喧嘩上等!
第2話「槙島穂高」
ー穂高目線ですー
ピピピピピピピ
今日も無神経な音が俺を眠りから覚ます。
「蓮ー?朝ごはんできてるわよー」
「今行く。」
俺は最近、父親を亡くした。
ヤンキーに殺られたんだ。
だから最近は母さんがよく、俺の世話を焼く。
別に大丈夫だっての.........
俺の家族はいたって平凡だ。お金に困っているわけでもなく、金持ちでもない。
どこにでもある、普通の家庭だ。
「蓮ー?朝ごはん、冷めちゃうわよー」
「分かってる。」
俺は朝ごはんを食べ、学校へ行く支度をした。
「行ってきます。」
そういい、俺は家を出た。
「ヤンキーか......」
一時期はなろうとした時もあった。
ただ、父親が殺されて、ヤンキーになったら、なんだか、負ける気がするからやめた。
少し歩くと、翼くんがいた。
「おーい。翼くん!」
そう俺が呼ぶと
「げっ、蓮かよ.....」
俺を見た瞬間宇宙くんが嫌そうな顔をした。
そんなに嫌がらなくても........
「おはよう。宇宙くん」
「ああ......」
そっけないなぁ......
「てか、ずっとお前に聞きたかったことがあるんだけどさ」
珍しく宇宙くんが話し出す。
「なに?」
と、俺が聞き返すと
「お前、何年生?」
え?同い年じゃないっけ?
まぁいいや。どうせ同級生でも、見たことないだけでしょ
「一年生だけど....?」
そう俺が言うと
「やっぱりな.....」
と、宇宙くんが言う。
ん?同い年でしょ?
「え?宇宙くんは?」
俺が不思議そうに聞くと
「......二年生」
と、宇宙くんが言った。
「えぇーーー!?!?」
嘘!?絶対同い年だと思ってたのに.....
一つ年上って......
ん?ちょっと待ってよ。俺、と言うことは先輩に向かってタメで話してたってこと.....?
「ほんっっとうにすみませんでした」
俺は勢いよく頭を下げた。
あちこちから「何してんの?あの子.....」
という声がきこえる。でも、構わない。
「.......別に怒っているわけじゃない。」
と、宇宙先輩は言う。
「でも......」
「別にいい。お前に何年生かと思われようが俺には関係ない。」
.......宇宙先輩らしい。
「本当にすみませんでした......」
俺はもう一度謝る。
「もういい。顔を上げろ」
そう言われ俺はおそるおそる顔を上げる。
するとそこには不適な笑みを浮かべた先輩がいた。
「この借りは、いつかきっちり返してもらうからな。」
と、先輩は言う。
まじか.....まぁでも、仕方がない.....
「分かりました....」
そう俺は言い、再び歩き出した先輩を追う。
今はまだ気づいていなかった。
僕たちが「最強」と呼ばれるまでの一ページが始まってたと言うことを。
ー穂高目線ですー
ピピピピピピピ
今日も無神経な音が俺を眠りから覚ます。
「蓮ー?朝ごはんできてるわよー」
「今行く。」
俺は最近、父親を亡くした。
ヤンキーに殺られたんだ。
だから最近は母さんがよく、俺の世話を焼く。
別に大丈夫だっての.........
俺の家族はいたって平凡だ。お金に困っているわけでもなく、金持ちでもない。
どこにでもある、普通の家庭だ。
「蓮ー?朝ごはん、冷めちゃうわよー」
「分かってる。」
俺は朝ごはんを食べ、学校へ行く支度をした。
「行ってきます。」
そういい、俺は家を出た。
「ヤンキーか......」
一時期はなろうとした時もあった。
ただ、父親が殺されて、ヤンキーになったら、なんだか、負ける気がするからやめた。
少し歩くと、翼くんがいた。
「おーい。翼くん!」
そう俺が呼ぶと
「げっ、蓮かよ.....」
俺を見た瞬間宇宙くんが嫌そうな顔をした。
そんなに嫌がらなくても........
「おはよう。宇宙くん」
「ああ......」
そっけないなぁ......
「てか、ずっとお前に聞きたかったことがあるんだけどさ」
珍しく宇宙くんが話し出す。
「なに?」
と、俺が聞き返すと
「お前、何年生?」
え?同い年じゃないっけ?
まぁいいや。どうせ同級生でも、見たことないだけでしょ
「一年生だけど....?」
そう俺が言うと
「やっぱりな.....」
と、宇宙くんが言う。
ん?同い年でしょ?
「え?宇宙くんは?」
俺が不思議そうに聞くと
「......二年生」
と、宇宙くんが言った。
「えぇーーー!?!?」
嘘!?絶対同い年だと思ってたのに.....
一つ年上って......
ん?ちょっと待ってよ。俺、と言うことは先輩に向かってタメで話してたってこと.....?
「ほんっっとうにすみませんでした」
俺は勢いよく頭を下げた。
あちこちから「何してんの?あの子.....」
という声がきこえる。でも、構わない。
「.......別に怒っているわけじゃない。」
と、宇宙先輩は言う。
「でも......」
「別にいい。お前に何年生かと思われようが俺には関係ない。」
.......宇宙先輩らしい。
「本当にすみませんでした......」
俺はもう一度謝る。
「もういい。顔を上げろ」
そう言われ俺はおそるおそる顔を上げる。
するとそこには不適な笑みを浮かべた先輩がいた。
「この借りは、いつかきっちり返してもらうからな。」
と、先輩は言う。
まじか.....まぁでも、仕方がない.....
「分かりました....」
そう俺は言い、再び歩き出した先輩を追う。
今はまだ気づいていなかった。
僕たちが「最強」と呼ばれるまでの一ページが始まってたと言うことを。
このボタンは廃止予定です