やろうぜ!栽培(泥遊び)委員
#1
5時間目の終わりを告げる鐘がなった。先生が「ここまで。さあ、終わりにしましょう」と言い、みんなは待ち構えたようにすくっとたった。日直が号令をかけ「ようやく終わった」という雰囲気が漂っている。
ここは、[漢字]自流[/漢字][ふりがな]しりゅう[/ふりがな]小学校の5年1組の教室だ。まだ始まったばかりの4月でみんな、疲れているのだ。5時間目は算数で眠たそうにしている生徒が多い。週に一度来てくれる講師の先生は教師というより、催眠術師のほうが向いているのだ。
休み時間になって、5年生たちは仲の良い友達と集まって、何やら話している。最初はだる~んとしていた教室の空気がだんだん活気づいてきたようだ。
他の生徒が寝るか、友達と集まるとかしている中で、1人で考え込んでいる男子生徒がいる。何を考えているのだろう。ぼーっとその生徒が外を眺めていると、もう1人、男子生徒がやってきて話しかけた。
「な、時。6時間目、委員会ぎめだぞ。どこの委員会に入るか決めているか?」
話しかけられた[漢字]湖空 時風[/漢字][ふりがな]こくう ときかぜ[/ふりがな]こと時は、考えを中断されたのだからたまったものではない。面倒くさそうに答えた。
「さあな。」
ここは、[漢字]自流[/漢字][ふりがな]しりゅう[/ふりがな]小学校の5年1組の教室だ。まだ始まったばかりの4月でみんな、疲れているのだ。5時間目は算数で眠たそうにしている生徒が多い。週に一度来てくれる講師の先生は教師というより、催眠術師のほうが向いているのだ。
休み時間になって、5年生たちは仲の良い友達と集まって、何やら話している。最初はだる~んとしていた教室の空気がだんだん活気づいてきたようだ。
他の生徒が寝るか、友達と集まるとかしている中で、1人で考え込んでいる男子生徒がいる。何を考えているのだろう。ぼーっとその生徒が外を眺めていると、もう1人、男子生徒がやってきて話しかけた。
「な、時。6時間目、委員会ぎめだぞ。どこの委員会に入るか決めているか?」
話しかけられた[漢字]湖空 時風[/漢字][ふりがな]こくう ときかぜ[/ふりがな]こと時は、考えを中断されたのだからたまったものではない。面倒くさそうに答えた。
「さあな。」
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