名探偵朱雀 軽井沢ホテル殺人事件
[中央寄せ]🏨[/中央寄せ]
「ドーモ!よーコソ、HOTEL、『tragedy』へ!」
HOTELに入ると、HOTELのオーナーらしき外国人が、朱雀たちを迎える。ピカピカに磨かれた、新築オーラがプンプンする壁や床、天井が、朱雀たちを圧倒させる。
「ボクはスミス!ガージー・スミスだヨ★よろしく!ここのownerに雇われて、案内役を買って出たんダ!ダカラ、なかよくしてちょ★」
Veryハイテンションのスミスに、朱雀たちは超がつくほど引く。やばい。こいつ、パーだ。
「じゃ、コレから、ヘヤを案内しま〜ス!あれ?全員が来てないヨ!!ちょっとまってね、四人組★」
どうやら、朱雀たち以外にも、招かれている客はいるようだ。
「チョットまってね.........あ、きてくれたんダネ![太字]Mr.ツクモ[/太字]!」
背後の大きな扉が開き、大柄な男性がHOTELに入ってくる。
「どうも」
男性は短く挨拶し、自分を変な目で見つめる朱雀たちに目を向けた。
「なんだね、君たち」
低い声でふいにたずねられた朱雀は、ビクッと震える。
「え?ええと.........わ、私達、招かれたんです!この『tragedy』に!招待状みたいなメールがきて......」
「なんだ、君たちも招待客か」
それを聞いた男性は、なぜかふっと柔らかい表情になり、安心したように呟いた。
「私は、[太字][漢字]津雲茂[/漢字][ふりがな]つくもしげる[/ふりがな][/太字]。こう見えて大学教授さ。よろしく」
津雲は小さく会釈すると、スミスの方に行ってしまった。
「ちょっとちょっと、何なワケ?軽井沢の高級ホテルっていうから来たのに、何なの?この古ぼけた旅館みたいなとこは!」
コツコツとハイヒールを鳴らしてやってきたのは、二十代前半ぐらいの、スタイル抜群でとびきり美人の女性だった。
その隣には、小太りで金髪の男がいた。
「しゃーないことよ!だって俺、招待状もらったから来たんだぜ。メールで!しかも、『高級ホテル』!詐欺でも、行くほうが得じゃん!」
小太りの男は、ケラケラと笑う。
「Oh![太字]Mr.ホナミ[/太字]と、そのgirl friendの[太字]Ms.ミタキ[/太字]!お待ちしておりましたヨ!」
スミスは二カッと笑い、二人を手招きした。
女性は、朱雀たちに、「なに、あんたたち」と問いかけてきた。問いかけていると言うよりは、独り言という感じだった。
「俺たちも、招かれた客ですよ。あと、初対面であんたたちって言うのは結構失礼ではn...........................」
ぐっ
「うわっっっっっ」
気がつくと......青龍の身体が宙吊りになっていた。
金髪の男に、襟首を掴まれていたのだった。
「お前サァ..........俺の彼女暴言吐くんじゃねぇよ、この坊主!」
青龍の頬に、かたい拳が勢いよく当たる。頬には、真っ赤な血が滲んでくる。
「チョットぉ、やめてくださいませ、お客s.........」
[大文字][太字]「テメーらうっせぇんだよ、さっきから。俺も客なんだが、一番最初に来てんのに、そこのスミスってヤローが気づかないとか、まじでパーなんじゃね?」[/太字][/大文字]
どこからか、野太い声が聞こえてくる。
「あっ..........[太字]Mr.カジモト[/太字]..........!」
スミスは、ハッとしたように顔を上げる。
「そーだよ。あ、テメーら、よく聞け。俺は[太字][漢字]鍛治本輝[/漢字][ふりがな]かじもとひかる[/ふりがな][/太字]。あのでっかい自動車ガイシャ、『ソヨダ』の社長だぜ」
鍛治本は、自分を指さして、鼻高々に言い放つ。
「へぇ〜。どうりでエラソーなワケね。あ、あたしは[太字][漢字]御瀧月結[/漢字][ふりがな]みたきつゆ[/ふりがな][/太字]。雑誌モデルよ。一回だけ、『ソヨダ』の宣伝にも出たことある」
金髪男の彼女―――月結が言う。
鍛治本は、「なるほど、だから君の顔を見たことがあると感じたわけか」と呟いた。
「なんだよ、みんな自分の話してるじゃん。え?俺?俺は、[太字][漢字]穂波正樹[/漢字][ふりがな]ほなみまさき[/ふりがな][/太字]。月結のカレシだぜ」
そう言うと、正樹は月結の肩を抱いた。
「サァ、これでお客様は全員ですネ!さ、お部屋にご案内しまス!」
「ドーモ!よーコソ、HOTEL、『tragedy』へ!」
HOTELに入ると、HOTELのオーナーらしき外国人が、朱雀たちを迎える。ピカピカに磨かれた、新築オーラがプンプンする壁や床、天井が、朱雀たちを圧倒させる。
「ボクはスミス!ガージー・スミスだヨ★よろしく!ここのownerに雇われて、案内役を買って出たんダ!ダカラ、なかよくしてちょ★」
Veryハイテンションのスミスに、朱雀たちは超がつくほど引く。やばい。こいつ、パーだ。
「じゃ、コレから、ヘヤを案内しま〜ス!あれ?全員が来てないヨ!!ちょっとまってね、四人組★」
どうやら、朱雀たち以外にも、招かれている客はいるようだ。
「チョットまってね.........あ、きてくれたんダネ![太字]Mr.ツクモ[/太字]!」
背後の大きな扉が開き、大柄な男性がHOTELに入ってくる。
「どうも」
男性は短く挨拶し、自分を変な目で見つめる朱雀たちに目を向けた。
「なんだね、君たち」
低い声でふいにたずねられた朱雀は、ビクッと震える。
「え?ええと.........わ、私達、招かれたんです!この『tragedy』に!招待状みたいなメールがきて......」
「なんだ、君たちも招待客か」
それを聞いた男性は、なぜかふっと柔らかい表情になり、安心したように呟いた。
「私は、[太字][漢字]津雲茂[/漢字][ふりがな]つくもしげる[/ふりがな][/太字]。こう見えて大学教授さ。よろしく」
津雲は小さく会釈すると、スミスの方に行ってしまった。
「ちょっとちょっと、何なワケ?軽井沢の高級ホテルっていうから来たのに、何なの?この古ぼけた旅館みたいなとこは!」
コツコツとハイヒールを鳴らしてやってきたのは、二十代前半ぐらいの、スタイル抜群でとびきり美人の女性だった。
その隣には、小太りで金髪の男がいた。
「しゃーないことよ!だって俺、招待状もらったから来たんだぜ。メールで!しかも、『高級ホテル』!詐欺でも、行くほうが得じゃん!」
小太りの男は、ケラケラと笑う。
「Oh![太字]Mr.ホナミ[/太字]と、そのgirl friendの[太字]Ms.ミタキ[/太字]!お待ちしておりましたヨ!」
スミスは二カッと笑い、二人を手招きした。
女性は、朱雀たちに、「なに、あんたたち」と問いかけてきた。問いかけていると言うよりは、独り言という感じだった。
「俺たちも、招かれた客ですよ。あと、初対面であんたたちって言うのは結構失礼ではn...........................」
ぐっ
「うわっっっっっ」
気がつくと......青龍の身体が宙吊りになっていた。
金髪の男に、襟首を掴まれていたのだった。
「お前サァ..........俺の彼女暴言吐くんじゃねぇよ、この坊主!」
青龍の頬に、かたい拳が勢いよく当たる。頬には、真っ赤な血が滲んでくる。
「チョットぉ、やめてくださいませ、お客s.........」
[大文字][太字]「テメーらうっせぇんだよ、さっきから。俺も客なんだが、一番最初に来てんのに、そこのスミスってヤローが気づかないとか、まじでパーなんじゃね?」[/太字][/大文字]
どこからか、野太い声が聞こえてくる。
「あっ..........[太字]Mr.カジモト[/太字]..........!」
スミスは、ハッとしたように顔を上げる。
「そーだよ。あ、テメーら、よく聞け。俺は[太字][漢字]鍛治本輝[/漢字][ふりがな]かじもとひかる[/ふりがな][/太字]。あのでっかい自動車ガイシャ、『ソヨダ』の社長だぜ」
鍛治本は、自分を指さして、鼻高々に言い放つ。
「へぇ〜。どうりでエラソーなワケね。あ、あたしは[太字][漢字]御瀧月結[/漢字][ふりがな]みたきつゆ[/ふりがな][/太字]。雑誌モデルよ。一回だけ、『ソヨダ』の宣伝にも出たことある」
金髪男の彼女―――月結が言う。
鍛治本は、「なるほど、だから君の顔を見たことがあると感じたわけか」と呟いた。
「なんだよ、みんな自分の話してるじゃん。え?俺?俺は、[太字][漢字]穂波正樹[/漢字][ふりがな]ほなみまさき[/ふりがな][/太字]。月結のカレシだぜ」
そう言うと、正樹は月結の肩を抱いた。
「サァ、これでお客様は全員ですネ!さ、お部屋にご案内しまス!」
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