自由気ままに生きたい冒険者は重力魔法で無双する
「ふう、、、色々疲れた」
でも休んでる暇はないしな。今日中に寝床と服をどうにかしないといけない。サザンカさんから渡された金貨30枚。
どれくらいの価値なのかわからないから聞いてみたけど、どうやらこの世界では一番下から、石貨、銅貨、鉄貨、銀貨、金貨、白銀貨、白金貨があるらしい。
下から順番に日本円で例えるなら、
十円、百円、五百円、千円、一万円、十万円、百万円だそうだ。白金貨に関しては一個がでかすぎるため個人が持つことはできないのだそう。
「僕は今手元に30万あるということだ」
ちなみの、バックも何ももらってない。30万パンパンに詰まった袋ひとつだけだ。服装もこの国じゃ俺だけ違うし注目の的だ。
「服、買うか」
城から出て、一時間くらい歩いたところにちょうど良さそうな服屋さんがあった。ちなみに城の近くにある服屋さんはお高い貴族が買うような店ばっかだったのでだいぶ歩いた。
この国は一番外側にテルスローグの領域を囲う壁があり、点々と街や村がある。そして、領域の中心にあるのが今僕がいる王様が直々に住む街、王都。
城に近ければ近い建物ほど大きくて立派だ。つまり、貴族が多いのだ。
そんなこんなで、服を二着買ってちょっと上等そうな皮の肩掛けバックを買って、靴も買った。あと前の服は買い取ってもらうことができた。この世界でおそらく一つしかない服だから、とてもいい値で買い取ってもらえた。
お金使ったはずなのに服売ったせいで33万なっちゃったよ、、、
服屋が言うにはここから数百メートル先に宿舎があるといっていた。値段も安くて、食堂があるからご飯もあるのだそう。
「それにしても、王都なだけあって人がとても多いな」
キン肉マンばっかりだったから、街なかにもいるかとおもったけど普通で安心した。そして数分歩いたら、4階建ての赤い屋根の建物が見えてきた。
「ひときわ目立つな」
基本的に3階から2階建ての家が多いため、ここの宿舎はよく目立っている。かんたんにみつけることができたのもそれのおかげだ。
[カランカラン]
「こんにちは〜」
反応無し。もう少し中に踏み込んで見てみる。受付カウンターらしき物があり、奥には食堂が見える。しばらくすると、階段からどんどんと慌てて人が降りてくる。
「はい、はい、ごめんね。いま受付準備しますからね」
「あっはい、」
赤毛の40歳くらいの女性が降りてきた。中くらいの身長に、痩せ型の体型。
「何日間泊まります?」
「それが、田舎でのものでして、、、いまだ家がないのです。長期間になりそうなんですが大丈夫でしょうか?」
「問題ないですよ。では、とりあえず2週間分の宿泊費だけいただきますね。金貨1枚になります」
そう言われて、出された小さなかごに金貨一枚を出した。二週間で10万って結構安い方なのではないか?前世でホテルに行ったことがないからよくわからないけど。
「朝昼晩、ご飯は出ます。あと、この近くに銭湯があります。ここに宿泊した方はその銭湯でからだをあらっています。色々効果があるので入ってみてくださいね」
「ありがとうございます。あと、いくつか聞きたいんですけどいいでしょうか?」
「何でも聞いて」
「僕は色々あって金貨30万あるんですが、今後いろいろ買い出しするので、お金の問題があるんですがどこかいいとこないでしょうか。それと本があるとこってあったりします?」
「そうねえ、ここは人も多いから、仕事は山程あるだろうけどあんたみたいな若い子たちは、だいたい冒険者を目指すね。本だったら、中心広場のところに大きな民間用の図書館があったわ。冒険者ギルドもそこにあるわよ」
「中心広場、ですか」
一番最初の場所か。あのときは転生してすぐにお城に連れて行かれちゃったからね、、、あははは。
「色々ありがとうございます。部屋に荷物置いたらそのまま図書館に行こうと思います」
「ええ、うちは夜間の出入りは自由だから、ご飯さえしっかり食べてくれればあとは好きにしていいよ」
鍵をもらい、部屋に荷物をおいた。毎日丁寧に掃除をしているからか置いてある電球や机、棚はほこりひとつない。
「ん?この世界では電気という概念はあるのだろうか?」
そこまで発展していないはずだ。そういえば、街にも街灯があったけどどうゆう原理でついているのだろうか。
ためしに、机においてある電球らしいものに触れてみる。ガラスの中にある黄色い石がバチバチと音を立て始め、静かに光りだした。
「いま一瞬、体の何かが吸い取られる感じがした、、、」
いわゆる魔力というやつだろうか?調べてみるしかない。
片付けて部屋を出て、さっそく中心広場にある民間図書館に足を運ぶ。
でも休んでる暇はないしな。今日中に寝床と服をどうにかしないといけない。サザンカさんから渡された金貨30枚。
どれくらいの価値なのかわからないから聞いてみたけど、どうやらこの世界では一番下から、石貨、銅貨、鉄貨、銀貨、金貨、白銀貨、白金貨があるらしい。
下から順番に日本円で例えるなら、
十円、百円、五百円、千円、一万円、十万円、百万円だそうだ。白金貨に関しては一個がでかすぎるため個人が持つことはできないのだそう。
「僕は今手元に30万あるということだ」
ちなみの、バックも何ももらってない。30万パンパンに詰まった袋ひとつだけだ。服装もこの国じゃ俺だけ違うし注目の的だ。
「服、買うか」
城から出て、一時間くらい歩いたところにちょうど良さそうな服屋さんがあった。ちなみに城の近くにある服屋さんはお高い貴族が買うような店ばっかだったのでだいぶ歩いた。
この国は一番外側にテルスローグの領域を囲う壁があり、点々と街や村がある。そして、領域の中心にあるのが今僕がいる王様が直々に住む街、王都。
城に近ければ近い建物ほど大きくて立派だ。つまり、貴族が多いのだ。
そんなこんなで、服を二着買ってちょっと上等そうな皮の肩掛けバックを買って、靴も買った。あと前の服は買い取ってもらうことができた。この世界でおそらく一つしかない服だから、とてもいい値で買い取ってもらえた。
お金使ったはずなのに服売ったせいで33万なっちゃったよ、、、
服屋が言うにはここから数百メートル先に宿舎があるといっていた。値段も安くて、食堂があるからご飯もあるのだそう。
「それにしても、王都なだけあって人がとても多いな」
キン肉マンばっかりだったから、街なかにもいるかとおもったけど普通で安心した。そして数分歩いたら、4階建ての赤い屋根の建物が見えてきた。
「ひときわ目立つな」
基本的に3階から2階建ての家が多いため、ここの宿舎はよく目立っている。かんたんにみつけることができたのもそれのおかげだ。
[カランカラン]
「こんにちは〜」
反応無し。もう少し中に踏み込んで見てみる。受付カウンターらしき物があり、奥には食堂が見える。しばらくすると、階段からどんどんと慌てて人が降りてくる。
「はい、はい、ごめんね。いま受付準備しますからね」
「あっはい、」
赤毛の40歳くらいの女性が降りてきた。中くらいの身長に、痩せ型の体型。
「何日間泊まります?」
「それが、田舎でのものでして、、、いまだ家がないのです。長期間になりそうなんですが大丈夫でしょうか?」
「問題ないですよ。では、とりあえず2週間分の宿泊費だけいただきますね。金貨1枚になります」
そう言われて、出された小さなかごに金貨一枚を出した。二週間で10万って結構安い方なのではないか?前世でホテルに行ったことがないからよくわからないけど。
「朝昼晩、ご飯は出ます。あと、この近くに銭湯があります。ここに宿泊した方はその銭湯でからだをあらっています。色々効果があるので入ってみてくださいね」
「ありがとうございます。あと、いくつか聞きたいんですけどいいでしょうか?」
「何でも聞いて」
「僕は色々あって金貨30万あるんですが、今後いろいろ買い出しするので、お金の問題があるんですがどこかいいとこないでしょうか。それと本があるとこってあったりします?」
「そうねえ、ここは人も多いから、仕事は山程あるだろうけどあんたみたいな若い子たちは、だいたい冒険者を目指すね。本だったら、中心広場のところに大きな民間用の図書館があったわ。冒険者ギルドもそこにあるわよ」
「中心広場、ですか」
一番最初の場所か。あのときは転生してすぐにお城に連れて行かれちゃったからね、、、あははは。
「色々ありがとうございます。部屋に荷物置いたらそのまま図書館に行こうと思います」
「ええ、うちは夜間の出入りは自由だから、ご飯さえしっかり食べてくれればあとは好きにしていいよ」
鍵をもらい、部屋に荷物をおいた。毎日丁寧に掃除をしているからか置いてある電球や机、棚はほこりひとつない。
「ん?この世界では電気という概念はあるのだろうか?」
そこまで発展していないはずだ。そういえば、街にも街灯があったけどどうゆう原理でついているのだろうか。
ためしに、机においてある電球らしいものに触れてみる。ガラスの中にある黄色い石がバチバチと音を立て始め、静かに光りだした。
「いま一瞬、体の何かが吸い取られる感じがした、、、」
いわゆる魔力というやつだろうか?調べてみるしかない。
片付けて部屋を出て、さっそく中心広場にある民間図書館に足を運ぶ。