名探偵朱雀シリーズ
今、コンビニエンスストアは24時間営業である。
ごく稀に違うものもあるが、よっぽどのど田舎かほぼ個人経営のコンビニ以外は全て24時間である。
つまり、常に人がいる状態なのだ。開いている状態なのである。
だが、果たして1時から2時…深夜になったとき、多くの客が訪れるだろうか?
店員は、人のいない暗闇の中で、格好のターゲットになってしまうのかもしれない。
ハアハアハア……
「できる…俺にはできる」
ゆっくりと、自動ドアが開く。
音楽が鳴って、店員がにこやかに挨拶した。
その笑みは、俺を嘲笑ってるようだった。
憎しみを抑えながら、あくまで自然にその店員に近づく。
「すいません。『週刊ステップ』の発売って今日だったと思うんすけど、流石にまだ買えませんよね」
「そーですね…もう入ってきてるんですけど、まだ並んでないので…」
「あのう…買えませんかね?」
「あーそれは厳しいかもです。まあ奥にいる店長に聞いてくるんで…」
店員が背を向けた。チャンスだ。
俺は、持っていたナイフを一気に盆の窪に突き刺した。
さて、店長とやらも殺したし……ずらかるとすっか。
俺は店の奥で煙草を吸って一息ついていた。
今は深夜だし、こーんな駅近でもねえ、品揃え悪りィ、目立たねえコンビニに来るやつもいないだろうし……。監視カメラ、昨日のうちに切っといたから、俺がやったことは100%バレねえ……。
そのとき、音楽が鳴った。
だ、誰か入ってきたのか!?マズい……このままじゃ俺が殺したことバレバレ…。
て、店員のフリすりゃいいんだ!!ミステリーで見たことあるぞ!!殺したレストランの店長になりすますっつー……。
いやダメだ!!店員のフリするっつってもレジの操作方法も道具の場所もわかんねぇ……!!
隙を見て逃げ出すしかねえのかよ……。
ごく稀に違うものもあるが、よっぽどのど田舎かほぼ個人経営のコンビニ以外は全て24時間である。
つまり、常に人がいる状態なのだ。開いている状態なのである。
だが、果たして1時から2時…深夜になったとき、多くの客が訪れるだろうか?
店員は、人のいない暗闇の中で、格好のターゲットになってしまうのかもしれない。
ハアハアハア……
「できる…俺にはできる」
ゆっくりと、自動ドアが開く。
音楽が鳴って、店員がにこやかに挨拶した。
その笑みは、俺を嘲笑ってるようだった。
憎しみを抑えながら、あくまで自然にその店員に近づく。
「すいません。『週刊ステップ』の発売って今日だったと思うんすけど、流石にまだ買えませんよね」
「そーですね…もう入ってきてるんですけど、まだ並んでないので…」
「あのう…買えませんかね?」
「あーそれは厳しいかもです。まあ奥にいる店長に聞いてくるんで…」
店員が背を向けた。チャンスだ。
俺は、持っていたナイフを一気に盆の窪に突き刺した。
さて、店長とやらも殺したし……ずらかるとすっか。
俺は店の奥で煙草を吸って一息ついていた。
今は深夜だし、こーんな駅近でもねえ、品揃え悪りィ、目立たねえコンビニに来るやつもいないだろうし……。監視カメラ、昨日のうちに切っといたから、俺がやったことは100%バレねえ……。
そのとき、音楽が鳴った。
だ、誰か入ってきたのか!?マズい……このままじゃ俺が殺したことバレバレ…。
て、店員のフリすりゃいいんだ!!ミステリーで見たことあるぞ!!殺したレストランの店長になりすますっつー……。
いやダメだ!!店員のフリするっつってもレジの操作方法も道具の場所もわかんねぇ……!!
隙を見て逃げ出すしかねえのかよ……。