二次創作
アニメ界隈短編
2要圭 忘却バッテリー 約800文字
「今日は頑張っちゃおっかなあ~!」
連絡先を交換したい要圭の話。
・・・
「●●さんと連絡先が交換したいです!」
三年の教室で堂々と、
あまりにも大きな声で
頭を下げてくる後輩。
そんな彼の名は要圭。
そしてその隣にいるのが
入学時から噂のイケメン
清峰葉流火だった。
階段付近でちょこちょこ
様子を見ているのは
山田太郎と藤堂葵。
平然とした態度で
興味なさげなのが千早瞬平。
いい意味でも悪い意味でも
野球部である彼らは目立つせいか
注目されているのがわかる。
どうすべきか、と
目の前の金髪を見つめて
それから友人を見つめた。
「いいじゃん♡」
間髪入れず返ってきた
最悪すぎる返事に
思わず顔を歪める。
ただ、これといった
断る理由もないため
連絡先を交換することに。
『いいよ。うん、交換しよっか』
「え!本当に良いんですか!」
「葉流ちゃん見た!?俺、え、よっしゃあああ!」
「見た。」
彼はスマホを凝視して
すごく嬉しそうに
とても喜んでくれた。
照れくさく感じつつ
それを嬉しいとも
感じられた自分に驚く。
底抜けに明るいこの後輩は
かなりタイプかもしれない。
「今日連絡してもいいですか?」
『分かった、楽しみにしてる』
すこしはにかんでみせると
これまた顔を赤くして
静かになって大人しくなる。
初心な要圭くんが
なんとも面白かった。
・・・
「え、要くんこれ脈アリなんじゃないかな?」
「残念ながら俺の目にもそう見える」
「信じられません」
こんなこと言うのは
失礼かもしれないけど
先輩はちょっと
見る目がないのかも。
現に僕ら三人は
驚きのあまり固まって
困惑したままだ。
なんせ先輩というのは
学校一かわいいと
言われている高嶺の花。
「…これで野球しなくなったらどうしよう」
「破局させますかね」
「普通に気に食わないしな」
相手すらいない童貞二人は
有頂天極まりない要圭を見て
密かに眉をひそめるのだった。
その横で、僕は
苦笑いをしてみせた。
「今日は頑張っちゃおっかなあ~!」
連絡先を交換したい要圭の話。
・・・
「●●さんと連絡先が交換したいです!」
三年の教室で堂々と、
あまりにも大きな声で
頭を下げてくる後輩。
そんな彼の名は要圭。
そしてその隣にいるのが
入学時から噂のイケメン
清峰葉流火だった。
階段付近でちょこちょこ
様子を見ているのは
山田太郎と藤堂葵。
平然とした態度で
興味なさげなのが千早瞬平。
いい意味でも悪い意味でも
野球部である彼らは目立つせいか
注目されているのがわかる。
どうすべきか、と
目の前の金髪を見つめて
それから友人を見つめた。
「いいじゃん♡」
間髪入れず返ってきた
最悪すぎる返事に
思わず顔を歪める。
ただ、これといった
断る理由もないため
連絡先を交換することに。
『いいよ。うん、交換しよっか』
「え!本当に良いんですか!」
「葉流ちゃん見た!?俺、え、よっしゃあああ!」
「見た。」
彼はスマホを凝視して
すごく嬉しそうに
とても喜んでくれた。
照れくさく感じつつ
それを嬉しいとも
感じられた自分に驚く。
底抜けに明るいこの後輩は
かなりタイプかもしれない。
「今日連絡してもいいですか?」
『分かった、楽しみにしてる』
すこしはにかんでみせると
これまた顔を赤くして
静かになって大人しくなる。
初心な要圭くんが
なんとも面白かった。
・・・
「え、要くんこれ脈アリなんじゃないかな?」
「残念ながら俺の目にもそう見える」
「信じられません」
こんなこと言うのは
失礼かもしれないけど
先輩はちょっと
見る目がないのかも。
現に僕ら三人は
驚きのあまり固まって
困惑したままだ。
なんせ先輩というのは
学校一かわいいと
言われている高嶺の花。
「…これで野球しなくなったらどうしよう」
「破局させますかね」
「普通に気に食わないしな」
相手すらいない童貞二人は
有頂天極まりない要圭を見て
密かに眉をひそめるのだった。
その横で、僕は
苦笑いをしてみせた。