異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。
女神side
私たちは数日後、異世界にある魔王の住処にやってきた。ここにくるのは、3度目だろうか。相変わらず、不気味な感じで気持ち悪い。
魔王ヴィンディンとしっかりと話して仲間になってくれたら良いんだけれども、もしできずに敵になったら、誰が倒すのって話だ。
あの時は頼もしい助っ人や、海渡様がいたから倒せた。けれど、今は海渡様もいない。頼もしい助っ人も今どこにいるかわからない。
成功するかわからないけれど、これでもし海渡様を救出することができるのなら、私は惜しまずにこの作戦を実行する。
シュンは重そうな本を持って、魔王を閉じ込めてある結晶の前に立った。
シュン『…本当にいいんだね?』
女神『はい。』
秋葉『成功しなかったら許さないからねシュン。魔王を説得する前にまずは復活という段階を踏まないといけないんだから。』
シュン『分かってるよ秋葉。しっかりと勉強して、蘇生方法も覚えた。』
そしてシュンはすぅっと息を吸って、こう唱え始めた。
シュン『えー…、悪魔のなんとかかんとかよ、魔王ヴィンディンの封印を解くため、我にうんちゃらかんちゃらの力を授けよー。』
秋葉『成功しなかったら許さないって言ったわよねシュン!!』
流石の棒読みに私も口をポカーンと開ける。後ろを振り向くと、光輝も驚きのあまり口を手で塞いでいた。
だがまさかそんな棒読みが通用するとは思わなかった。
シュン『あ、成功。』
秋葉『えぇ?』
そういうと、突然結晶から眩しい光が発された。
光輝『眩し!』
女神『えっ、な、なに!?』
眩しくて目を塞いだ。そろそろかなと恐る恐る目を開けてみると、そこには、
女神『魔王ヴィンディン…!』
ヴィンディン『…は?』
相変わらず、何も変わらない様子。馴染みのあるこの低い声。
ヴィンディン『…貴様、何故。』
私は単刀直入にこう言った。
女神『協力してほしいことがあるの。』
女神『もう私たちは敵じゃない。味方です。』
私たちは数日後、異世界にある魔王の住処にやってきた。ここにくるのは、3度目だろうか。相変わらず、不気味な感じで気持ち悪い。
魔王ヴィンディンとしっかりと話して仲間になってくれたら良いんだけれども、もしできずに敵になったら、誰が倒すのって話だ。
あの時は頼もしい助っ人や、海渡様がいたから倒せた。けれど、今は海渡様もいない。頼もしい助っ人も今どこにいるかわからない。
成功するかわからないけれど、これでもし海渡様を救出することができるのなら、私は惜しまずにこの作戦を実行する。
シュンは重そうな本を持って、魔王を閉じ込めてある結晶の前に立った。
シュン『…本当にいいんだね?』
女神『はい。』
秋葉『成功しなかったら許さないからねシュン。魔王を説得する前にまずは復活という段階を踏まないといけないんだから。』
シュン『分かってるよ秋葉。しっかりと勉強して、蘇生方法も覚えた。』
そしてシュンはすぅっと息を吸って、こう唱え始めた。
シュン『えー…、悪魔のなんとかかんとかよ、魔王ヴィンディンの封印を解くため、我にうんちゃらかんちゃらの力を授けよー。』
秋葉『成功しなかったら許さないって言ったわよねシュン!!』
流石の棒読みに私も口をポカーンと開ける。後ろを振り向くと、光輝も驚きのあまり口を手で塞いでいた。
だがまさかそんな棒読みが通用するとは思わなかった。
シュン『あ、成功。』
秋葉『えぇ?』
そういうと、突然結晶から眩しい光が発された。
光輝『眩し!』
女神『えっ、な、なに!?』
眩しくて目を塞いだ。そろそろかなと恐る恐る目を開けてみると、そこには、
女神『魔王ヴィンディン…!』
ヴィンディン『…は?』
相変わらず、何も変わらない様子。馴染みのあるこの低い声。
ヴィンディン『…貴様、何故。』
私は単刀直入にこう言った。
女神『協力してほしいことがあるの。』
女神『もう私たちは敵じゃない。味方です。』
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