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※本作品の作者は、この作品において自演コメントなどは一切しておりません。ご理解の程宜しくお願いします。

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異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#121

第六章『荒れ狂う神様』三十七話「君は僕にとっての最高の魔法」

草野優『あれお兄ちゃん〜?どうしたの〜?』

そこには、世界にたった一人しかいない、俺の妹が異世界にいた。


優『"リュヌさんから全部吐き出してもらった"けれど、あの赤い月ってリュヌさんのせいだったんだねお兄ちゃん。お兄ちゃんとリュヌさん戦ってるらしいから知らなかったよ。』

海渡『なんで、異世界に…。』

優『…ふふっ、私ねすごい力を手に入れてしまったの!』

すごい力…?


優『[太字][下線][大文字]神力躍進の『[大文字]傾城傾国[/大文字]』[/大文字]っていうやつ[/下線][/太字]』


神力躍進…!?

優『もうメルさんもリュヌさんも捕まえちゃった。あとはお兄ちゃん含め、あなたたち3人だけ。』

優『捕まえてあげるから、大人しくしてね。』

海渡『…なんで、異世界に来たんだ優。』

優『え?』

俺は話を切り出した。俺はショックでたまらなかった。優は異世界なんて知らなくてよかったのだ。未知の世界でよかった。漫画に出てくる架空の世界とずっと思ってて欲しかった。

だから、俺はあまりにも驚きすぎて、気持ちの整理が追いついていない。

優『私、誘われちゃったの。異世界に。』

海渡『誘われた…?』

優『だって、草野海渡の妹って、突然現れた人に言われたんだから。あとその人は私に神力躍進を教えてくれた。』

意味がわからない。突然現れた人…?異世界人ってことか…?けれど、神力躍進って、優みたいな異世界を知らなかった人でも一瞬でできるようになるのか…?

いや、でもオカリナでも取得できていない神力躍進を、魔法が使えない優ができるはずが…。

優『…正直ね、気づいてたんだよ。特にそれを信じ切ったのはお兄ちゃんの自由研究をしている時。』

優『ショッピングモールの件でね。』

俺はどう言えばいいかわからず、黙っていた。かなり俺は焦っている。心拍数が上がる。

これからどんなふうに優に接すればいいかわからなくなった。冷や汗を何故かかく。手が震えた。そりゃそうだ。優は僕だけの、可愛くて愛おしくて尊い、最高の妹なのだから。

優『…まあいいよ。私は今、3人とも捕まえることが必要なの。』

優『だから、抗えないように従ってもらうよ3人とも。』

女神『えっ、一体何のために!?』

オカリナ『早く、リュヌ様とお姉様をこの牢屋から出してください!!さもないと、私が許さな…』


海渡『いいよオカリナ。大丈夫。』

俺はオカリナの会話を遮ってそう言った。

女神『海渡様…?』


海渡『[太字]俺だけが優に捕まる。[/太字]その代わり、今捕まっている2人を出すこと、女神とオカリナの2人を逃すことを約束してくれないか…?』

優『…お兄ちゃんだけが捕まるってこと?』

海渡『嗚呼。もちろん、優の命令は何でも従うし、何でも成功させる。けど、優、これだけは[下線]聞いてほしい[/下線]。』






海渡『俺は、優にとって世界に一人しかいない唯一の兄。』

海渡『優と地球で出会ってから、[太字][大文字]ずっと愛してるし、僕はもう優の可愛さで、優の催眠にずっとかかっているよ。[/大文字][/太字]』


[中央寄せ][大文字][大文字]今でも[/大文字][/大文字][/中央寄せ]



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作者メッセージ

海渡の最大の弱点は妹かもしれない…。
第六章終了まであと少し!第七章もあるのでお楽しみに!
てか、第六章って他の章と比べて随分長くなってしまいましたね…。

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2024/10/06 12:26

縺薙≠繧九s ID:≫972W/z4G4BVy6
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