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※本作品の作者は、この作品において自演コメントなどは一切しておりません。ご理解の程宜しくお願いします。

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異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。

#111

第六章『荒れ狂う神様』二十七話「暗闇」

海渡site

海渡『…これ、閉じ込める魔法じゃないな。』

海渡『…転移魔法か?』


そう俺がいうと、オカリナの声がどこかから声がした。どうやらスピーカーからのようだ。

オカリナ『お見事です。草野海渡様。』

女神『えっ、オカリナさん!?』

海渡『…。』

オカリナ『私はあなたたちを騙しました。全ては、お姉様とリュヌ様のため。私はそれを命令のままに行動に移しているだけです。』

リュヌ?やはりリュヌの仕業か…。それ以外の組織だったら、俺はどんな反応をすればいいか分からなかったほどだ。女神も驚いた顔で辺りをキョロキョロしている。

俺はせっかくなのでオカリナに聞いてみた。

海渡『君はリュヌの仲間なの?』

オカリナ『…、すみませんが質問への回答は控えさせていただきます。』

海渡『そうか。じゃあ質問に答えないのなら、ここから脱出しようかな。』

オカリナ『何をしようとそれは無駄な行為です。ここは簡単に脱出できる場所ではない。』

海渡『さあ、それはどうかな。』

俺はそう言って、魔法を使った。


海渡『[太字][漢字]時間制止[/漢字][ふりがな]タイム コンストレイント[/ふりがな][/太字]』


俺は時間を止める魔法を使った。使うのはいつぶりだろう。あまり世界を巻き込むほどの魔法を使いたくないから、全然使ってないことに気づいた。
いろんなものを巻き込むと、力も相当使うし、あまり使わないようにはしているが…。

さあて、この全面鏡の部屋から、どうやって現実の外に出ようか…。

俺はこの部屋の外にある暗闇の方へ進んで行った。できるだけ上へ。すると、だいぶ先へ天井があったので、壊してみた。

外だ。この状況的に…、異世界か?明らかに治安が悪い状況を目にすると、一瞬で異世界を思い浮かべた。オカリナ、まさか異世界まで飛ばしているとは…。

俺はすぐに下に飛んで降り、女神を連れてまた上に行った。

さあ、そろそろ疲れてきたし、時間を進めるか…。

海渡『解除』

時を進めると、女神がすぐに驚いたような顔をして俺をみた。

女神『海渡様!?…って、え。ここどこ!?』

海渡『ああそっか。さっきの暗闇の上の方へ行ったら、ここに繋がってた。というか、天井壊したら、ここだった。』

女神『つ、つまり脱出!?』

海渡『まあ時止めてたし…。』

女神『やっぱり海渡様は最強ですね!』

だから最強じゃないって…。で、これからどうしようか。できるだけここを離れないと、追われても面倒だし。

俺らはとりあえずここから離れることにした。辺りを見渡しても、木や自然ばかりで、いったいどんなところに飛ばされたのかさっぱりだ。異世界は十分すぎるぐらい広いから、未開の土地かもしれない。

女神『で、どうしますかここから。地球に戻ります?』

海渡『…いや、探索しよう。オカリナが地球に逃げたと勘違いしてくれたらいいが…。』

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作者メッセージ

読んでいただきありがとうございます…!
続きもよろしくお願いします…!

2024/08/06 17:35

縺薙≠繧九s ID:≫91YYGRbRUeQ9I
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