カリモトリブレは紅くなる
僕はいつもの生活を送っていたはず…なんだが。
史上最悪の怪異に巻き込まれてしまった…
それは、あの恐怖の出来事の一週間後。
[水平線]
今日は、パソコンで僕なりの推理小説を書いていた。
だが…
「…え…?」
突然、パソコンの画面が真っ暗になった。
あまりにも突然すぎて、困惑している。
「…もしかして…消えた…?」
僕は大体1回で書き上げるタイプだったため今回の事態はヤバいとしか言えない…
「……また1から……」
モチベーションが下がった……今日は寝よう。
そうしてベッドに倒れ込んだまでは良かったのだが…
「…う…なんだ…」
頭の中から音が鳴っている…
なぜか甘い匂いもする…
酷い声も聞こえ始めた…
[太字][大文字]「蟶ー縺」縺ヲ縺阪◆縺橸シ�」[/大文字][/太字]
聞いたことがある……この声は…あいつだ。
思い出したくなかった…だけど思い出してしまった…
[太字]『ベニトマト』[/太字]
覚えること自体が[太字]禁忌[/太字]とされている怪異。
どうにかしなければ…ヤツは凶悪だ。
宇宙に干渉できる、人を操る、今まで出会った怪異の中でもトップクラスに危険な存在。
頭を抱えながらも、僕は外に出た、
嫌な予感を感じながらも、僕は空を見上げる。
「…ウソだろ…!?」
月が、僕に向かってきている!?
まさかこれも、ベニトマト…か。
だけど、僕の能力のほうが強い…………ぜ。
僕はポケットから虫眼鏡を取り出した、そして月にレンズを向ける。
僕はこう指で書き換えた。
[太字]『元の位置に戻らなくてはならない』[/太字]
そう書き込むと、月は徐々に上へ移動し、僕から遠ざかっていった。
とりあえず、月は大丈夫…あとはベニトマトだ。
くそ…頭がガンガン痛む…
いつでもぶっ倒れる覚悟は出来ているぜ…[小文字](いつもは語尾に『〜ぜ』なんて僕は言わない…まるで自分が自分じゃないみたいだ)[/小文字]
頭の中の厄介な声が、また響く。
[太字]「もう…繧ゅ≧少し」[/太字]
ちょっとコイツの言葉が分かる…。
古いテレビのような声で聞こえる。
……とりあえず、このベニトマトを取り除かなくては…。
ベニトマトの弱点…
前はおばあさんに水をかけられた…
ならば……
僕は空を虫眼鏡で覗く。
そしてこう書き込んだ。
[太字]『今すぐに雨を降らさなくてはならない』[/太字]
そして雨が降る。
頭が雫で濡れるたびに、ベニトマトは少しづつ頭から消えていった。
やがて完全に声が聞こえなくなったとき、雨は自然に止む。
ベニトマト…危険なヤツだな…
もしかして次も……
いや、考えるのはやめておこう。
史上最悪の怪異に巻き込まれてしまった…
それは、あの恐怖の出来事の一週間後。
[水平線]
今日は、パソコンで僕なりの推理小説を書いていた。
だが…
「…え…?」
突然、パソコンの画面が真っ暗になった。
あまりにも突然すぎて、困惑している。
「…もしかして…消えた…?」
僕は大体1回で書き上げるタイプだったため今回の事態はヤバいとしか言えない…
「……また1から……」
モチベーションが下がった……今日は寝よう。
そうしてベッドに倒れ込んだまでは良かったのだが…
「…う…なんだ…」
頭の中から音が鳴っている…
なぜか甘い匂いもする…
酷い声も聞こえ始めた…
[太字][大文字]「蟶ー縺」縺ヲ縺阪◆縺橸シ�」[/大文字][/太字]
聞いたことがある……この声は…あいつだ。
思い出したくなかった…だけど思い出してしまった…
[太字]『ベニトマト』[/太字]
覚えること自体が[太字]禁忌[/太字]とされている怪異。
どうにかしなければ…ヤツは凶悪だ。
宇宙に干渉できる、人を操る、今まで出会った怪異の中でもトップクラスに危険な存在。
頭を抱えながらも、僕は外に出た、
嫌な予感を感じながらも、僕は空を見上げる。
「…ウソだろ…!?」
月が、僕に向かってきている!?
まさかこれも、ベニトマト…か。
だけど、僕の能力のほうが強い…………ぜ。
僕はポケットから虫眼鏡を取り出した、そして月にレンズを向ける。
僕はこう指で書き換えた。
[太字]『元の位置に戻らなくてはならない』[/太字]
そう書き込むと、月は徐々に上へ移動し、僕から遠ざかっていった。
とりあえず、月は大丈夫…あとはベニトマトだ。
くそ…頭がガンガン痛む…
いつでもぶっ倒れる覚悟は出来ているぜ…[小文字](いつもは語尾に『〜ぜ』なんて僕は言わない…まるで自分が自分じゃないみたいだ)[/小文字]
頭の中の厄介な声が、また響く。
[太字]「もう…繧ゅ≧少し」[/太字]
ちょっとコイツの言葉が分かる…。
古いテレビのような声で聞こえる。
……とりあえず、このベニトマトを取り除かなくては…。
ベニトマトの弱点…
前はおばあさんに水をかけられた…
ならば……
僕は空を虫眼鏡で覗く。
そしてこう書き込んだ。
[太字]『今すぐに雨を降らさなくてはならない』[/太字]
そして雨が降る。
頭が雫で濡れるたびに、ベニトマトは少しづつ頭から消えていった。
やがて完全に声が聞こえなくなったとき、雨は自然に止む。
ベニトマト…危険なヤツだな…
もしかして次も……
いや、考えるのはやめておこう。
このボタンは廃止予定です