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異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#141

第七章『海渡救出大作戦』十一話『正々堂々』

燕『でも僕の本当の目的はあなただ。』

海渡『へえ、じゃあ死ぬ気で来てよ。』

海渡『どうせ引き分けになる勝負なのだから。』



海渡side

俺が死ぬのは構わない。自分の死に対する恐怖がない。ただ、世界にたった一人しかいない自分の妹が死ぬのが怖いんだ。優を失ってしまったら、僕は明日の希望すら見えなくなるだろう。

…でも、
未来はまだ変えられるはずだ。

俺は優ともっと幸せな日常を送りたい。魔法なんかに頼らず、普通の人間で普通の暮らしで普通に生きたい。

だから…、

燕『死ぬのは怖い?』

海渡『…いいや、全くだね。』

燕は少し驚いた顔を一瞬見せた。きっと見当違いの返事だったのだろう。
そして燕は声を荒げて言った。

燕『だったら正々堂々戦って終わりにしよう何もかもを!!!』

海渡『僕も、君と真っ向から戦えて嬉しいよ。』

燕『スタークリティカル!!』

海渡『ファイアマシンガンレクリエム。』

燕はまるで敵の隙を狙うかのような星の魔法を放ってきた。連続攻撃だ。
だが俺も火玉を連続して発射する連続攻撃。

俺の火玉と燕の星はぶつかり合った。出てきた煙が視界を邪魔する。そして、そのぶつかり合いはどんどん加速していく。止まらない衝突。

俺は自分が意識しなくても自動的に撃つ魔法だから、この視界不良の中で防御に力を入れることができる。魔力切れは流石にないだろう。
だが相手はツバメの神様だ。何をしてくるか何も予想できない。

燕『…へへっ。』

海渡『!!』

背後から燕の声がした。しかし視界不良で見えないしどうやらもうそこにはいない。
面倒だな。この煙の中でも分かるのか?

それはさておき、相手が俺の位置をわかっていて、俺は相手の位置がわからないままだととても不利だ。

じゃあ相手の視界も見えなくしよう。

海渡『フラッシュ。』

燕『っ!?』

何処からか燕の声がした。

でも流石にこれだけだとした意味がないように思えてくる。俺はもう一回燕の視界を奪った。

海渡『フラッシュ。』

俺はその隙に素早く移動した。相手に位置をわからせなくしよう。
そう思っていたのも束の間、煙が消え掛かってきた。

見えた。燕がいる。

燕『ただでさえ視界が悪い真っ只中なのに、さらに視界を悪くさせる魔法を使うとは思ってもなかったなあ。先に見つけたのは自分なのに。』

海渡『それにしてもよく俺の魔法に追いついたな。火玉にあんなに喰らい付いてたのは久しぶりに見るかもしれない。』

燕『そうなのか。まあいいだろう。』

燕『神力躍進!』

!?

俺は突然視界が奪われた。
…そうか、そういうことか。燕も視界が奪われたら、俺も視界が奪われるのか。

燕『スターシャイニング!!』

なるほどね。そういうことか。

…なら、

海渡『神力躍進・電光石火』

燕『!!!』

2025/09/07 12:49

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