異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。
…俺が目を覚めた場所は、薄暗い知らない場所だった。目の前には、少し錆びたオリが見える。立ち上がると、オリの向こうにヴィンディンがいた。
ヴィンディンは笑っていた。
ヴィンディン『…お前は俺様の奴隷になったんだよ。…これで思い出さないか?』
…!そういえば、確かヴィンディンと戦っていて、それで、ヴィンディンの魔法で俺はヴィンディンに奴隷にされた…、そんなことがあったような…!
俺はヴィンディンに睨んだ。でも、俺はきっと酷い顔をしているだろう。奴隷にさせられた絶望感があり、目のふちが熱い。手は震えていた。
ヴィンディン『…どうやら、思い出したようだな、海渡。』
ヴィンディン『確かに俺様は海渡を奴隷にした。今何をやらせようか検討中だ。…覚悟して待っておけってこと。』
海渡『は…?なんで奴隷にされなきゃいけないんだよ…!悪いのはお前だろ…!?』
ヴィンディン『…あ"?…まあいいだろう。少しぐらい言わせてやるよ。後でどうなるかは知らないけれどなっ。それじゃあまたあとで。』
ヴィンディンは、俺から去っていった。どうやら俺は、出られない牢獄みたいなものに捕まっていた。牢獄の中には、小さなベットと、座るとギシギシという椅子に、物があまり置けない机、そして、トイレがある。
トイレの中から脱出っていうアニメや漫画を、地球でよく見たことがある。俺はトイレの便器を除いた。…吐き気がした。こんな中に入るなんて無理だ、というか普通に汚くて吐きそう。
じゃあ魔法で乗り越えるか。…でも、ヴィンディンのことだ。何か対策をとっているだろうし、俺が取得している魔法だけじゃ、脱出できないと考えた。
…一体どうすればいいんだ?俺はこのままヴィンディンに従わなければいけないのか?…いやだなそんなの。俺の人生、そんなんじゃ、半分ぐらい、魔王退治に参加されられ、異世界にもこされられ、巻き込まれたってことになっちゃうじゃん、俺の人生よう。
…何かできないか?何か脱出できる方法はないか?…必死に考えた。…瞬間移動が使えていたら、一瞬で脱出できていたのではないかと思う。でも、おれじゃあまだできっこない。
海渡『ああ…どうすればいいんだよ…』
思わず声に出してしまった、その時だった。
??『…もしかして、あなたも捕まっているんですか?』
海渡『…え…?』
シュン『あ、名前は"シュン"っていうんだ。ただの普通の初級者です…。』
海渡『初級者ねえ…。まあ俺もあまり強くないよ。よければだけれど、仲良くしよ、?』
シュン『ありがとう…!実は、ヴィンディンってやつの奴隷にされているんだ。さっきの君にヴィンディンが話している内容だと、君もまさか奴隷にされたの…?』
海渡『ああ、そうだ。ま、めっちゃ嫌なんだけどね…。』
悔しいので舌打ちをする。
シュンも、ヴィンディンの奴隷にされたみたいだ。…なんで奴隷にするんだろう、何をされるんだろう。怖かった。
シュン『この牢獄には、…他にも沢山いるんだろうけれど、このフロアには僕ときみしかいないみたい。と、いうか君の名前は?』
海渡『草野海渡っていう。よろしく。』
シュン『くさの かいと。くさの…?かいと…?なんか面白い名前だね!』
海渡『いや、俺が多分人間だからじゃないか…?』
大体名前を伝えるとこういうリアクションが返ってくるのはお見通しだった。毎回毎回言われるような気がする。
シュン『えっ、人間なんだ…!魔法は使えるの?』
海渡『まあある程度は使える。でも瞬間移動ができないんだよね…。だから不便だし、あったら一瞬でここから出れたと思うのに。』
シュン『…ううん、このオリは特殊でね、ある程度の魔法を無効にするんだ。だから、さっき瞬間移動しようとしたんだけど、できなかったよ。このオリのせいで…。』
海渡『え、瞬間移動できるんだ…。さすがだなぁ。』
シュン『そんなことないよ。あと、ファイアで攻撃しても無理。まあ基本中の基本って感じの魔法だから、…うん。海渡くんも何か試して見たら?できるかもよ?』
海渡『ええ…まあ、じゃあ、脱出できると信じて。』
俺は、魔法を使う。使った魔法は『ファイアボルト』ファイアだったら、ちょっと弱くて無理かもしれないけど、ファイアボルトなら…。
でも、結局、オリは無傷だった。無効になった。
シュン『ああ…。…まあそんな簡単にいかないのかもね。大丈夫、心配しないで。』
海渡『…いや、俺ら順序を間違えているのかも?』
シュン『…え?順序?』
俺は閃いた。確かに魔法は効かなかった。でも、シュンはこう言っていた、『ある程度の魔法を無効にするんだ』と…。ある程度、つまりオリに効く魔法があるというわけだ。でもその魔法を一個ずつ探すのもめんどくさいし、俺は全て使えるわけではない。
だがその前に、このオリについての情報を知れば、何かなるかも知れない。この時に使うのが、『分析』という魔法。
海渡『"分析"・指定、オリ』
シュン『…わお。』
目の前にオリについて分析し始めた。
まず、このオリは、主に特殊魔法が効かないらしい。さっきのファイアボルトは、特殊魔法の一種だ。…てことは、つまり、打撃系魔法や、物理の魔法を使うと、このオリを破壊できて、脱出できるってわけか…!?
海渡『…シュン、打撃系の魔法や、物理の魔法は使えない?』
シュン『え…、聞いたことないやそんなの…、海渡は?』
海渡『ちょうどあるんだ。』
海渡『エア・ハンマー』
俺は打撃系の魔法、エア・ハンマーを使った。オリにエア・ハンマーで攻撃すると、オリはバラバラに崩れていた。相当の威力だったことがわかる。
シュン『うわっ、すごい〜!おめでとう!…じゃなくて、ありがとう!』
海渡『大丈夫。あとは、脱出するだけ。』
シュン『なら大丈夫、瞬間移動できるから。』
シュン『瞬間移動・指定、自分、海渡。』
俺とシュンは、一緒に瞬間移動して、どこかの部屋に着いた。部屋は豪華なものが沢山並べられている。
ヴィンディンは、部屋の中にいた。
ヴィンディン『…やあようこそ。ここは、俺様の部屋。よくきたなぁ、まずはお茶でもいっぱい飲むか?』
海渡『飲むわけねえよヴィンディン。』
ヴィンディン『君らは奴隷にされているのを忘れているな。』
シュンは俺の後ろに下がった。ちょうど、俺の後ろに。
ヴィンディン『さあ、回れ右。』
俺の体は、ヴィンディンによって勝手に動いた。
ようやく止まった、と思ったら、僕は何故か、後ろにいたシュンに俺は銃口をむけていた。俺は、いつの間にか銃を持っていた。
ヴィンディン『二人とも今、俺様が操作している。だから、逃げることは不可能だ。』
何故だ…!何故だ…!
動いて欲しいのに、体がびくともしない…!!
ヴィンディン『牢屋を脱出できて少しうかれていたようだが、こういうこともあるから気をつけろ。なんせ、お前らは俺様の奴隷だろ?』
ヴィンディン『…ま、今俺様が操作しているから、反論できないか…。そんなこと言われても。』
ヴィンディン『海渡、お前がシュンを…。』
ヴィンディンが言いかけたその時だった。
…ヴィンディンの後ろに、誰かが、いる。
女神『全く、私のことも忘れないでくださいよね!!!居場所特定するのに疲れましたよほんと…。』
女神『さあてと、ヴィンディン。私はあなたを決して許すことはできません。私は、海渡様のために、精一杯を尽くします!…私を見捨てないでくださいよね、海渡様。』
女神『プリズム!』
プリズム、それは簡単な魔法だったが、範囲魔法で、光で周りにある凶器を無くすことができる。危ないものは、この魔法で消されてしまった。俺が持っていた銃も。
女神『私は、決して役立たずではございません!』
ヴィンディンは笑っていた。
ヴィンディン『…お前は俺様の奴隷になったんだよ。…これで思い出さないか?』
…!そういえば、確かヴィンディンと戦っていて、それで、ヴィンディンの魔法で俺はヴィンディンに奴隷にされた…、そんなことがあったような…!
俺はヴィンディンに睨んだ。でも、俺はきっと酷い顔をしているだろう。奴隷にさせられた絶望感があり、目のふちが熱い。手は震えていた。
ヴィンディン『…どうやら、思い出したようだな、海渡。』
ヴィンディン『確かに俺様は海渡を奴隷にした。今何をやらせようか検討中だ。…覚悟して待っておけってこと。』
海渡『は…?なんで奴隷にされなきゃいけないんだよ…!悪いのはお前だろ…!?』
ヴィンディン『…あ"?…まあいいだろう。少しぐらい言わせてやるよ。後でどうなるかは知らないけれどなっ。それじゃあまたあとで。』
ヴィンディンは、俺から去っていった。どうやら俺は、出られない牢獄みたいなものに捕まっていた。牢獄の中には、小さなベットと、座るとギシギシという椅子に、物があまり置けない机、そして、トイレがある。
トイレの中から脱出っていうアニメや漫画を、地球でよく見たことがある。俺はトイレの便器を除いた。…吐き気がした。こんな中に入るなんて無理だ、というか普通に汚くて吐きそう。
じゃあ魔法で乗り越えるか。…でも、ヴィンディンのことだ。何か対策をとっているだろうし、俺が取得している魔法だけじゃ、脱出できないと考えた。
…一体どうすればいいんだ?俺はこのままヴィンディンに従わなければいけないのか?…いやだなそんなの。俺の人生、そんなんじゃ、半分ぐらい、魔王退治に参加されられ、異世界にもこされられ、巻き込まれたってことになっちゃうじゃん、俺の人生よう。
…何かできないか?何か脱出できる方法はないか?…必死に考えた。…瞬間移動が使えていたら、一瞬で脱出できていたのではないかと思う。でも、おれじゃあまだできっこない。
海渡『ああ…どうすればいいんだよ…』
思わず声に出してしまった、その時だった。
??『…もしかして、あなたも捕まっているんですか?』
海渡『…え…?』
シュン『あ、名前は"シュン"っていうんだ。ただの普通の初級者です…。』
海渡『初級者ねえ…。まあ俺もあまり強くないよ。よければだけれど、仲良くしよ、?』
シュン『ありがとう…!実は、ヴィンディンってやつの奴隷にされているんだ。さっきの君にヴィンディンが話している内容だと、君もまさか奴隷にされたの…?』
海渡『ああ、そうだ。ま、めっちゃ嫌なんだけどね…。』
悔しいので舌打ちをする。
シュンも、ヴィンディンの奴隷にされたみたいだ。…なんで奴隷にするんだろう、何をされるんだろう。怖かった。
シュン『この牢獄には、…他にも沢山いるんだろうけれど、このフロアには僕ときみしかいないみたい。と、いうか君の名前は?』
海渡『草野海渡っていう。よろしく。』
シュン『くさの かいと。くさの…?かいと…?なんか面白い名前だね!』
海渡『いや、俺が多分人間だからじゃないか…?』
大体名前を伝えるとこういうリアクションが返ってくるのはお見通しだった。毎回毎回言われるような気がする。
シュン『えっ、人間なんだ…!魔法は使えるの?』
海渡『まあある程度は使える。でも瞬間移動ができないんだよね…。だから不便だし、あったら一瞬でここから出れたと思うのに。』
シュン『…ううん、このオリは特殊でね、ある程度の魔法を無効にするんだ。だから、さっき瞬間移動しようとしたんだけど、できなかったよ。このオリのせいで…。』
海渡『え、瞬間移動できるんだ…。さすがだなぁ。』
シュン『そんなことないよ。あと、ファイアで攻撃しても無理。まあ基本中の基本って感じの魔法だから、…うん。海渡くんも何か試して見たら?できるかもよ?』
海渡『ええ…まあ、じゃあ、脱出できると信じて。』
俺は、魔法を使う。使った魔法は『ファイアボルト』ファイアだったら、ちょっと弱くて無理かもしれないけど、ファイアボルトなら…。
でも、結局、オリは無傷だった。無効になった。
シュン『ああ…。…まあそんな簡単にいかないのかもね。大丈夫、心配しないで。』
海渡『…いや、俺ら順序を間違えているのかも?』
シュン『…え?順序?』
俺は閃いた。確かに魔法は効かなかった。でも、シュンはこう言っていた、『ある程度の魔法を無効にするんだ』と…。ある程度、つまりオリに効く魔法があるというわけだ。でもその魔法を一個ずつ探すのもめんどくさいし、俺は全て使えるわけではない。
だがその前に、このオリについての情報を知れば、何かなるかも知れない。この時に使うのが、『分析』という魔法。
海渡『"分析"・指定、オリ』
シュン『…わお。』
目の前にオリについて分析し始めた。
まず、このオリは、主に特殊魔法が効かないらしい。さっきのファイアボルトは、特殊魔法の一種だ。…てことは、つまり、打撃系魔法や、物理の魔法を使うと、このオリを破壊できて、脱出できるってわけか…!?
海渡『…シュン、打撃系の魔法や、物理の魔法は使えない?』
シュン『え…、聞いたことないやそんなの…、海渡は?』
海渡『ちょうどあるんだ。』
海渡『エア・ハンマー』
俺は打撃系の魔法、エア・ハンマーを使った。オリにエア・ハンマーで攻撃すると、オリはバラバラに崩れていた。相当の威力だったことがわかる。
シュン『うわっ、すごい〜!おめでとう!…じゃなくて、ありがとう!』
海渡『大丈夫。あとは、脱出するだけ。』
シュン『なら大丈夫、瞬間移動できるから。』
シュン『瞬間移動・指定、自分、海渡。』
俺とシュンは、一緒に瞬間移動して、どこかの部屋に着いた。部屋は豪華なものが沢山並べられている。
ヴィンディンは、部屋の中にいた。
ヴィンディン『…やあようこそ。ここは、俺様の部屋。よくきたなぁ、まずはお茶でもいっぱい飲むか?』
海渡『飲むわけねえよヴィンディン。』
ヴィンディン『君らは奴隷にされているのを忘れているな。』
シュンは俺の後ろに下がった。ちょうど、俺の後ろに。
ヴィンディン『さあ、回れ右。』
俺の体は、ヴィンディンによって勝手に動いた。
ようやく止まった、と思ったら、僕は何故か、後ろにいたシュンに俺は銃口をむけていた。俺は、いつの間にか銃を持っていた。
ヴィンディン『二人とも今、俺様が操作している。だから、逃げることは不可能だ。』
何故だ…!何故だ…!
動いて欲しいのに、体がびくともしない…!!
ヴィンディン『牢屋を脱出できて少しうかれていたようだが、こういうこともあるから気をつけろ。なんせ、お前らは俺様の奴隷だろ?』
ヴィンディン『…ま、今俺様が操作しているから、反論できないか…。そんなこと言われても。』
ヴィンディン『海渡、お前がシュンを…。』
ヴィンディンが言いかけたその時だった。
…ヴィンディンの後ろに、誰かが、いる。
女神『全く、私のことも忘れないでくださいよね!!!居場所特定するのに疲れましたよほんと…。』
女神『さあてと、ヴィンディン。私はあなたを決して許すことはできません。私は、海渡様のために、精一杯を尽くします!…私を見捨てないでくださいよね、海渡様。』
女神『プリズム!』
プリズム、それは簡単な魔法だったが、範囲魔法で、光で周りにある凶器を無くすことができる。危ないものは、この魔法で消されてしまった。俺が持っていた銃も。
女神『私は、決して役立たずではございません!』
このボタンは廃止予定です