好きな子は恋心をわかってない!
青坂side
瑠璃岡さんから一緒に帰らないか誘われた。
桜井さんと吉永さんは委員会の仕事があるらしく、また晴崎は先生からの呼び出しをくらったらしく(この前のテストで絶望的な点数を取ったと言っていたのでそれだと思う。)、二人で帰ることになった。
瑠璃岡「おまたせー」
青坂「う、ううん、待ってないから大丈夫っ…!」
瑠璃岡「ありがとう!家ってどっちの方?」
青坂「えっ…と、あっち、東、」
瑠璃岡「あ、そっか〜私北側だから、すぐに分かれちゃうねぇ…残念」
あ、じゃあ送っていこうか、と言いかけたが、なんか恥ずかしくなって、
青坂「あ、僕、本屋行きたいから、あの、北の本屋に寄っていくから、そこまで一緒に、行かない?あの、よければ。」
なんか文脈おかしくなったかも。またもや恥。
瑠璃岡「いいの?やったあ〜」
満面の笑みを見せてくれた。かわいい。
瑠璃岡「本読むの?」
青坂「う、うん。」
瑠璃岡「どんな読むの?」
青坂「ミステリー小説、とか、」
瑠璃岡「へぇ~私あんまり小説読まないんだよね〜漫画は読むけど!」
青坂「そうなんだ、」
どうしよう!自分会話下手くそ!!
瑠璃岡「今度おすすめの小説とか教えて?」
青坂「うん、ぁ、でも、漫画も読むよ。」
瑠璃岡「まじで!なに読むの??」
青坂「えっと、この前マンガ大賞1位取ってたあれ、とか」
瑠璃岡「私もあれ大好き!!!あとねー恋愛モノとかよく読むの。でもよくわかんない!」
青坂「そっか、」
瑠璃岡「でね〜…」
晴崎side
桜井「はぁ、なにやってんのよあいつ!」
吉永「よく聞こえないけど、なんか淡々と返事してるね」
晴崎「あいつ、会話下手くそだからな〜!!このメンバーでは慣れてくれたけどさ〜」
密なコミュニケーションが苦手なあいつに彼女ができるなんてちょっと想像してなかった。まぁきっかけは変わってるけど。
我らは、冬谷の恋路見守り隊。
いま、二人の帰り道を見守っている。
桜井と吉永は、委員会の仕事があると嘘をついて、二人きりにしてやろうという気遣いをしたと言っていた。俺は「先生から課された補習を抜け出して見守る!」と宣言したところ二人もついてきた。校舎をでたときに放送で呼び出された気がするのは幻聴だと信じてる。
桜井「はぁぁ、ロマンチックよね、夕日、二人の高校生の影…」
吉永「と後ろに見守り隊ね」
晴崎「一気にロマンチックなくなった。」
吉永「冷静になったら、っつーかなんなくてもストーカーじゃんね。」
桜井「手ぇぇ繋げよぉぉぉ!!!!!!!」
桜井の叫び(小声)は夕日に吸い込まれてった。
瑠璃岡さんから一緒に帰らないか誘われた。
桜井さんと吉永さんは委員会の仕事があるらしく、また晴崎は先生からの呼び出しをくらったらしく(この前のテストで絶望的な点数を取ったと言っていたのでそれだと思う。)、二人で帰ることになった。
瑠璃岡「おまたせー」
青坂「う、ううん、待ってないから大丈夫っ…!」
瑠璃岡「ありがとう!家ってどっちの方?」
青坂「えっ…と、あっち、東、」
瑠璃岡「あ、そっか〜私北側だから、すぐに分かれちゃうねぇ…残念」
あ、じゃあ送っていこうか、と言いかけたが、なんか恥ずかしくなって、
青坂「あ、僕、本屋行きたいから、あの、北の本屋に寄っていくから、そこまで一緒に、行かない?あの、よければ。」
なんか文脈おかしくなったかも。またもや恥。
瑠璃岡「いいの?やったあ〜」
満面の笑みを見せてくれた。かわいい。
瑠璃岡「本読むの?」
青坂「う、うん。」
瑠璃岡「どんな読むの?」
青坂「ミステリー小説、とか、」
瑠璃岡「へぇ~私あんまり小説読まないんだよね〜漫画は読むけど!」
青坂「そうなんだ、」
どうしよう!自分会話下手くそ!!
瑠璃岡「今度おすすめの小説とか教えて?」
青坂「うん、ぁ、でも、漫画も読むよ。」
瑠璃岡「まじで!なに読むの??」
青坂「えっと、この前マンガ大賞1位取ってたあれ、とか」
瑠璃岡「私もあれ大好き!!!あとねー恋愛モノとかよく読むの。でもよくわかんない!」
青坂「そっか、」
瑠璃岡「でね〜…」
晴崎side
桜井「はぁ、なにやってんのよあいつ!」
吉永「よく聞こえないけど、なんか淡々と返事してるね」
晴崎「あいつ、会話下手くそだからな〜!!このメンバーでは慣れてくれたけどさ〜」
密なコミュニケーションが苦手なあいつに彼女ができるなんてちょっと想像してなかった。まぁきっかけは変わってるけど。
我らは、冬谷の恋路見守り隊。
いま、二人の帰り道を見守っている。
桜井と吉永は、委員会の仕事があると嘘をついて、二人きりにしてやろうという気遣いをしたと言っていた。俺は「先生から課された補習を抜け出して見守る!」と宣言したところ二人もついてきた。校舎をでたときに放送で呼び出された気がするのは幻聴だと信じてる。
桜井「はぁぁ、ロマンチックよね、夕日、二人の高校生の影…」
吉永「と後ろに見守り隊ね」
晴崎「一気にロマンチックなくなった。」
吉永「冷静になったら、っつーかなんなくてもストーカーじゃんね。」
桜井「手ぇぇ繋げよぉぉぉ!!!!!!!」
桜井の叫び(小声)は夕日に吸い込まれてった。
このボタンは廃止予定です