七等星に輝きを。
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「世界が君を貶したとして」 第一節 メランコリーは打ち消しに
今、私の目の前には人間離れしたイケメンがいる。
まぁイケメンと評するかどうかは人によるかもしれないが、少なくとも私にとってはイケメンだ。
「ねぇねぇ、次は何する〜?何でも良いよ!」
ピンクブロンドの髪、チャラチャラとした鎖のついたジーンズに、何やら派手な柄のパーカーを着こなした……
「幽霊さん」が。
なんでこんなコトになったのかと言われると、それはもう色々と厄介な説明が必要になってしまう。
しかし、何より一番困るのはコイツの性質。私の悩みの原因になってるくせに、いつも楽しそうな幽霊さんを見上げてため息を吐くと、幽霊さんの顔色が変わる。
「ん〜、どしたの〜?……まさか、また何か困ったコトでもあった?」
それならおれ、すぐにでもサラッと殺してくるけど。
あっさり言い切る「幽霊さん」の目は、真っ黒で光がない。
そう、大変に困ったコトに……
とんでもないぐらい、過保護だったのだ。
まぁイケメンと評するかどうかは人によるかもしれないが、少なくとも私にとってはイケメンだ。
「ねぇねぇ、次は何する〜?何でも良いよ!」
ピンクブロンドの髪、チャラチャラとした鎖のついたジーンズに、何やら派手な柄のパーカーを着こなした……
「幽霊さん」が。
なんでこんなコトになったのかと言われると、それはもう色々と厄介な説明が必要になってしまう。
しかし、何より一番困るのはコイツの性質。私の悩みの原因になってるくせに、いつも楽しそうな幽霊さんを見上げてため息を吐くと、幽霊さんの顔色が変わる。
「ん〜、どしたの〜?……まさか、また何か困ったコトでもあった?」
それならおれ、すぐにでもサラッと殺してくるけど。
あっさり言い切る「幽霊さん」の目は、真っ黒で光がない。
そう、大変に困ったコトに……
とんでもないぐらい、過保護だったのだ。
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