二次創作
デュエル・マスターズWIN IF ウィンとイッサの闇
「ん……? ここは……、俺の部屋、か……?」
目が覚めたカイザはあたりを見渡す。すぐに、例のレコードが目に写った。
「これは……? ……触ってもなんともないな。禍々しい気も失せている。どういうことだ?」
[中央寄せ]キィィィン コォォォン カァァァン コォォォン[/中央寄せ]
「しまった予鈴っ!」
その予鈴を聞いたカイザは大急ぎで授業の支度をし、ドタバタと部屋から出たのだった。
[中央寄せ][明朝体]ザザッ[/明朝体][/中央寄せ]
『あー聞こえるか?』
予鈴がなり終わったあと、イッサからインカムで通話がつながった。
ウィンはできるだけ声を小さくして、イッサと会話を始める。
「[小文字]ん……、どうした?[/小文字]」
『カイザなんだが、先程監視カメラを確認したら、大急ぎで授業に向かっていくのが見えた。時間を巻き戻してみてみたら、カイザの部屋に突然火のマナが溢れて、収まったときに、いつの間にかカイザがベットに横たわっていた』
ウィンは、報告を聞きながら窓の外を見やる。騒がしい校庭。これから体育の授業か。頬杖をつきながら、口元だけ、周りに見えないように歪めて反応する。
「へぇ……、火文明にでもいたのかな? なんとなくだけど、火のマナがいつもより強く感じる。おそらくは、レコードの呪力に飛ばされ、火文明にたどり着いた結果、カイザが宿す火のマナの強さに何らかのドラゴンが感嘆し、カイザに力を貸したんだろう。新しいカードを手にした可能性が高い。こっちの計画の気づき始めてるあたり、油断できない。監視を続行しろ」
『了解だ。一旦切るぞ』
「あぁ」
プツッ
イッサとの通話が終わり、改めて窓の外を眺める。ワイワイガヤガヤ。煩わしい。疲れきった日に限って、青空なのも忌まわしい。
(あ〜あ……。面倒事になりませんように〜っと、まぁこんな祈り誰にも届かないけどさ……)
これから始まる退屈な授業を思って、思いやられるウィン。普段から居眠り常習犯だったウィンは、授業の大まかな内容だけ理解すると、授業が終わるきっかりまで、あっさり眠りに落ちたのだった。
目が覚めたカイザはあたりを見渡す。すぐに、例のレコードが目に写った。
「これは……? ……触ってもなんともないな。禍々しい気も失せている。どういうことだ?」
[中央寄せ]キィィィン コォォォン カァァァン コォォォン[/中央寄せ]
「しまった予鈴っ!」
その予鈴を聞いたカイザは大急ぎで授業の支度をし、ドタバタと部屋から出たのだった。
[中央寄せ][明朝体]ザザッ[/明朝体][/中央寄せ]
『あー聞こえるか?』
予鈴がなり終わったあと、イッサからインカムで通話がつながった。
ウィンはできるだけ声を小さくして、イッサと会話を始める。
「[小文字]ん……、どうした?[/小文字]」
『カイザなんだが、先程監視カメラを確認したら、大急ぎで授業に向かっていくのが見えた。時間を巻き戻してみてみたら、カイザの部屋に突然火のマナが溢れて、収まったときに、いつの間にかカイザがベットに横たわっていた』
ウィンは、報告を聞きながら窓の外を見やる。騒がしい校庭。これから体育の授業か。頬杖をつきながら、口元だけ、周りに見えないように歪めて反応する。
「へぇ……、火文明にでもいたのかな? なんとなくだけど、火のマナがいつもより強く感じる。おそらくは、レコードの呪力に飛ばされ、火文明にたどり着いた結果、カイザが宿す火のマナの強さに何らかのドラゴンが感嘆し、カイザに力を貸したんだろう。新しいカードを手にした可能性が高い。こっちの計画の気づき始めてるあたり、油断できない。監視を続行しろ」
『了解だ。一旦切るぞ』
「あぁ」
プツッ
イッサとの通話が終わり、改めて窓の外を眺める。ワイワイガヤガヤ。煩わしい。疲れきった日に限って、青空なのも忌まわしい。
(あ〜あ……。面倒事になりませんように〜っと、まぁこんな祈り誰にも届かないけどさ……)
これから始まる退屈な授業を思って、思いやられるウィン。普段から居眠り常習犯だったウィンは、授業の大まかな内容だけ理解すると、授業が終わるきっかりまで、あっさり眠りに落ちたのだった。