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【2025/04/21 2周年】異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#130

第七章『海渡救出大作戦』四話「本当の本番」

女神『もう私たちは敵じゃない。味方です。』

ヴィンディン『…はあ。』

魔王ヴィンディンは呆れた様子で私を見た。流石に突然すぎたかもしれないし、まだ信じられていないのかもしれない。

ヴィンディン『此奴、俺様が何者か全然理解していないな?俺様は…、』

女神『魔王ヴィンディン。』

ヴィンディン『…そうだが。』

女神『お願い。あなたにしかできないと思うの。』

私はヴィンディンにそう縋り付くと、流石のヴィンディンも驚いた様子。びっくりして困惑していた。まあヴィンディンにとっては、私は海渡の味方で、あなたの敵で、こんな未来一切想像していなかったでしょう。

ヴィンディンに頼むのには少し気が気でなかったが、海渡様のためだと考えると、やるしかないという気持ちになる。やっぱり私には海渡様しかいない。海渡様こそが、私の命みたいなもの…!

ヴィンディン『…で、協力してほしいことって?』

女神『海渡と戦って勝ってほしい。…もちろん、カバーはするわ。』

ヴィンディン『…無理だ。』

女神『な、なんでですか!?だって、あなたは…!』

ヴィンディン『…復活してくれたのはとてもありがたいが、2回も海渡に負けた俺が次勝てると思うか?三度目の正直とでも言いたいのか。そもそも貴様は海渡の味方だろう?練習相手になれとでもいうのか。』

女神『…いいえ。練習相手じゃない。これは本当の本番。』

ヴィンディン『どういうことだ。説明しろ。』

女神『海渡は洗脳されてしまったの。実の妹に。』

ヴィンディンはさらに驚いた顔をして、こちらを伺った。

ヴィンディン『おい、そいつは本当か?洗脳?あの海渡が、異世界など何も知らない妹にか?馬鹿な、妹も人間だろう。海渡より強いなどまずあり得ぬ。』

女神『海渡は、妹には弱いの。しかも妹は何者かの手によって、異世界を知り、強い魔法すら手に入れてしまった。だから私は海渡を救出したいの。』

ヴィンディン『だったら尚更だ。妹という仲間が海渡にいるのだろう?俺じゃあ無理だ。』

女神『だから、秋葉や光輝、シュンたちがカバーしたり戦力になったりして、人数有利を作るわ。それで海渡様が負けるという確信は持てないけれど、一か八かじゃないかしら。』

ヴィンディン『シュン…!』

シュン『…っへ、復活させたのは俺だぜ?ヴィンディン。』

ヴィンディンは困った顔で私をみる。私はヴィンディンを入れることでさらに海渡様に近づくと思った。これはあくまでも一つの方法。けれど私はどんな方法だって取り入れていく必要があると思った。だから、私は絶対にヴィンディンを仲間に入れる。

女神『お願いヴィンディン!!』

ヴィンディン『…じゃあ条件を出そう。』

ヴィンディン『俺様が海渡に勝ったら、救出したあとに封印しないでくれるか?』

女神『え?それだけ?』


ヴィンディン『世界征服なんてしない。この世界を征服するなんて、海渡が生きてる限り不可能に近い。』

作者メッセージ

大遅刻
#年末年始の縺薙≠繧九s小説投稿祭

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2024/12/29 09:57

縺薙≠繧九s ID:≫ 19ZQABSFMiPlU
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