異世界から帰ってきたら、最強になったことに気づいてしまいました。
……アリルエル様は、"呪い"がかかっている。
正直信じ難いところだが、魔法を使ったら、分かった。
元の世界に戻る前に、異世界で上級者が洗脳とかどうのこうのとかと騒いでいたのを思い出した。お陰で上級者ですら、呪いがかかった上級者が処分され、上級者の数も勿論減ったようだ。
異世界ではそれが問題になっており、現在、上級者たちに呪いをかけた黒幕を探してるそうだ。
さっきの手や足で攻撃してきた上級魔物は、恐らくアリルエルに気に入られたくて命令聞いただけだと思われる。上級魔物が上級者にすぐに気に入られるわけがない。俺は少し呆れた。
魔法でさっさと攻撃して倒したいところだが、異世界を知っている者には、ルールがある。その一つが、上級者を殺してはいけないということ。上級者は少ない人数のため、とても貴重な人材だ。殺してしまったら、上級者は減る。しかし、呪いがかかった上級者は処分された。恐らくまだ呪いの解き方が分からないため、このまま放っておいたら、呪いがかかった上級者は、もはや上級者ではなくなる、信頼も失う。そうなる前に、処分したのだろう。
でもアリルエル様が何故この世界に来たのかが分からない。逃げてきたのか、意図的にこちらへきたのか、実に考え深いものだ。
あかり『ね、ねえ、海渡くん、この人知ってるの…?』
やばいな、そろそろみんなを移動させないと。
海渡『[漢字]瞬間移動[/漢字][ふりがな]ワープ[/ふりがな]』
俺は瞬間移動という魔法を使い、俺以外のみんなを移動させた。みんなは俺が作った白い空間にいる。勿論出口もない。上級者を異世界へ送るまで大人しく待っててもらえたら良いのだが…
アリルエル『ジャマなヤツがイナクナッテヨカッタです。』
喋り方も何かおかしいな…
アリルエル『究極の美味をシラナイか?』
海渡『究極の美味?何のことだろうね。ごめんだが、俺は知らないよアリルエル様。』
アリルエル『…ソウカ。』
アリルエル『何故、ワタシの名をシッテイルのか?』
海渡『異世界に行ったことがある人間ですよ。あ、俺は草野海渡と申します。』
普通に喋れている、もしかしてまだ自身の意識があるのか…?今はただの会話タイム…?
海渡『究極の美味とはなんですか?』
アリルエル『異世界最強の美味シイ食物ダソうだ。』
聞いたこともない言葉を少し思い出してみようとしたが、聞いたことない。一つも耳にしたことがなかった。
アリルエル『ココは…地球か。』
海渡『…あなたは今呪いにかかっていますが、自我はお有りで?』
アリルエル『アア、アルが、モウスグで壊れチャイソウだ。アイツに、ノロイをカケラレた。』
アリルエル『ワタシを異世界にツレテイッテクレ。』
何がどうなっている…?
まだ自我がある…?アイツとは…?
海渡『異世界に…でもどうやって行こうか…』
元の世界に戻れたのは全て"女神"のおかげだから、異世界に行くには、女神を呼ばないといけなくなる。だが女神を呼ぶと少々厄介なことが…
まあ上級者からの命令だ。従わないと俺がボコボコにされる。
海渡『女神〜。』
女神『海渡さまああああああああああああ!!!』
は。
正直信じ難いところだが、魔法を使ったら、分かった。
元の世界に戻る前に、異世界で上級者が洗脳とかどうのこうのとかと騒いでいたのを思い出した。お陰で上級者ですら、呪いがかかった上級者が処分され、上級者の数も勿論減ったようだ。
異世界ではそれが問題になっており、現在、上級者たちに呪いをかけた黒幕を探してるそうだ。
さっきの手や足で攻撃してきた上級魔物は、恐らくアリルエルに気に入られたくて命令聞いただけだと思われる。上級魔物が上級者にすぐに気に入られるわけがない。俺は少し呆れた。
魔法でさっさと攻撃して倒したいところだが、異世界を知っている者には、ルールがある。その一つが、上級者を殺してはいけないということ。上級者は少ない人数のため、とても貴重な人材だ。殺してしまったら、上級者は減る。しかし、呪いがかかった上級者は処分された。恐らくまだ呪いの解き方が分からないため、このまま放っておいたら、呪いがかかった上級者は、もはや上級者ではなくなる、信頼も失う。そうなる前に、処分したのだろう。
でもアリルエル様が何故この世界に来たのかが分からない。逃げてきたのか、意図的にこちらへきたのか、実に考え深いものだ。
あかり『ね、ねえ、海渡くん、この人知ってるの…?』
やばいな、そろそろみんなを移動させないと。
海渡『[漢字]瞬間移動[/漢字][ふりがな]ワープ[/ふりがな]』
俺は瞬間移動という魔法を使い、俺以外のみんなを移動させた。みんなは俺が作った白い空間にいる。勿論出口もない。上級者を異世界へ送るまで大人しく待っててもらえたら良いのだが…
アリルエル『ジャマなヤツがイナクナッテヨカッタです。』
喋り方も何かおかしいな…
アリルエル『究極の美味をシラナイか?』
海渡『究極の美味?何のことだろうね。ごめんだが、俺は知らないよアリルエル様。』
アリルエル『…ソウカ。』
アリルエル『何故、ワタシの名をシッテイルのか?』
海渡『異世界に行ったことがある人間ですよ。あ、俺は草野海渡と申します。』
普通に喋れている、もしかしてまだ自身の意識があるのか…?今はただの会話タイム…?
海渡『究極の美味とはなんですか?』
アリルエル『異世界最強の美味シイ食物ダソうだ。』
聞いたこともない言葉を少し思い出してみようとしたが、聞いたことない。一つも耳にしたことがなかった。
アリルエル『ココは…地球か。』
海渡『…あなたは今呪いにかかっていますが、自我はお有りで?』
アリルエル『アア、アルが、モウスグで壊れチャイソウだ。アイツに、ノロイをカケラレた。』
アリルエル『ワタシを異世界にツレテイッテクレ。』
何がどうなっている…?
まだ自我がある…?アイツとは…?
海渡『異世界に…でもどうやって行こうか…』
元の世界に戻れたのは全て"女神"のおかげだから、異世界に行くには、女神を呼ばないといけなくなる。だが女神を呼ぶと少々厄介なことが…
まあ上級者からの命令だ。従わないと俺がボコボコにされる。
海渡『女神〜。』
女神『海渡さまああああああああああああ!!!』
は。
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