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カリモトリブレは紅くなる 

#3

感じてはいけないこと HUMAN

僕の名前はカリモトリブレ

運命に踊らされた探偵だ。

怪異[太字]『ベニトマト』[/太字]との因縁は、今回で終わる。

ヤツは異次元で…底が知れない。

簡単にいうと…………[太字]バケモン[/太字]だった…

[水平線]

今日は、パソコンで動画を見ている。

何を見ているのかは秘密だが、それは突然のことだった。

「!!!!」

画面が真っ赤になった…

…まさか……ベニトマト…また来るのか…!?

一体、何回襲ってくるつもりなんだよ…?

また頭の中から声が聞こえる。

[太字]「後ろ[漢字]繧定ヲ九m[/漢字][ふりがな]を見ろ[/ふりがな]」[/太字]

前回もそうだったが、ヤツの声が聞き取れる…

後ろ……僕は振り向く。

そこには……!

[太字]「[漢字]縺ソ繝シ縺、縺代◆[/漢字][ふりがな]みーつけた[/ふりがな]」[/太字]

見たことない姿…まさかこれが…ベニトマトの本来の姿…!?

人の見た目をしている…頭だけが大きく、体は紅い…

「ヤバいぞ……」

僕は椅子から立ち上がって虫眼鏡を取り出す。

しかし、ベニトマトは腕を振り払い、虫眼鏡だけを破壊した。

「何ッ!?」

ヤバイ…ヤバすぎる…

こいつに勝つ為には虫眼鏡が必要…だがそれはもう壊されてしまった。

どうすれば良いんだ……

そうだ…あいつの弱点は液体。

僕は机の上のコーヒーを見つめる。

僕のファンなら何をするか分かるだろう…

そう…ヤツにコーヒーをぶっかけた。

コーヒーのかかったベニトマトは、紅い体が床に溶け出す。

だがやつもしぶとい。

溶けたあとも僕を襲おうとしている。

上半身だけの体を引きずり、僕の足首をつかんだ。

力も強い…足首に紅い指がめり込む。

まだだ…もう少し、液体があれば…

…ある……あるぞ。

ベニトマトは僕の足を登ってくる。

人間がすぐに作り出せる液体…。

僕は、[太字]唾液[/太字]をベニトマトに噴き出した。

それはベニトマトの頭を徐々に蝕む。

「[漢字]縺舌♂縺ゅ≠縺[/漢字][ふりがな]ぐぉああああ[/ふりがな]!!」

やがてベニトマトは叫びながら姿を消した。

僕は、コーヒーに濡れた床を見つめながら、思ったことがある。

「…なんてバケモンだ……」

[水平線]

これを境に、ベニトマトに襲われることはなくなった。

だが、ヤツが完全に消えたとは限らない。

キミも『[太字]紅色[/太字]』には気をつけなよ……

[大文字][中央寄せ]完[/中央寄せ][/大文字]

このボタンは廃止予定です

作者メッセージ

終わりっす

2024/02/21 11:20

ドレミファ・ソラティド ID:≫apUuJlTfKrfqg
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