自由気ままに生きたい冒険者は重力魔法で無双する
宿舎を出て数分後、中央広場に来た。体内時計はだいたい15時だが、あの時計らしきものによると14時といったところだろうか?この世界の文字や言語がわかるのは転生特典みたいな感じか。
にしてもまた、あれはどうゆう仕組みで動いているのか。噴水の上をふわふわと上下に揺れながら浮く球体型の時計を見る。
「これがファンタジー、、、」
ここの人たちが身につけるアクセサリーに時計はない。まずもって、時計のある場所が少ない。宿舎には一つあったけど、通常じゃ手に入ることが難しいのだろう。
「あ、、、」
忘れていた。中心広場は僕が転生したあとが残っていたんだ。
「おーい、こっちも手伝ってくれ!!」
「ばーか。こっちだって忙しいんだよ」
そこには、汗だくになりながらブラシ一本で魔法陣を消す騎士団の人たち。
「申し訳ないです、、、」
顔を隠しながらさっそうと駆け抜けていく。本当なら僕がやるべきなんだけど、今はやることがあるのでスルーさせてもらいます。
[水平線]
図書館はすぐにみつかった。二階建てのかなり大きいめの建物だ。
今まで白いレンガメインで作られているものが多かったが、この図書館は色こそはおなじだけど、レンガではないコンクリートのような壁でできている。
「どの建物よりも立派にできてるな〜」
中に入ると司書の方だろう人が受付をしてくれた。特にルールはなく静かにしていれば大丈夫だそうだ。
禁書室があるからそこにだけは入るなと言っていたっけか。気になるけど、だめと言われたら仕方がない。
「え〜と、何から読もうかな」
僕が知りたいのはこの世界の歴史、魔法とかそういったところかな。
あちこち見てわってみたけど、どこにいっても恋愛者や冒険ものというのはあるんだな。チラ見してきになったのは三竜将物語、英雄ヘルクラスの話かな。
それは置いといてでだ、今ここに魔法についての本がある。かなり新しい本なのだろうか。著者は、マジック・クラフト。なんだろうこの、適当に考えました感がある名前は、、、
「この世界での言語のせいでいまいちわからないけどマジックとクラフトって前世、地球で使われていたことばに近い気がするんだよな」
まあ、いいだろう。
[水平線]
[魔法]生命が生まれ持つ才能のことである。魔法は今から3000年以上前からあるとされている。いつ誰が、どこから発祥したかは不明である。
[魔法と魔力]魔法には4つの基本属性があり、水、炎、土、風。この基本属性を元素魔法と言う。元素魔法にもそれぞれで体現できるレベルは異なっている。
例えば、三人の水魔法を使うものがいるとする。一人はコップ1杯分しか使えない。二人目は水の生成と、水を操ることができる。三人目は人を殺すほどの威力を持つ水。
生まれ持つ才能であっても、またそこで才能の差が出てしまうのだ。だが、あくまでもスタートの話だ。最初こそは差があるだろうが、幸い魔法とは努力することのできるものだ。
それはなぜか。この世界においてすべての生物、物体には魔力=魔素[マナ]という物質で構成されている。この魔素によってこの世界の文明は成り立っている。
魔素は魔法を発動するためには、欠かせないものだ。元素魔法で個体差が出てしまうのはこの生まれ持った魔素量=魔力量のせいである。
魔力量が少なければ体現できる魔法も最小限となってしまう。だから魔法を鍛えるにはまず、己の魔力量を増やすことに限る。
魔力量を増やすにはどうすればいいか、それは簡単なことだ。ただひたすら魔法を使うこと。それ一点のみだ。
これは、若いうちにやっておくと尚更効果が出やすい。魔素は体の成長と同時に少しずつ増えることがわかっている。
体が特に成長するのは十二歳から十四才。魔力は十歳から十八歳、、、この時期が一番効果が出やすい。
[上位魔法と呪い]元素魔法はある一定の限界を達してしまうと成長が止まってしまう。 そこから一切伸びなくなってしまうのだ。そこで限界に達した魔法使いたちが生み出した魔法が、上位魔法になるのだ。
上位魔法:氷、雷、植、爆の4つの進化系がある。元素魔法とは違い、格段にレベルがある。ただ、この域に達したものは数少ない。
[呪い]この世界には呪いというものが存在する。呪い、人間の現在の文明では解明することのできない魔法のこと。対抗する策がないわけではない。これはあとで出てくるのだが、呪いの反対に加護というものが存在する。
加護=女神の神聖魔法これもいまだ解明されてはいないが、呪いに対する唯一の対抗手段だ。魔法と同じように、生まれ持った才能だ。
神聖魔法については、各地にある大陸神聖魔法協会にて教えてもらうことができる。また、属性魔法についてもここに行けば調べてもらうことができる。
[水平線]
まるまる1時間、魔法教本を読んでいたら流石に疲れってしまった。辞書みたいな分厚さをしているから座りっぱなしで腰が痛くなった。
まだ読みたい本があったのだけど、今日はここまでにしておこうと思う。一つ寄りたいところがあるからね。
「大陸神聖魔法協会、、、」
ここに行けば自分の属性魔法が調べられるそうだから、魔法調べて扱えるようになったら冒険者ギルドに行ってみようかな。
にしてもまた、あれはどうゆう仕組みで動いているのか。噴水の上をふわふわと上下に揺れながら浮く球体型の時計を見る。
「これがファンタジー、、、」
ここの人たちが身につけるアクセサリーに時計はない。まずもって、時計のある場所が少ない。宿舎には一つあったけど、通常じゃ手に入ることが難しいのだろう。
「あ、、、」
忘れていた。中心広場は僕が転生したあとが残っていたんだ。
「おーい、こっちも手伝ってくれ!!」
「ばーか。こっちだって忙しいんだよ」
そこには、汗だくになりながらブラシ一本で魔法陣を消す騎士団の人たち。
「申し訳ないです、、、」
顔を隠しながらさっそうと駆け抜けていく。本当なら僕がやるべきなんだけど、今はやることがあるのでスルーさせてもらいます。
[水平線]
図書館はすぐにみつかった。二階建てのかなり大きいめの建物だ。
今まで白いレンガメインで作られているものが多かったが、この図書館は色こそはおなじだけど、レンガではないコンクリートのような壁でできている。
「どの建物よりも立派にできてるな〜」
中に入ると司書の方だろう人が受付をしてくれた。特にルールはなく静かにしていれば大丈夫だそうだ。
禁書室があるからそこにだけは入るなと言っていたっけか。気になるけど、だめと言われたら仕方がない。
「え〜と、何から読もうかな」
僕が知りたいのはこの世界の歴史、魔法とかそういったところかな。
あちこち見てわってみたけど、どこにいっても恋愛者や冒険ものというのはあるんだな。チラ見してきになったのは三竜将物語、英雄ヘルクラスの話かな。
それは置いといてでだ、今ここに魔法についての本がある。かなり新しい本なのだろうか。著者は、マジック・クラフト。なんだろうこの、適当に考えました感がある名前は、、、
「この世界での言語のせいでいまいちわからないけどマジックとクラフトって前世、地球で使われていたことばに近い気がするんだよな」
まあ、いいだろう。
[水平線]
[魔法]生命が生まれ持つ才能のことである。魔法は今から3000年以上前からあるとされている。いつ誰が、どこから発祥したかは不明である。
[魔法と魔力]魔法には4つの基本属性があり、水、炎、土、風。この基本属性を元素魔法と言う。元素魔法にもそれぞれで体現できるレベルは異なっている。
例えば、三人の水魔法を使うものがいるとする。一人はコップ1杯分しか使えない。二人目は水の生成と、水を操ることができる。三人目は人を殺すほどの威力を持つ水。
生まれ持つ才能であっても、またそこで才能の差が出てしまうのだ。だが、あくまでもスタートの話だ。最初こそは差があるだろうが、幸い魔法とは努力することのできるものだ。
それはなぜか。この世界においてすべての生物、物体には魔力=魔素[マナ]という物質で構成されている。この魔素によってこの世界の文明は成り立っている。
魔素は魔法を発動するためには、欠かせないものだ。元素魔法で個体差が出てしまうのはこの生まれ持った魔素量=魔力量のせいである。
魔力量が少なければ体現できる魔法も最小限となってしまう。だから魔法を鍛えるにはまず、己の魔力量を増やすことに限る。
魔力量を増やすにはどうすればいいか、それは簡単なことだ。ただひたすら魔法を使うこと。それ一点のみだ。
これは、若いうちにやっておくと尚更効果が出やすい。魔素は体の成長と同時に少しずつ増えることがわかっている。
体が特に成長するのは十二歳から十四才。魔力は十歳から十八歳、、、この時期が一番効果が出やすい。
[上位魔法と呪い]元素魔法はある一定の限界を達してしまうと成長が止まってしまう。 そこから一切伸びなくなってしまうのだ。そこで限界に達した魔法使いたちが生み出した魔法が、上位魔法になるのだ。
上位魔法:氷、雷、植、爆の4つの進化系がある。元素魔法とは違い、格段にレベルがある。ただ、この域に達したものは数少ない。
[呪い]この世界には呪いというものが存在する。呪い、人間の現在の文明では解明することのできない魔法のこと。対抗する策がないわけではない。これはあとで出てくるのだが、呪いの反対に加護というものが存在する。
加護=女神の神聖魔法これもいまだ解明されてはいないが、呪いに対する唯一の対抗手段だ。魔法と同じように、生まれ持った才能だ。
神聖魔法については、各地にある大陸神聖魔法協会にて教えてもらうことができる。また、属性魔法についてもここに行けば調べてもらうことができる。
[水平線]
まるまる1時間、魔法教本を読んでいたら流石に疲れってしまった。辞書みたいな分厚さをしているから座りっぱなしで腰が痛くなった。
まだ読みたい本があったのだけど、今日はここまでにしておこうと思う。一つ寄りたいところがあるからね。
「大陸神聖魔法協会、、、」
ここに行けば自分の属性魔法が調べられるそうだから、魔法調べて扱えるようになったら冒険者ギルドに行ってみようかな。