異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。
燕『…、君かな?草野海渡くんは。』
海渡『こんにちは。お待ちしておりました。』
乙鳥side
燕『随分とあっさり僕のところに来ましたね。』
海渡『なんせ、俺は”愛する妹” [太字]優[/太字]の兄だ。』
海渡『[下線]優には一瞬すら触れさせない。[/下線]』
私はすぐに草野海渡がいる荒野のエリアにやってきた。その名の通り、辺りは荒れ果てている。
てっきりすぐには出てこないと思っていたが、予想外の速さで姿を現した。
私は二人のやりとりを遠くで聞いていた。
海渡side
燕『話す時間が勿体無いです。さっさと終わらせましょう。』
海渡『…何を終わらせるの?』
燕『あなたを倒して、私たちの敵という関係を終わらせる、ということです。』
海渡『…つまり、倒されたら味方にならないといけないの?』
燕『…そうなるでしょうね。』
燕は一言おいてそう言った。
燕は俺が少し前に何故か体を乗っ取ってしまっていたその本人だ。(※詳しくは第五章)
けれど何故燕がここに?不思議でたまらなかった。だが、ここで倒されたら女神のところに帰るどころか燕の仲間になってしまう。そういう事態は避けたかった。
そして燕は一歩下がった。
燕『[太字][下線]サチュレイト・スター[/下線][/太字]』
すると燕は星の魔法を放った。数えきれないほどの輝く星が俺の方に飛んでくる。知らない魔法だが、サチュレイトというぐらいだから飽和攻撃だろう。
海渡『[太字][下線]バリアー[/下線][/太字]』
俺は反射で返そうかと思ったが流石にこの量の攻撃は無理だと思い、そのまま防御魔法で相手の攻撃を防いだ。
だがしかし、どうやら燕は手加減を知らないのか。いや、この場面での手加減はおかしいな。燕は次々に攻撃を繰り出した。
燕『[太字][下線]トゥインクル・スター・ハイスピード[/下線][/太字]』
すると輝く星がいくつか出てきた。しかも先ほどの飽和攻撃よりも大きい。その星は猛スピードで俺のところに飛んできた。どうやら素早い魔法で攻撃を防がせないようにしているのだろう。
これは流石に防御魔法を出している時点で負けだ。だから俺は反射で魔法を跳ね返した。
海渡『[太字][下線]反射[/下線][/太字]』
燕『[太字][下線]バリアー[/下線][/太字]』
燕『はあ、疲れるけれど使えるなぁ。』
燕は一言だけ喋った。
燕『ルミナス・スター・アタック』
光り輝く数多の星の攻撃が飛んでくる。先ほどの攻撃より速度は遅いが、こんなに大きな攻撃が飛んでくるとなると、防御魔法を張っても防ぎきれない。
反射で相手に攻撃を返してもいいが、使った反動が大きそうだ、避けたほうが早い。だが一生追いかけてくる星であれば避ける選択はまずいだろう。背後を取られる。
じゃあなんだろうと考える。まあ避ける・バリアー・反射という選択が無くなるなら、やはり優先すべき魔法は…。
海渡『[太字][下線]パニッシュメント[/下線][/太字]』
俺はあんなにあった星を全て消滅させた。最初からそうしとけばいいじゃんと思うかもしれないが、この魔法は魔力の消費量が激しいからあまりしたくなかった。
まあ魔力切れなんて滅多に起こさないけれどね。
そもそもこの世界では殆どの人が魔力切れを起こさない。理由は魔力の回復が早いから。異世界人や神、女神は魔力の回復が早い。
僕は人間だけれど、異世界に住んでいるからイレギュラーなんだろう。
燕『決着がつきそうにないね。』
海渡『まだ少ししか戦っていない。』
燕『…すぐに終わるよ。』
海渡『…どういう?』
俺は顔を顰めて燕にそう言う。
燕『今見たらわかるさ。』
燕『[太字][下線]神力躍進・一視同仁[/下線][/太字]』
海渡『は…。』
神力躍進…!?俺は耳を疑った。燕の体が光り輝く。そして燕はこう言った。
燕『今、僕と君は平等である。』
海渡『こんにちは。お待ちしておりました。』
乙鳥side
燕『随分とあっさり僕のところに来ましたね。』
海渡『なんせ、俺は”愛する妹” [太字]優[/太字]の兄だ。』
海渡『[下線]優には一瞬すら触れさせない。[/下線]』
私はすぐに草野海渡がいる荒野のエリアにやってきた。その名の通り、辺りは荒れ果てている。
てっきりすぐには出てこないと思っていたが、予想外の速さで姿を現した。
私は二人のやりとりを遠くで聞いていた。
海渡side
燕『話す時間が勿体無いです。さっさと終わらせましょう。』
海渡『…何を終わらせるの?』
燕『あなたを倒して、私たちの敵という関係を終わらせる、ということです。』
海渡『…つまり、倒されたら味方にならないといけないの?』
燕『…そうなるでしょうね。』
燕は一言おいてそう言った。
燕は俺が少し前に何故か体を乗っ取ってしまっていたその本人だ。(※詳しくは第五章)
けれど何故燕がここに?不思議でたまらなかった。だが、ここで倒されたら女神のところに帰るどころか燕の仲間になってしまう。そういう事態は避けたかった。
そして燕は一歩下がった。
燕『[太字][下線]サチュレイト・スター[/下線][/太字]』
すると燕は星の魔法を放った。数えきれないほどの輝く星が俺の方に飛んでくる。知らない魔法だが、サチュレイトというぐらいだから飽和攻撃だろう。
海渡『[太字][下線]バリアー[/下線][/太字]』
俺は反射で返そうかと思ったが流石にこの量の攻撃は無理だと思い、そのまま防御魔法で相手の攻撃を防いだ。
だがしかし、どうやら燕は手加減を知らないのか。いや、この場面での手加減はおかしいな。燕は次々に攻撃を繰り出した。
燕『[太字][下線]トゥインクル・スター・ハイスピード[/下線][/太字]』
すると輝く星がいくつか出てきた。しかも先ほどの飽和攻撃よりも大きい。その星は猛スピードで俺のところに飛んできた。どうやら素早い魔法で攻撃を防がせないようにしているのだろう。
これは流石に防御魔法を出している時点で負けだ。だから俺は反射で魔法を跳ね返した。
海渡『[太字][下線]反射[/下線][/太字]』
燕『[太字][下線]バリアー[/下線][/太字]』
燕『はあ、疲れるけれど使えるなぁ。』
燕は一言だけ喋った。
燕『ルミナス・スター・アタック』
光り輝く数多の星の攻撃が飛んでくる。先ほどの攻撃より速度は遅いが、こんなに大きな攻撃が飛んでくるとなると、防御魔法を張っても防ぎきれない。
反射で相手に攻撃を返してもいいが、使った反動が大きそうだ、避けたほうが早い。だが一生追いかけてくる星であれば避ける選択はまずいだろう。背後を取られる。
じゃあなんだろうと考える。まあ避ける・バリアー・反射という選択が無くなるなら、やはり優先すべき魔法は…。
海渡『[太字][下線]パニッシュメント[/下線][/太字]』
俺はあんなにあった星を全て消滅させた。最初からそうしとけばいいじゃんと思うかもしれないが、この魔法は魔力の消費量が激しいからあまりしたくなかった。
まあ魔力切れなんて滅多に起こさないけれどね。
そもそもこの世界では殆どの人が魔力切れを起こさない。理由は魔力の回復が早いから。異世界人や神、女神は魔力の回復が早い。
僕は人間だけれど、異世界に住んでいるからイレギュラーなんだろう。
燕『決着がつきそうにないね。』
海渡『まだ少ししか戦っていない。』
燕『…すぐに終わるよ。』
海渡『…どういう?』
俺は顔を顰めて燕にそう言う。
燕『今見たらわかるさ。』
燕『[太字][下線]神力躍進・一視同仁[/下線][/太字]』
海渡『は…。』
神力躍進…!?俺は耳を疑った。燕の体が光り輝く。そして燕はこう言った。
燕『今、僕と君は平等である。』