二次創作
デュエル・マスターズWIN IF ウィンとイッサの闇
とうとう白状したチアガールズの一人、アイラはぽつりぽつりと話しだした。
「……、イッサさんって、よくファルゴのやつに絡まれてますよね」
「まさかの呼び捨て。。まじか……」
いきなりファルゴを呼び捨てし始めたアイラに、二人はびっくりどころか、少し引いてしまった。どうやら、ファルゴのことはよく思っていないらしい。
「……、そうだな。よく絡まれてる。それがどうした?」
イッサは、頭が真っ白になりそうなのをなんとかこらえて、アイラの話に付き合った。
「うざいですよね?」
「そうだな」
「うるさいですよね?」
「間違いない」
「……あんなやつ、いらないですよね?」
「…………、そこまで言われていたのかあいつ……」
散々な言われように、ウィンもイッサも、苦笑せざるをえなかった。
「はは……んで? なんで闇パック集めてたの?」
「……、ここからは私が。ジェニーよ、よろしく」
今度はジェニーと名乗る子が前に出てきた。
「闇のパックを集めていた理由はね、単に、私が闇文明のカードを使ったことがあるからなのよ。名前が『ジェニー』なだけにね。主にデスパペットのカードを使っていたわ。自然文明なんかより、闇文明のほうが私たちには合うみたいで、よくここから闇のカードを引き当ててるのよ。結構出が良いからお勧めよ」
長々と説明し終わったところで、ウィンがここまでの会話をまとめ、確認の意で再度問いかけた。
「つまり、ファルゴへの鬱憤を晴らしたくって、強いデッキを創るために、闇のカードを集め始めた……ってことでいいのか?」
「そうよ、あいつを陥れるためにね」
ジェニーは平然と恐ろしことを言い始めた。
ウィンはその様子を見て、これを利用すれば、ファルゴの居場所を無くせるかもしれないと思いついた。
やはり、情報は武器だ。情報さえあれば、いくらでも戦略が考えられる。
「……、いいね。一緒にファルゴを貶めようよ。あいつうざいし、学園内で、居場所をなくしてやろう」
ウィンは、ジェニーと同じようにファルゴを貶めようと言い出した。
空気が重苦しい。ねっとりとした大気が肌にまとわりつく。
ウィンは、ダメ押しと言わんばかりに、怪しげな笑みを見せた。
「どう? 悪い話じゃないだろ?」
イッサは、またウィンの後ろで傍観している。まるで、この重たい空気感を楽しむように、薄っすらと口元を歪めていた。
「……、学園を救ったヒーロー様が、そんな事言うなんて意外だわ。それとも、ヒーローなんて仮初の姿なのかしら?」
「ククッ……。ま、そんなとこだな……。どうする?」
ジェニーたちは、その空気に酔いしれるように、歪んだ笑いを浮かべた。
「面白いじゃない、付き合うわ」
「ふふ、ファルゴなんて、いなくなればいいんだから」
ウィンの中で、着実に計画が進んでいた。
「……、イッサさんって、よくファルゴのやつに絡まれてますよね」
「まさかの呼び捨て。。まじか……」
いきなりファルゴを呼び捨てし始めたアイラに、二人はびっくりどころか、少し引いてしまった。どうやら、ファルゴのことはよく思っていないらしい。
「……、そうだな。よく絡まれてる。それがどうした?」
イッサは、頭が真っ白になりそうなのをなんとかこらえて、アイラの話に付き合った。
「うざいですよね?」
「そうだな」
「うるさいですよね?」
「間違いない」
「……あんなやつ、いらないですよね?」
「…………、そこまで言われていたのかあいつ……」
散々な言われように、ウィンもイッサも、苦笑せざるをえなかった。
「はは……んで? なんで闇パック集めてたの?」
「……、ここからは私が。ジェニーよ、よろしく」
今度はジェニーと名乗る子が前に出てきた。
「闇のパックを集めていた理由はね、単に、私が闇文明のカードを使ったことがあるからなのよ。名前が『ジェニー』なだけにね。主にデスパペットのカードを使っていたわ。自然文明なんかより、闇文明のほうが私たちには合うみたいで、よくここから闇のカードを引き当ててるのよ。結構出が良いからお勧めよ」
長々と説明し終わったところで、ウィンがここまでの会話をまとめ、確認の意で再度問いかけた。
「つまり、ファルゴへの鬱憤を晴らしたくって、強いデッキを創るために、闇のカードを集め始めた……ってことでいいのか?」
「そうよ、あいつを陥れるためにね」
ジェニーは平然と恐ろしことを言い始めた。
ウィンはその様子を見て、これを利用すれば、ファルゴの居場所を無くせるかもしれないと思いついた。
やはり、情報は武器だ。情報さえあれば、いくらでも戦略が考えられる。
「……、いいね。一緒にファルゴを貶めようよ。あいつうざいし、学園内で、居場所をなくしてやろう」
ウィンは、ジェニーと同じようにファルゴを貶めようと言い出した。
空気が重苦しい。ねっとりとした大気が肌にまとわりつく。
ウィンは、ダメ押しと言わんばかりに、怪しげな笑みを見せた。
「どう? 悪い話じゃないだろ?」
イッサは、またウィンの後ろで傍観している。まるで、この重たい空気感を楽しむように、薄っすらと口元を歪めていた。
「……、学園を救ったヒーロー様が、そんな事言うなんて意外だわ。それとも、ヒーローなんて仮初の姿なのかしら?」
「ククッ……。ま、そんなとこだな……。どうする?」
ジェニーたちは、その空気に酔いしれるように、歪んだ笑いを浮かべた。
「面白いじゃない、付き合うわ」
「ふふ、ファルゴなんて、いなくなればいいんだから」
ウィンの中で、着実に計画が進んでいた。