文字サイズ変更

君には絶対に言わない

#1

登場人物 佐々木礼奈 後藤卓也

私は毎日のように遅刻する。ダメなのはわかっている。でも冬のこんな寒い時期に布団から出られないのは、もう人間の習性だと思う。
そして今日も当たり前のように寝坊し、急いで準備を済ませ、食パン…ではなくカロリーメイトを口にくわえて走り出す。
その瞬間。誰かとぶつかって私は尻餅をついた。
「ってえな」
男子だった。
「す、すみませんでした…っ!」
私は男子が苦手だ。5歳ぐらいのとき砂場で遊んでいたら、ヤンキーに詰められてトラウマになったのだ。
「…そんな怖がることねえよ」
いやまず口調が怖いし…。
「と、とりあえず遅刻しちゃうんで!また!!」
「おい、もうチャイムなったからどうせ間に合わねえよ」
「平気です!!」
とりあえず私は逃げ出した。

「怖かったぁ…」
友達に今朝あったことを話そうか迷っていると、
「おいお前」
なんだか聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「っ、朝の…!?」
「ちょっとこっち来い」
彼のところに行ったは良いものの、私はクラスメイトの会話を聞いてしまった。
「あれって…」
「やっぱりそうだよね、学校で一番のヤンキーとして有名な」
ヤンキー…?戦慄が走る。
「どうした?」
でも私を心配して顔を覗き込んでくる彼はやっぱりヤンキーとはちょっと違う印象だ。
「今朝は、本当にすみませんでした…!!」
「俺こそ…ぶつかったのは互いに責任があるからな」
彼の上履きを見ると、赤色…同級生だった。
「い、一年だったんだね…」
「そう。だからなんで敬語使うんかなーって思ってた」
「ご、ごめん…」
「とりあえず、話したい事あるんだけど」

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

初めての投稿です!
まだつたない文章ですが、広い心でお読みいただけると幸いです。

~今日の恋愛エピソード~
ずっと好きだった男子から告白されました!
もちろんOKしましたが、これから先が不安です…。
良い男子の付き合い方とかある方は教えてください!

こんな感じで毎回様々なエピソードを書いていければなぁと思います!
これからよろしくお願いします。

2024/02/22 18:11

瑛菜 ID:≫
続きを執筆
小説を編集
/ 4

コメント
[2]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL