ココ、鶴蝶「…」
結愛「…」

え…?急に呼び出された…
…私…なにか無礼を…?　
…いや…そんなはずは…
…梵天に加入してから最深の
注意をはらってやってきたし…
…経理の資料整理などの
デスクワークだって…
…まだ、大幅に貢献してるわけ
じゃないけど一応自分の
身を考えて今まで…

ココ、鶴蝶「結愛」
結愛「!!!!?」
結愛「ふぁいｯｯｯ!!!!!!!!」
鶴蝶「唐突で悪いが、1つ　　
　　　　　聞きたいことがあってな」
結愛「聞きたいこと…ですか…?」
ココ「回答によっては、お前の
　　　　　生死に関わるからな」
結愛「!!!!」

…私の…生…死…

鶴蝶「この間の交渉取引、なぜ
　　　　1人であそこに居た奴ら
　　　　全員スクラップにできた」
結愛「…答えなえいと…
　　　　　…ダメですよね…」
ココ「?嗚呼」
結愛「…」
結愛「…私…別に元々こんな頭…
　　　　…良かった訳じゃないんです…」
鶴蝶「…」

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

私は、小さいときから
格闘技を習ってた
単に、そういう事する人らが
格好良く見えたから
私はあの人らに憧れた
我が道を行きながら
戦い続けるあの人らが
輝いて見えてしょうがなかった
それから、私はその路線の
ものを習うことになった
そして、その教室の先生に
筋が良いと言われた

結愛「疲れたー…」
結愛の母「凄いわねー!!
　　　　　　格好良かったわよ!!」
結愛「ホント!!?」
結愛の父「とても良かったぞ!!」
先生「ホントですよ!!結愛ちゃん
　　　　筋がとても良いので
　　　　これから伸びると思います!!」
結愛「…」

そんなことを言われたとき
とても嬉しかった
その先生に言う通り、私は
どんどんどんどん
実力をつけていった
とても楽しかった
大会にだって出た
地区大会、県大会、全国大会
私は全国で次々と猛者達に
勝利していった
とある大会、競技種目は型
私はその大会で
優勝を果たした　
嬉しさで胸いっぱいになった
会場を歩いていたとき
こんな会話が聞こえた

モブ「私を優勝させてくれる
　　　　って言ってたじゃない!!!」
モブ「お金だって渡したのに!!!」
主催者「よくよく考えれば
　　　　あり得ないことだと、
　　　　伊集院結愛を見て思ったんだ」
主催者「金なら全部返すよ」
モブ「ｯｯｯ」

[太字]ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ!!!![/太字]

モブ「!!!!」
結愛「ﾋﾞｸｯ!!」
モブ「…ﾁｯ…覚えとけよ…」

[太字]ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ!!!![/太字]

結愛「…」

そんな会話を目撃してから
およそ3ヶ月ほどのこと

[太字][大文字]ｶﾞｼｬﾝｯ!!!!!!!!![/大文字][/太字]

[小文字]結愛「…おと…う…さ…ん…おか…あ…さ…ん」[/小文字]









キャスター「次のニュースです」
キャスター「昨日未明、東京都△△市で
　　　　　　　大型トラックと乗用車が
　　　　　　　衝突する事故が
　　　　　　　起こりました」
キャスター「衝突を行ったのは大型　
　　　　　　　トラックとのことで
　　　　　　　あり、乗用車に
　　　　　　　乗っていた3人家族
　　　　　　　らしき男性1名女性
　　　　　　　1名女児1名は
　　　　　　　意識不明の
　　　　　　　重体のち―――」



















キャスター「男性1名女性1名の
　　　　　　　死亡が確認されました」

たった1人、生き残ってしまった―――