異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。
女神『ヴィンディンですよ!ヴィンディン!!魔王ヴィンディンは、海渡様といい戦いになるんじゃないんでしょうか!?』
秋葉『あいつって、海渡と平等な強さじゃないと思うんだけど。』
シュン『なんなら俺らより弱いんじゃない?』
女神『いやいや、でもいたら何か変わりませんか!?』
そう、ヴィンディンは、かつて世界最強とも呼ばれた魔王。今は海渡様の方が強いかもしれないけれど…
けれど、仲間にいたらとても心強いような気がする、そう思った。
だが、あまり三人は乗り気じゃない。
それはそうだ。だって、ヴィンディンがこの作戦に乗ってくれるかはわからないから、だろう。
そんな状態から、光輝が話を突然切り出した。
光輝『でも、魔王ってどうやって復活させるの?』
女神『えっとぉー、調べたところによると、悪魔だけが復活させれるみたいです!』
光輝『その悪魔は?』
あ。
友達に悪魔なんていませんでしたー!!どうしましょう…。
でもやはり、別の人にするべき…?ヴィンディンを仲間にするのとてもいい案だと思ったんですけれどね。…悪いことを考えてなければですが。
どうしようとがっくりしているとき、秋葉が不思議そうな顔で私を見ていた。そして秋葉はこう言ったのである。
秋葉『悪魔って、いるじゃない。』
え?
私は一瞬耳を疑った。強い風が吹く。雪が風に乗って、舞い踊る。辺りは[漢字]人気[/漢字][ふりがな]ひとけ[/ふりがな]のない、私たち三人しかいない、寒い静かな場所だった。
秋葉は少し間を置いて、私に話しかける。
秋葉『あら、知らなかったの?』
秋葉『こいつ、人間と悪魔のハーフよ。』
…え、えええええええ!?
秋葉は「こいつ」と言った瞬間、隣の人に指を差した。そう、その指が差されていた場所は…。
シュン『まあ、秋葉なら口軽いしバラすよね。』
シュンだった。
秋葉『こーら。口軽いなんて言わないの。今は大切なときなんだから、女神がこんなに焦っている姿見ると、喋りたくて仕方がないんだから。我慢してよね。』
シュン『はいはい。まあ魔王を呼ぶぐらいなら、俺でもできるぜ。』
女神『どうして言ってくれなかったんですか!?』
シュン『いやぁ、あんまり言いたくなくてね。』
私は驚きすぎているのかもしれないが、異世界で会ったシュンは確かに異世界生まれだったような…。いや、知らなすぎたのかもしれない。
女神『じゃあ魔王を…?』
シュン『一か八か、調べてみてやってみるよ。みんながいるまえでね。』
女神『そうと決まれば!いざ、出発です!!』
光輝『早くない?一旦こたつでぬくぬくしようよ。』
秋葉『あいつって、海渡と平等な強さじゃないと思うんだけど。』
シュン『なんなら俺らより弱いんじゃない?』
女神『いやいや、でもいたら何か変わりませんか!?』
そう、ヴィンディンは、かつて世界最強とも呼ばれた魔王。今は海渡様の方が強いかもしれないけれど…
けれど、仲間にいたらとても心強いような気がする、そう思った。
だが、あまり三人は乗り気じゃない。
それはそうだ。だって、ヴィンディンがこの作戦に乗ってくれるかはわからないから、だろう。
そんな状態から、光輝が話を突然切り出した。
光輝『でも、魔王ってどうやって復活させるの?』
女神『えっとぉー、調べたところによると、悪魔だけが復活させれるみたいです!』
光輝『その悪魔は?』
あ。
友達に悪魔なんていませんでしたー!!どうしましょう…。
でもやはり、別の人にするべき…?ヴィンディンを仲間にするのとてもいい案だと思ったんですけれどね。…悪いことを考えてなければですが。
どうしようとがっくりしているとき、秋葉が不思議そうな顔で私を見ていた。そして秋葉はこう言ったのである。
秋葉『悪魔って、いるじゃない。』
え?
私は一瞬耳を疑った。強い風が吹く。雪が風に乗って、舞い踊る。辺りは[漢字]人気[/漢字][ふりがな]ひとけ[/ふりがな]のない、私たち三人しかいない、寒い静かな場所だった。
秋葉は少し間を置いて、私に話しかける。
秋葉『あら、知らなかったの?』
秋葉『こいつ、人間と悪魔のハーフよ。』
…え、えええええええ!?
秋葉は「こいつ」と言った瞬間、隣の人に指を差した。そう、その指が差されていた場所は…。
シュン『まあ、秋葉なら口軽いしバラすよね。』
シュンだった。
秋葉『こーら。口軽いなんて言わないの。今は大切なときなんだから、女神がこんなに焦っている姿見ると、喋りたくて仕方がないんだから。我慢してよね。』
シュン『はいはい。まあ魔王を呼ぶぐらいなら、俺でもできるぜ。』
女神『どうして言ってくれなかったんですか!?』
シュン『いやぁ、あんまり言いたくなくてね。』
私は驚きすぎているのかもしれないが、異世界で会ったシュンは確かに異世界生まれだったような…。いや、知らなすぎたのかもしれない。
女神『じゃあ魔王を…?』
シュン『一か八か、調べてみてやってみるよ。みんながいるまえでね。』
女神『そうと決まれば!いざ、出発です!!』
光輝『早くない?一旦こたつでぬくぬくしようよ。』
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