喧嘩上等!
「おはよう」
「おはよ〜!」
「昨日のドラマ見た?」
「見た!めっちゃ面白かったよね!」
いつも通り、昇降口では学年関係なく人が通っていて、いろいろな話が飛びあっている。
俺も教室へ向かおうとすると、
「どけ。如月てる様のお通りだ。」
という声が聞こえる。するとみんな一斉に真ん中を避けるように左右に避け始める。
なんだ...?
疑問に思っていると、真ん中から、いかにも悪そうな男の人と、その人の後ろに約20人くらいの人が歩いてきた。
この先頭を歩いているのが如月てるか.....
耳にはピアスをしていて、体には傷跡がある。
どうせ、喧嘩をしていたんだろう。
如月てるたちが通り過ぎると、みんなまた、それぞれ歩き出した。
「あの人たちって、学校1の不良でしょう?」
「そうそう。怒らせたら何するかわからないから、気をつけないとね。」
....あいつらがこの学校1の不良か......
まぁ、関わらなければ問題ないだろう。
そう、この時の俺は考えていた。
ただ、この数時間後、この考えは甘かったということに気がつくことになる。
ー放課後ー
「ばいばい!」
「また明日ね!」
放課後の昇降口は朝と同じように、人で溢れいる。
「俺も早く家に帰ろう。」
そう呟き、俺も靴を履き、家へ向かう。
するとその途中.....
「おい。ちょっとツラ貸せ。」
くそ。不良に見つかってしまった。
「ごめんなさい。」
俺はそういい、その場を去ろうとする。
ーグラン
視界が揺れる。どうやら、不良に殴られたようだ。
俺は、もろに食らってしまい、よろける。
それをいい事に、不良が殴りかかる。
「ちっ」
思わず、舌打ちをする。
この行為が、余計に相手を煽ったらしく、蹴りも入れられ、俺は意識が朦朧もうろうとしてきた。
「おい。」
と、どこからか声が聞こえ、ドサ。という音が聞こえる。
俺が恐る恐る目を開けると、その先には如月 てるがいて、俺を殴っていた不良は倒れていた。
....助けてくれたのか?でも、なんで.....
俺が不思議に思うと、てるの方から話しかけてきた。
「お前、俺と同じ学校だろ?」
「はい。そうですけど....」
一体何をする気なんだ。
「お前、俺が朝通った時、少しもビビってなかっただろ?」
朝?ああ、あの時か.....
「そうですけど....」
俺は素直に答える。
「なんでだ?」
「...初めて聞いた名前で、不良だと分からなかったからです」
...俺自身もどう言えばいいのか分からない。
「なんだ。そういうことか。なら教えてやる。俺の名前は如月 てる。不良のてっぺんに立つ男だ。」
...不良のてっぺん?僕には理解できないな。
「....助けてくれてありがとうございました。では」
と言い、俺はその場を去ろうとする。
「待て。」
後ろから声をかけられる。
「お前、気に入った。俺の仲間になれ。」
「は?」
何言ってんだ?こいつ。
「お前、名前は?」
...言いたくない。
「言わなかったら?」
と、俺は尋ねる。
「殺す。」
怖っ.....
「....水戸 宇宙。」
「そうか。お前宇宙って言うんだな、俺のことはてるって呼んでくれ!」
「...仲良くする気は、ないんですけど....」
「まぁまぁ、そんなこと言わずにさ!仲良くしようぜ!」
面倒臭いことになったな....
「じゃあな!宇宙!!」
「はい。」
そう答えつつも、もう会いたくないと思っている自分がいた。
「おはよ〜!」
「昨日のドラマ見た?」
「見た!めっちゃ面白かったよね!」
いつも通り、昇降口では学年関係なく人が通っていて、いろいろな話が飛びあっている。
俺も教室へ向かおうとすると、
「どけ。如月てる様のお通りだ。」
という声が聞こえる。するとみんな一斉に真ん中を避けるように左右に避け始める。
なんだ...?
疑問に思っていると、真ん中から、いかにも悪そうな男の人と、その人の後ろに約20人くらいの人が歩いてきた。
この先頭を歩いているのが如月てるか.....
耳にはピアスをしていて、体には傷跡がある。
どうせ、喧嘩をしていたんだろう。
如月てるたちが通り過ぎると、みんなまた、それぞれ歩き出した。
「あの人たちって、学校1の不良でしょう?」
「そうそう。怒らせたら何するかわからないから、気をつけないとね。」
....あいつらがこの学校1の不良か......
まぁ、関わらなければ問題ないだろう。
そう、この時の俺は考えていた。
ただ、この数時間後、この考えは甘かったということに気がつくことになる。
ー放課後ー
「ばいばい!」
「また明日ね!」
放課後の昇降口は朝と同じように、人で溢れいる。
「俺も早く家に帰ろう。」
そう呟き、俺も靴を履き、家へ向かう。
するとその途中.....
「おい。ちょっとツラ貸せ。」
くそ。不良に見つかってしまった。
「ごめんなさい。」
俺はそういい、その場を去ろうとする。
ーグラン
視界が揺れる。どうやら、不良に殴られたようだ。
俺は、もろに食らってしまい、よろける。
それをいい事に、不良が殴りかかる。
「ちっ」
思わず、舌打ちをする。
この行為が、余計に相手を煽ったらしく、蹴りも入れられ、俺は意識が朦朧もうろうとしてきた。
「おい。」
と、どこからか声が聞こえ、ドサ。という音が聞こえる。
俺が恐る恐る目を開けると、その先には如月 てるがいて、俺を殴っていた不良は倒れていた。
....助けてくれたのか?でも、なんで.....
俺が不思議に思うと、てるの方から話しかけてきた。
「お前、俺と同じ学校だろ?」
「はい。そうですけど....」
一体何をする気なんだ。
「お前、俺が朝通った時、少しもビビってなかっただろ?」
朝?ああ、あの時か.....
「そうですけど....」
俺は素直に答える。
「なんでだ?」
「...初めて聞いた名前で、不良だと分からなかったからです」
...俺自身もどう言えばいいのか分からない。
「なんだ。そういうことか。なら教えてやる。俺の名前は如月 てる。不良のてっぺんに立つ男だ。」
...不良のてっぺん?僕には理解できないな。
「....助けてくれてありがとうございました。では」
と言い、俺はその場を去ろうとする。
「待て。」
後ろから声をかけられる。
「お前、気に入った。俺の仲間になれ。」
「は?」
何言ってんだ?こいつ。
「お前、名前は?」
...言いたくない。
「言わなかったら?」
と、俺は尋ねる。
「殺す。」
怖っ.....
「....水戸 宇宙。」
「そうか。お前宇宙って言うんだな、俺のことはてるって呼んでくれ!」
「...仲良くする気は、ないんですけど....」
「まぁまぁ、そんなこと言わずにさ!仲良くしようぜ!」
面倒臭いことになったな....
「じゃあな!宇宙!!」
「はい。」
そう答えつつも、もう会いたくないと思っている自分がいた。
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