習慣になっていた。すぐに分かれるけど、少しでも一緒にいられる時間がながければ僕は幸せだった。
瑠璃岡「あっ」
青坂「どうしたの?」
瑠璃岡「…えっと、傘がなくて、その、誰かが間違えて私の傘持ってっちゃったかも」
青坂「あ〜……」
幸いにも雨は死ぬほど強いわけではない。
青坂「傘貸すよ」
瑠璃岡「えっ!?いやそうしたら青坂くんが濡れちゃうよっ!?」
青坂「いいよいいよ、大丈夫、走る」
瑠璃岡「いやいやいやいやッ」
なんとなく二人共に黙る。勇気を出して、言ってみることにした。
青坂「お、おく…送っていこうか?」
瑠璃岡「………えっ」
一つの傘に、二人で入って歩く。


その後ろで、桜井さんがガッツポーズしていたのは後に晴崎から聞いた話だ。


傘は狭かった。隣から体温を感じた。ちっ…ちかいいいいいっ…っていうかこれが俗に言う相合傘…。
瑠璃岡「周りに人いなくてよかったぁ…顔今真っ赤」
青坂「…そだね」
多分僕も真っ赤だろう。
瑠璃岡「青坂くん、ぷちとまとみたい」
青坂「えっ…や…恥ずかしい…けどるり…アオイも真っ赤だよ」
瑠璃岡「どのくらい?」
青坂「うーん、パプリカ」
瑠璃岡「真っ黄色だね」
青坂「赤いパプリカだよ」
二人で顔を見合わせて笑う。穏やかな時間だ。とても心地良かった。
瑠璃岡「あ、ついた」
名残惜しそうに瑠璃岡さんが傘の外に出る。
瑠璃岡「送ってくれてありがとう」
青坂「いいえ」
瑠璃岡「じゃあまたあし
ゴロゴロピカーッ
瑠璃岡「うにゃァあああああっっっ!?!?!?!?!」
るりまま「アオイー、帰ってきたなら早くはい…り…な……」
青坂「…あ…ど……、どうも」
るりまま「彼氏さん?」
青坂「えっ!?あっ!?えっ!?あ、あぁ、ま、まぁ…はい、お、お付き合いさせてもらってます…?」
るりまま「あらあらあらあらまあまあまあまあ」
瑠璃岡「おっ、お母さんっ…(汗)」
るりまま「そういうことね〜〜〜ふふ、すこし上がっていかない?」
青坂「えっいやそんな」
るりまま「用事があるのだったらいいのだけど…ほら、雨も強まりそうじゃない」
ここからは長いので割愛する。
最終的に僕は瑠璃岡さんの家にお邪魔することになった。

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

こちらにも一応。
瑠璃岡さんの誕生日を7月11日に訂正しました。矛盾が生じたからです。すみません、全力謝罪は登録版の活動報告にのせる予定です。

2024/06/23 20:27

みかんかん ID:≫ipI9qkncj8FpU
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