好きな子は恋心をわかってない!
仁藤side
最初は、軽いものだった。
ゴミが机の中に入っていたり、靴の位置が移動されてたり。でもだんだんエスカレートしていった。椅子に画鋲が設置されていたり、水をかけられたり、教科書が破かれたり、更には直接殴られたり。今までなんとなく喋っていたクラスメートたちは、話しかけてこなくなった。
[中央寄せ]まぁ、別にいいんだけどね[/中央寄せ]
ハンカチを握りしめた。私は、誰もいない教室をそっと出た。次は移動教室だった。みんなと同じタイミングで移動しても気まずいだけなので、いつもバレない程度ギリギリに移動するようにしている。
しー「…でさ、私魚苦手なんだよね〜」
でぃー「まじ!?あー、でも、人間だし、苦手なものあっても仕方なくね?」
しー「それなそれな、あ、仁藤さん〜もっと余裕を持つて行動しなくちゃだめだよ〜?」
でぃー「あいついつもおっそ」
私は心のなかで舌打ちをし、何も言わずに席に座った。隣の人は大分気まずそうだった。
今日の授業は終わったので、さっさと帰ろう。手早く準備をして、廊下を出る。そのときに。
しー「あれ〜〜このハンカチ」
私はぱっと振り返った。ポケットに手をいれると、ポケットの中に私のハンカチは無かった。私のハンカチは、あいつの、手元。
しー「仁藤さん…のだよね?」
仁藤「うん…ありがと」
ハンカチを受け取ろうとすると、サッと避けられた。
しー「誰も返すとは言ってなくない?」
その時、あいつの手からハンカチがひらりと舞った。地面に落ちたハンカチは、でぃーによって踏まれた。
でぃー「あ、ごめ〜ん、間違って踏んじゃった〜返すね?」
その床に落ちたハンカチを拾い、私の頭に投げた。
でぃー「きったなw」
しー「じゃぁね、また明日☆」
なんで。
なんでなんで。
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
仁藤「なんでッッッ!!!!!」
近くにあったゴミ箱を蹴って、倒す。ゴミ箱が倒れた音と、散らばったゴミのみがその場に残った。
最初は、軽いものだった。
ゴミが机の中に入っていたり、靴の位置が移動されてたり。でもだんだんエスカレートしていった。椅子に画鋲が設置されていたり、水をかけられたり、教科書が破かれたり、更には直接殴られたり。今までなんとなく喋っていたクラスメートたちは、話しかけてこなくなった。
[中央寄せ]まぁ、別にいいんだけどね[/中央寄せ]
ハンカチを握りしめた。私は、誰もいない教室をそっと出た。次は移動教室だった。みんなと同じタイミングで移動しても気まずいだけなので、いつもバレない程度ギリギリに移動するようにしている。
しー「…でさ、私魚苦手なんだよね〜」
でぃー「まじ!?あー、でも、人間だし、苦手なものあっても仕方なくね?」
しー「それなそれな、あ、仁藤さん〜もっと余裕を持つて行動しなくちゃだめだよ〜?」
でぃー「あいついつもおっそ」
私は心のなかで舌打ちをし、何も言わずに席に座った。隣の人は大分気まずそうだった。
今日の授業は終わったので、さっさと帰ろう。手早く準備をして、廊下を出る。そのときに。
しー「あれ〜〜このハンカチ」
私はぱっと振り返った。ポケットに手をいれると、ポケットの中に私のハンカチは無かった。私のハンカチは、あいつの、手元。
しー「仁藤さん…のだよね?」
仁藤「うん…ありがと」
ハンカチを受け取ろうとすると、サッと避けられた。
しー「誰も返すとは言ってなくない?」
その時、あいつの手からハンカチがひらりと舞った。地面に落ちたハンカチは、でぃーによって踏まれた。
でぃー「あ、ごめ〜ん、間違って踏んじゃった〜返すね?」
その床に落ちたハンカチを拾い、私の頭に投げた。
でぃー「きったなw」
しー「じゃぁね、また明日☆」
なんで。
なんでなんで。
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
仁藤「なんでッッッ!!!!!」
近くにあったゴミ箱を蹴って、倒す。ゴミ箱が倒れた音と、散らばったゴミのみがその場に残った。
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